Search

検索したいワードを入力してください

ペットにイモリの種類7種|イモリの飼育方法もご紹介!

初回公開日:2019年08月20日

更新日:2020年08月08日

記載されている内容は2019年08月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

イモリは北半球の大陸全域に生息する両生類であり、その寿命は比較的長いものです。日本固有種であり日本本土全域に生息するアカハライモリは初心者に最もできる種類であり、水棲両生類の飼育入門としても最適な種類だと言えます。

ペットにイモリの種類7種|イモリの飼育方法もご紹介!

イモリとは一体どんな生き物?

ペットにイモリの種類7種|イモリの飼育方法もご紹介!
※画像はイメージです
イモリは主に両生類有尾目に属するイモリ科の仲間の総称です。

日本で見かけるのは日本固有種のアカハライモリがほとんどですが、北米やユーラシア、アフリカの地中海沿岸といった北半球の大陸を中心に広く分布しています。
内容詳細
分類両生綱有尾目イモリ科
分布北半球の大陸全土及び日本
生態種によって様々(完全陸棲・水棲及び半陸棲など)
寿命20~30年
食べ物動物食(昆虫や甲殻類といった節足動物やミミズなど)

イモリの値段

日本国内に生息する種類は500~1000円程度、国外産のものだと10000円以上の値段で流通しています。

日本本土に広く分布しているアカハライモリは500円、奄美諸島・沖縄諸島に分布するシリケンイモリでも1000円程度と非常に安い値段で流通しています。

しかし国外産のイモリは値段が跳ね上がり、ペットとして最もポピュラーな種の一つのファイアサラマンダーでも直売で10000円程はします。希少な種類や個体だと数万円は軽くいくため、初心者には手軽に購入できるアカハライモリをします。

イモリの特徴

イモリは皮膚に毒を持つ種類が多いため、素手での接触には気を付けましょう。基本的に両生類を素手で触ってはいけません。

日本人に最もなじみ深いアカハライモリはフグ毒として有名なテトロドトキシンを皮膚から分泌しており、量こそ微量ですが、野生下のものを素手で触ることは推奨しません。

また、国外産イモリとして多く流通しているファイアサラマンダーは、サマンダリンという神経毒を背部の毒腺から射出することができます。

イモリの性格

もちろん個体差こそありますが基本的には温厚な性格であり、特筆するほど気性が激しい種類というものはいません。

イモリは総じて温厚な性格であり、人間に対して敵意を向けることはほとんどありません。前述したファイアサラマンダーは敵への威嚇として毒を射出しますが、飼育下ではまず見られることが無い程温厚です。

もちろん個体差はあり、飼育するにつれて各個体の性格を判別していく楽しみもあります。

イモリの寿命

イモリの寿命は20~30年程と、両生類の中では比較的長いです。

脊椎生物の寿命は大雑把に言ってしまえば、(同種間における)体の大きさに比例することが多いですが、イモリは両生類の中でも小型の種類でありながら、20年以上生きることが確認されています。

一度飼い始めたら、一番最初の個体でも人生の多くの時間を共に過ごすことになりますし、繁殖に成功していけば文字通り一生を家族ぐるみで付き合ってくれるでしょう。

イモリの食べ物

種類によって若干異なりますが、イモリの食べ物は基本昆虫などの小さな節足動物やミミズなどの小動物が主です。

野生下のイモリの多くは同じ生息域にいる昆虫などを主食としています。比較的大型な種類になるとミミズやカエルなどを捕食するものもいます。

野生の環境に近づけるという意味ではアカムシやイトミミズなどの生餌がベストですが、水質の保全などを考えると乾燥アカムシや人口配合餌などが手軽な餌としてがあります。

イモリの飼育方法

ペットにイモリの種類7種|イモリの飼育方法もご紹介!
※画像はイメージです
イモリの飼育はペットの中でも比較的簡単な部類です。飼育環境の管理にさえ気を付ければ特別難しいことない種類の生物です。

イモリは初期の飼育環境の設定さえきちんと行えば、環境維持の難易度はそこまで高くなく、環境変化による体調の変化なども起きにくい種類です。

また、小動物の飼育においてネックとなりやすい餌やりに関しても、イモリはストレスから絶食することがほとんどないため飼育の基本さえ守っていれば安心です。
飼育に必要な物かかる費用飼育方法頻度など
イモリ本体国内産:500~1000円
国外産:10000円以上
水替え3~7日に1回
飼育ケージ2000~4000円餌やり1日1回
濾過フィルター500~1000円温度管理水温20℃程度
レイアウト品500~2000円
500~1000円

イモリの飼育方法1:飼育に必要な用具

まずは飼育に必要な道具を準備しましょう。最も安価なアカハライモリの場合ですと、初期費用はおよそ10000円以内に収まります。

飼育ケージは両生類用のものが最適ですが、飼育用でないプラケースなどでも十分です。ただし、大きさだけは個体数によって適度な大きさのものを用意するようにしましょう。

また、「」水槽用濾過フィルターを設置することで水質管理が容易になるため、購入をお勧めします。

陸棲の種類の場合は陸地用の敷き砂を水部分から坂になるように敷き詰めて、水場と陸地をきちんと分けるようにしましょう。

イモリの飼育方法2:水槽の設置方法

イモリの水槽は風通しの良い直射日光の当たらない、夏場の温度変化が少ない場所に設置しましょう。

イモリは基本的には常温で問題なく生活できるため、夏場の温度上昇に対応するために設置場所はなるべく家の涼しい場所にしましょう。

また、水質管理のために水槽用濾過フィルターを使用する場合は、使用する商品の説明書をきちんと読んで利用しましょう。

イモリの飼育方法3:水替え

イモリの水替えは夏場は3日に1回、冬場でも1週間に1回に行いましょう。

イモリの水槽は餌の食べ残しや糞尿によってすぐに汚れてしまいます。そのため夏場は3日に1回、冬場でも1週間に1回に行いましょう。

水替えの仕方ですが、事前にカルキ抜きをしておいた水にイモリを移して、その後水槽を洗いましょう。洗った水槽にカルキ抜きした水を満たしたらイモリを戻しましょう。

水替えでイモリを移す際にはなるべくストレスを与えないように気を付けましょう。素手で移すのは分泌毒の問題と体温差の問題から推奨しません。

イモリの飼育方法4:餌やり

イモリの餌は市販のものを与えるのが一番です。生餌や乾燥アカムシなどもよいですが、イモリ専用に配合された専用餌があるので、特にこだわりが無いのなら素直に専用餌を与えましょう。

イモリはストレスなどで餌を食べなくなるということがほとんどないため、基本的には適量を1日1回与えるだけで大丈夫です。

ただし、陸地を用意している場合はきちんと餌場を決めておき、決められた場所でイモリが餌を食べるようにしましょう。水槽内の汚れの原因となります。

イモリの飼育方法5:温度管理

両生類全般に言えることですが、イモリの飼育では夏場の温度上昇に最も気を付けましょう。

飼育ケージを風通しがよく、直射日光に当たらない場所に置くことで夏場の温度上昇にもある程度対応可能です。それでも住宅環境によっては30℃以上になることもありますので、冷房などで25℃前後に室温を保ち、水温が上昇しないようにしましょう。

逆に冬場は水温に影響が少ないため、極端に冷えるようなことが無ければ問題ないです。ただし、南方に生息する種類などの場合はヒーターを使って水温を上げたほうが良いです。

飼いやすいイモリの種類7種

ペットにイモリの種類7種|イモリの飼育方法もご紹介!
※画像はイメージです
イモリは国内に生息する2種類が特にお手頃な価格で流通しています。特に日本本土全域に生息するアカハライモリは捕獲したものでも十分飼育できます。

対して国外産の種類のイモリはどうしても値段が高くなりますが、模様の美しさなどは非常に魅力的です。

なお紹介する価格は成体の値段です。幼体は値段が下がる傾向にあります。

イモリの種類

  • アカハライモリ
  • シリケンイモリ
  • シナイモリ
  • イボイモリ
  • ファイアサラマンダー
  • マダライモリ
  • イベリアトゲ イモリ

1:アカハライモリ

アカハライモリは日本で最もポピュラーなイモリです。日本全土に生息する種類であり、野生下のものを捕獲して飼育することも可能です。

アカハライモリは基本水棲で淡水中で生活しますが、完全水棲ではないため陸地を用意してあげましょう。陸地には隠れ家になる物を用意してあげるとそこを拠点としますので、水槽内の汚れが若干ですが減ります。

アカハライモリはフグ毒として有名なテトロドトキシンを分泌するため、素手で触るのはなるべく避けましょう。イモリ側にとっても体温差から火傷のような状態になるため徹底しましょう。

アカハライモリについて

  • 分布:日本本土全域
  • 生態:水棲
  • 特長:警戒色である赤い腹部
  • 価格:0~500円

2:シリケンイモリ

シリケンイモリは日本の南方諸島に生息するイモリです。アカハライモリと比べると少し価格が上がりますが、こちらもお手頃な価格です。

シリケンイモリは基本陸棲のため、水槽には陸地を作り湿度が高く保たれるように十分な水分を含ませましょう。

南方諸島に生息するシリケンイモリは、他のイモリと比べて低温に弱いという特徴があります。そのため冬場はヒーターなどを使って水温を20℃程に保つようにしましょう。

シリケンイモリについて

  • 分布:奄美諸島及び沖縄諸島
  • 生態:陸棲
  • 特長:幅広い形状をした尾部
  • 価格:500~1000円

3:シナイモリ

シナイモリ(チュウゴクイモリ)は中国固有種のイモリです。見た目はアカハライモリによく似ていますが、発達した耳腺と喉にできる明瞭な横皺が見分けるポイントです。

シナイモリは国外産のイモリですが、すぐ近くの中国原産のため価格は南方諸島原産のシリケンイモリと同じぐらいで流通しています。

生態などはアカハライモリとほとんど同じなため、アカハライモリの飼育方法をそのまま流用して問題ありません。

シナイモリについて

  • 分布:中国中東部
  • 生態:水棲
  • 特長:発達した耳腺と明瞭な喉の皺
  • 価格:500~1000円

4:イボイモリ

イボイモリはシリケンイモリと同様南方諸島に生息するイモリであり、天然記念物に指定されています。そのため捕獲・譲渡は法律で禁止されており、現在流通しているものは繁殖個体のみです。

絶滅危惧Ⅱ類に分類され、生息地である鹿児島県と沖縄県の両方で天然記念物に指定されているため、近年希少価値が上昇しているイボイモリは国内産のイモリですが値段は少し高くなっています。

基本水棲のシリケンイモリに対して基本陸棲のため、飼育の際はシナイモリと同様に湿度の高い陸地を用意しましょう。

イボイモリについて

  • 分布:奄美諸島及び沖縄諸島
  • 生態:陸棲
  • 特長:対側面の隆起と体表に突出する程発達した肋骨の突起
  • 価格:3000~5000円

5:ファイアサラマンダー

ファイアサラマンダーは国外産イモリとしては最もポピュラーな種類のイモリです。その特徴的な模様がであり、模様によって価格が大きく上昇する個体もいます。

ファイアサラマンダーはヨーロッパ全域の山地に生息するほぼ完全陸棲のイモリであり、古くからヨーロッパの人々に知られており、ファンタジーなどで見られる「火の精霊サラマンダー」のモデルにもなったほどヨーロッパでは有名な種類です。

国外産のイモリとしては最も多く流通している種類であり、水替えも最小限で済み飼育も容易なため、初心者にもできます。

ファイアサラマンダーについて

  • 分布:ヨーロッパ全域
  • 生態:陸棲
  • 特長:背部の特徴的な黄色系統の色からなる模様
  • 価格:10000~50000円

6:マダライモリ

マダライモリはフランス南西部からスペイン北部にかけて生息するイモリです。見た目の鮮やかさからファイアサラマンダー同様に国外産イモリの中でも特にの高い種類です。

ファイアサラマンダー同様ほぼ完全陸棲のため、飼育に関しては湿度と温度の管理さえ気を付ければ非常に容易です。

生息地が多少狭いため、価格や流通数に関してはファイアサラマンダーよりも少し手が出し辛いですが、の種ということもあって多くの販売業者が取り扱っています。

マダライモリについて

  • 分布:フランス南西部及びスペイン北部
  • 生態:陸棲
  • 特長:背部全体に広がる緑色の模様
  • 価格:20000~30000円

7:イベリアトゲ イモリ

イベリアトゲ イモリは非常に特徴的な「皮膚から肋骨を飛び出させる」という防御行動をとるイモリです。またイモリ科でも最大の大きさとなる30cmまで成長するため、大型種を飼育したいという場合はです。

大型種のため比較的高温にも耐えられますが、それでも水温が30℃を超えると危険なため、夏場の飼育には注意しましょう。

また最大の特徴である防御行動は非常に興味をそそられるものですが、再生するからといってむやみに接触して防御行動をとらせることは控えましょう。

イベリアトゲ イモリについて

  • 分布:イベリア半島及びモロッコ
  • 生態:水棲
  • 特長:敵からの接触に対してとる、皮膚から肋骨の先端を突き破る防御行動
  • 価格:10000~20000円

イモリの飼育方法や種類を知って参考にしよう!

ペットにイモリの種類7種|イモリの飼育方法もご紹介!
※画像はイメージです
イモリは日本だけでなく、世界中で古くから親しまれている両生類です。ペットとしての流通も広く行われています。

日本国内では固有種のアカハライモリや、国外産イモリのファイアサラマンダーが比較的多く飼育されており、販売店やイベントなどでは多くの情報が共有できます。

飼育のしやすさや見た目の美しさ、何より自分が一番興味を惹かれた種類のイモリを飼うことをお勧めします。

Related