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マダライモリとは?特徴や寿命・飼育に必要なものも併せて紹介

更新日:2024年01月31日

ヨーロッパ産の両生類、マダライモリを飼ってみたいと思いませんか。この記事では、マダライモリの特徴や飼育方法について、また繫殖方法についても詳しく解説しています。これからマダライモリを飼育しようとしている方は、ぜひチェックしてみてください。

マダライモリとは?特徴や寿命・飼育に必要なものも併せて紹介

陸地と水場のレイアウトを用意

マダライモリの成体を飼う場合には、床全面に湿らせた床材を敷き、浅く水を張った水入れを埋め込むだけで充分です。水入れは、密閉容器の蓋を取ったものでかまいません。

繁殖させたい場合には、広い水場が必要になります。オスのクレストが発達してきたら、陸と水場が半々になるようレイアウトを変更してください。完全に水場で生活するようになったら、水深25cmの水場だけのレイアウトにしましょう。

産卵用の水草が必要になりますが、これを植え込むため以外の床材は不要です。植えずに重しなどで固定できれば問題ありません。

繁殖期にマダライモリの成体が水棲になると言っても、エラ呼吸に戻るわけではなく、呼吸のため水面に上がってきます。水苔を敷き詰めた浮島を用意しましょう。産卵が終われば、成体は陸に上がります。元の環境に戻してください。

卵と幼生は陸地を必要としませんが、エアレーションは必要です。また、幼生が大きくなり脚が生えてきたら、水面に出られるように足場を作ります。足場を登って肺呼吸を始めれば、成体のレイアウトで飼育できるでしょう。

エサの量と頻度はどれくらい?


ここからは、マダライモリのエサについて説明していきます。マダライモリは肉食性の両生類です。エサは与えると与えただけ食べてしまうので、量と頻度を調節しましょう。

変温動物は消化効率があまり高くありません。エサを与えすぎると消化不良で病気になることもあります。成体に与えるエサの量は、その個体の頭の大きさと同じくらい、頻度は週に2回程度です。幼体は1日に1回、食べるだけ与えましょう。

お勧めのエサ

マダライモリに適していて、入手しやすいエサは冷凍赤虫です。冷凍庫で保存できるので、とても便利なエサと言えます。ホームセンターや熱帯魚店などで入手可能です。通信販売も盛んなので、ぜひ利用しましょう。

給餌の際は、解凍した赤虫をピンセットではさみ、個体の目の前で揺らせば自然に食いつきます。

マダライモリは赤虫以外に、生餌のコオロギやSサイズのローチも好みますが、これらは栄養バランスが良くない上、サイズを維持したまま保存することができません。

そのほかの生餌にミルワームがあります。入手は楽なのですが、栄養バランスがコオロギなどより悪いです。さらに、エサを丸飲みする両生類の場合、ミルワームが内臓を食い破るなどの事故が起こるので、与えないようにしてください。

レプトミンなど人工エサに餌付いてくれると、栄養バランスが良い上、保存も楽で値段も安いため、飼い主にとっては望ましいと言えるでしょう。

エサを拒食した時の対策

マダライモリが拒食した際には、まず飼育環境をチェックしましょう。温度が22~28℃に保たれていないと食欲が落ちます。また、床材が汚れていると、自家中毒を起こしてしまうこともあり注意が必要です。

環境に問題がなければ、生餌を与えてみましょう。先に少し触れた、コオロギやローチです。健康であれば、マダライモリはこれらに食いつきます。

ただし、孵化直後と、幼体が陸に上がった直後はエサを食べないのが普通です。孵化直後は3日ほど間を空けましょう。陸に上がったばかりの個体には、積極的に生餌を与え、陸上生活に適応させます。

マダライモリの生態を理解して飼育しよう


マダライモリの生態や飼育・繁殖方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

マダライモリは低温高温に比較的強く、飼育しやすい両生類です。また、馴れてくると、飼い主を見てエサだと感じ、シェルターから出て寄ってくるようにもなります。

長生きで、ペットとして魅力的なマダライモリ、あなたも飼ってみたいと思いませんか。

初回公開日:2022年08月24日

記載されている内容は2022年08月24日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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