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ミルワームは簡単に繁殖できる?飼育方法や育てるときの注意点を解説

更新日:2024年07月11日

ミルワームの飼育や繁殖はどのようにすれば良いのでしょうか。この記事ではミルワームの飼育に必要なものに加えて、飼育・繁殖のコツと注意点についても紹介していきます。これから自宅でミルワームを飼育してみたい方は、この記事を参考にしてください。

ミルワームは簡単に繁殖できる?飼育方法や育てるときの注意点を解説
「ミルワームってどんな生き物?」
「自宅で飼うためには、何を準備したらいい?」
「お世話が難しくないのか心配」
このように、ミルワームに興味はあるけど飼育や繁殖方法の想像がつかずに、飼うことをためらってしまう人もいるのではないでしょうか。

この記事では、ミルワームがどのような昆虫であるのかの説明に加えて、飼育や繁殖させるために必要なものや注意点について紹介していきます。飼育環境や、餌として何を与えたら良いのかについても説明します。

この記事を読むことで、ミルワームに関する知識を得て、初めてでも上手に管理できるようになるでしょう。ミルワームの飼育や繁殖にチャレンジしてみたい人は、記事を参考にしてトライしてみてください。

ミルワームとは

ミルワームとは、ゴミムシダマシ科に属する甲虫の幼虫のことです。イネ科の植物を好んで食べることから、米などの穀物貯蔵庫に住みつく害虫としても知られています。

穀物を荒らす厄介な面もあるミルワームですが、屋内での生活に適しており大量に繁殖させやすいため、ヘビやカエル、小鳥などの生き餌として育てられたり、ペットとして飼育されたりすることもあります。

ミルワームの大きさ

ミルワームの大きさは、甲虫の種類によって異なります。日本でミルワームとして主に流通しているのはチャイロコメノゴミムシダマシの幼虫で、その大きさは1.5cm程度です。

一方ツヤケシオオゴミムシダマシの幼虫は、その大きさが4cmに達することもあることから、ジャイアントミルワームとも呼ばれています。

ミルワームの生態

ミルワームはまだ幼虫の状態ですので、この後蛹を経て成虫へと成長していきます。ミルワームの成虫であるゴミムシダマシ科の甲虫は、自然界ではコケや菌類のほか、朽ちた植物や生き物の死骸も食べ、乾燥した場所に生息している昆虫です。

ミルワームを成虫まで育てた場合、飛ぶかどうか気になる人もいるでしょう。結論から言うと、ミルワームは成虫になってもまず飛ぶことはありません。これは成虫の羽が体に密着していることが理由です。飼育ケース内でも床材の中に潜って過ごしている様子が多くみられます。

ミルワームの飼育に必要なもの

ミルワームを飼育してみたいと思っても、何を用意したらよいのかわからずに戸惑うこともあるでしょう。ここからは、ミルワームの飼育に必要な最低限のものを紹介していきます。

ミルワームに限らず、生き物の飼育を始めるときは、物品の準備や環境を整えることが必要です。まずは必要なものを知って、実際に飼育を始めたときの様子をイメージしていきましょう。
  • ケース
  • 床材
  • 清掃用のざる

飼育に必要なもの①ケース

ミルワームを自宅で育てたい場合、まずは飼育用のケースを準備しておく必要があります。プラスチックケースやふたを閉められる容器であれば、飼育用として問題なく使用できるでしょう。

幼虫、蛹、成虫を分けて飼育するため、ケースは前もって3つ用意しておく必要があります。ケース内の湿度が高くなるとダニが発生する可能性があるため、通気性のあるケースがおすすめです。

飼育用のケースは、身近にある店舗やオンラインショップ、100均でも販売しているため、いろいろ見比べて予算に合った値段のものを選ぶと良いでしょう。

飼育に必要なもの②床材

ミルワームの飼育には床材が必要となります。床材には小麦ふすまやパン粉がよく利用されますが、これらはミルワームの食べ物にもなることから、餌と兼用できて便利です。しかし床材だけで餌やりを済ませようとすると、栄養が偏る可能性があるため避けた方が良いでしょう。

清掃のことを考えると、床材のパン粉はざるの目を通れるくらい細かいものが良いでしょう。3~5cm程度の厚さになるように敷いてあげると、明るい所が苦手なミルワームが中に潜って隠れられるようになります。
次のページ:ミルワームの飼育環境を整えるコツ

初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年06月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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