シュレーゲルアオガエルの飼育方法！生態や飼う時の注意点を解説

カエルは変温動物なので冬眠をしますが、飼育する際の冬眠管理は非常に難しいです。冬場は乾燥しやすく死んでしまう恐れがあるので、ヒーターを設置し加温するようにしましょう。

水槽外側の側面に張り付けるタイプのパネルヒーターで暖めると良いでしょう。

適温は16度～24度くらいですが、住んでいる地域によって調整が必要です。

シュレーゲルアオガエルを飼いたいけど、どこで入手すれば良いか分からない人もいるでしょう。捕まえてこようにも、近くにそういった環境がないということもしばしばです。

野生のシュレーゲルアオガエルを捕獲するなら、オスが鳴き始める4月～8月頃の繁殖期に探すのがおすすめです。

その独特の鳴き声をたよりにすれば、比較的簡単に見つけることができます。水場よりも地中の小さな穴で鳴いていることが多いので、視認が難しいですが、警戒されないように静かに近づいて捕獲しましょう。

逆に繁殖期を見計らって、卵やオタマジャクシの方を捕獲し、育てるという方法もあります。

卵の段階から飼育するのは注意することも多く大変ですが、育っていく過程を見る時の感動もひとしおでしょう。

近辺にシュレーゲルアマガエルがいる環境がないという場合は、ペットショップやインターネットで購入することもできます。

費用はかかりますが、手間をかけずに入手できる方法と言えます。ペットショップでは入荷されるタイミングを見ないといけませんが、インターネットでは比較的簡単に購入できます。

値段は1,000円～1,500円程が相場となっています。

シュレーゲルアオガエルを飼育する際には注意点がいくつかあります。できる限り自然で生活している時と同じ環境を作ってあげることが大事です。

ここでは具体的な飼育方法と、飼育するにあたってどのような点を注意すればよいか解説していきます。

野生のシュレーゲルアオガエルは、水場だけではなく、木の上に登ったり、石の上に乗ったり活発に動き回ります。飼育する場合も、自然と同じような環境を作るテラリウムでの飼育がおすすめです。

植物を置いたり、石を置いたりするなどして環境を整えてあげましょう。もちろん乾燥しないように、水場を作ることも必要です。

またケージには直射日光が当たらないようにしましょう。

密閉されたケージ内では温度が上がり過ぎてしまうのと、蒸発した水蒸気の逃げ場がなくなってしまうので、生きていくことができなくなります。日当たりをよく考えて水槽の設置位置を決めましょう。

週１回程度を目安に飼育ケースの掃除をしましょう。

床材の交換は月に1回程でも問題ありません。設置している植物なども、フンやゴミなどを取り除き綺麗にします。水場の水も汚れてくるとカエルの体に悪影響を及ぼすので、小まめに取り換えましょう。

またケース自体も定期的に水洗いし、清潔な環境を維持することが必要です。