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初心者でも簡単!フクロウの飼い方|餌/本/トイレ/温度/糞

更新日:2020年09月28日

ハリーポッターなどの映画にふくろうが登場するようになり、その魅力の虜になる方が増えてきました。実際に飼育してみたいと考える方も増加しています。ふくろうを家庭で飼育するにはどのような世話が必要となるのでしょう。初心者の方にもわかりやすく飼育法をご紹介します

初心者でも簡単!フクロウの飼い方|餌/本/トイレ/温度/糞

フクロウの飼い方

ハリーポッターの映画の世界に登場したふくろう。昨今ではたくさんんの「ふくろうカフェ」なる物も全国に登場し、ふくろうの魅力に魅了された人が続出しています。自分の家でもあのようなふくろうが飼育で来たらと夢見たことは無いでしょうか。敷居が髙そうなふくろうの飼育とはどのようなものなのか、飼育方法についてご紹介いたします。

ふくろうの飼育は簡単?

ふくろうの飼育は一見難易度が髙そうに感じるでしょう。確かに一般的にペットとして飼育されているネコやイヌのような動物と比べると、飼育方法は独特のものがあります。しかし、きちんとルールを守って飼育することで、徐々にふくろうの飼育は難しいものではなくなっていきます。

これはどの生き物を飼育するうえでも同じですので、無理せずゆっくりと準備や覚悟をしていき、完ぺきな状態でふくろうを家族の一員としてむかえてあげてください。

ふくろうの餌

小さな固体から、大きな固体まで、飼育できるふくろうにはさまざまな種類が存在しています。しかしそれらのふくろうはもれなく「肉食」として生活しています。

ふくろうを飼育する際の大きな壁がまさにこれではないかと言われるほど、食事に関しては覚悟と手間がかかります。ペットフードやドッグフードのような専用のフードは原則ありません。ふくろうは肉食ですから、ペットショップで販売されている「生餌」を与えることとなります。

生餌とはふくろうが好物としている小動物(ネズミやヒヨコ・ウズラなど)となり、ペットショップでは冷凍した状態で販売されています。これらを購入してきて、与える際は解凍後、ふくろうが食べやすい大きさにカットしてやる必要があります。ヒナの状態からふくろうを飼育するのであれば、生餌はできるだけ小さくさばいてやる必要があります。

ペットショップで購入する生餌について

先ほどお話ししたとおり、猛禽類は肉食で小動物を好んで捕食します。ですから自宅で飼育する場合も、自然に近い形での生餌を与えることとなります。

もちろん、生餌はネズミやヒヨコのような小動物だけでなく、ミルワームやコオロギのような虫でも構いません。しかし、虫だけでは絶対的にふくろうの食欲は満たされません。満たされるほど虫を与えるのは至難の業となります。

虫を与える場合は、食事と言うよりもたまのごちそうや、おやつのような気分転換の感覚で与えるのがです。

餌の回数は1日に1~2回で、一か月で換算するとおよそ5,000~10,000円程度必要となります。

栄養不足に陥らないように注意する

生餌は必ずペットショップで販売されているものを与えてください。これはふくろうの飼育の際、注意が必要となる「栄養不足」を防ぐためです。

肉食であれば人間が食べる鶏肉などを刻んで与えても大丈夫と考える方も多いようですが、これはあまりお勧めできません。なぜなら人間用に販売されている生肉は、全体の一部分にしか過ぎないからです。ペットショップで販売されている生餌は、小動物1匹まるまるの個体です。つまり部分的な肉だけでなく、内臓なども含まれているので摂取できる栄養値が全く異なるからです。

もちろん、一時的に人間が食べる肉類を与えることも悪い事ではありません。しかし、栄養不足になってしまう危険性を鑑みると、できるだけペットショップで販売されている生餌をメインとして与えるようにしてください。

ふくろうがいつでも水が飲める環境作りを

ふくろうの飼育の際、誤解されることが多いのが「水分」に関する情報です。ふくろうも生き物ですので、水分は必ず必要となります。

しかし、他の生き物に比べると水分としての摂取量は少な目であることは事実です。これを誤解してふくろうの飼育の際、水を与えなくても良いと誤解されることがあります。多くの水を与える必要はありませんが、全く与えなくてよいわけではありませんので注意してください。

ふくろうは生餌を与えますので、そこから摂取する水分でほぼ問題なく賄えています。ですが、それだけでは脱水症状を起こしてしまう可能性が出てきます。ふくろうが脱水症状を起こすことを防ぐために、いつでも好きな時にふくろうが水を飲める水入れを用意してあげてください。

水入れは、ふくろうが淵に留まってもひっくりかえらないもので、安定感を重視するのが選ぶポイントです。サイズに関しては大きすぎず、小さすぎずのものが良いでしょう。

ふくろうは水浴びが大好きなので、あまり大きい容器にしてしまうと、その中に入って水遊びを始めてしまいます。それでも問題なければ兼用するのも構いませんが、兼用してしまうと水浴びをしたら水を替えないといけなくなりますので手間が増える可能性も出てきます。

ふくろうの糞は2種類ある

生き物の飼育といえば、餌に次いで気になるのが糞です。ふくろうに限らず鳥類は部屋の中に離すなどして運動させる場合は、糞の始末に苦戦することが多くなります。

ふくろうの糞は少々水っぽいことが多く、臭いはさほどありません。ですが、とても匂いの強い糞をしてしまうことがあります。急に匂いの強い糞をすると、飼い主の方は病気ではないかと驚くほどだとも言われています。

悪臭を放つ糞とは

匂いの強い糞は「盲腸糞」と呼ばれています。一般的には草食動物が必要となる「盲腸」が、肉食獣であるふくろうになぜ存在するのかは判明していません。ですが、フクロウには「盲腸」が存在し、摂取したものは小腸を経由し、盲腸へ運ばれさらに消化活動を行います。その後排泄される糞は「盲腸糞」と呼ばれる悪臭を放つタール状のものとなります。

この盲腸糞は1日に1度、多い時は日に2~3度排せつします。粘度が非常に高く悪臭を放つので、盲腸糞を排せつしたら速やかに処理をしてください。処理した後もその場に臭いが残る可能性もありますので、丁寧に処理してしまわないといけません。

トイレ

ペットを飼育する際、トイレのしつけをすることが多々あります。しかし、ふくろうの飼育の際、トイレをしつけることは大変難易度が高いことだと考えておきましょう。

基本的にふくろうの飼育は、決められた部屋の中にゲージを置いてそこで飼育しますが、ずっと閉じ込めておくとストレスで病気をしてしまいます。下手をすると死に至る場合もあります。そこで、飼育の際はある程度まとまった時間、運動とストレス解消がてら部屋の中で放し飼いにします。ですがトイレを覚えさせるのはほぼ無理なので、部屋のあちこちで糞尿を排泄することとなります。

余り無理強いをしてトイレを覚えさせようとすると、飼い主の方を敵と認識してしまいかねませんので、トイレのしつけに関しては諦めて、掃除に専念することを選ぶのが賢明です。

温度

ふくろうを飼育する際、温度管理も重要な要素となります。ふくろうを飼育する部屋には必ずエアコンを設置しておきましょう。飼育するふくろうが寒いエリアに生息していたか、熱いエリアに生息していたかで、適温は変化します。

寒冷育ちのふくろうは暑さに弱い

寒いエリアに生息しているふくろうは、寒さへの耐性が驚くほどあります。そのため、日本の冬程度の気温なら、室外で飼育しても特に問題ないと言われています。もちろん、フクロウの飼育は原則、屋内と言われていますのであくまでも例えです。

ただその分、暑さには大変弱く、夏場などは注意深く観察しておく必要があります。部屋の温度が上がりすぎないようにすることだけでなく、十分な水分を用意しておく、好きな時に水浴びをして自ら体温を下げられるようにしておくなどの対策を講じてあげてください。

夏場の冷房に関する注意点は、ふくろうに直接冷たい風が当たらないようにすることです。人間でも直接的に長い時間風があたっていると、体力を消耗し衰弱してしまいます。これはふくろうも同じですので、風の方向にはくれぐれも注意しましょう。

どれぐらい温度を下げていいか分からない場合は、ふくろうの様子を観察するのが一番です。動きが鈍くなっていたり、食欲が減退している、飼い主の側を離れないなどの兆候が見受けられたときは、温度調整をおこなってください。

温暖育ちのふくろうも熱さには弱い?

寒冷地育ちのふくろうが寒さに強く暑さに弱いというのはイメージどおりですが、実は温暖育ち、熱帯に育ったふくろうも暑さに強いとは言い切れません。

逆を言えば、温暖地育ちの種類でも、寒さへの耐性が比較的高くなっています。大型の種類のふくろうであれば、マイナス5℃程度までは問題なく過ごせると言われています。しかし、これを超えてしまうと体温の維持を行うことが難しくなり、病気や体重の減少に繋がります。小さな固体のふくろうの場合は衰弱して死につながるリスクも出てきます。

汗腺が無いのでふくろうは汗をかきません。そのため暑さに耐えられるのはせいぜい30~35℃以下と言われています。この範囲なら大丈夫ではなく、限界を超えるラインがここであると認識しておいてください。

ミミズク

ふくろうとミミズク。名前は違いますが、生態はほぼ同じだと考えておきましょう。肉食で夜行性、ストレスを抱えやすいので発散のために部屋の中で放鳥する、温度管理に注意し、水浴びをさせてやる。飼育方法は特にふくろうとは異なりません。

ではミミズクとふくろうの違いはと言うと、見た目と鳴き声です。飼育をする際にはその差から起こる問題はありませんので、安心してください。

フクロウの飼い方で初心者が気をつけたいこと

ふくろう初心者の方が飼育する際に注意したいことは、ここまででほぼご説明しましたが、さらに補足を加えるため、準備するものや環境についてお話ししましょう。

ゲージ

ペットショップでよく見かける小さな小鳥を飼うタイプのゲージではなく、大型のふくろう専用のゲージを用意しましょう。そしてゲージ内には、必ずふくろうが身を隠せるスペースを作ってあげてください。

とにかくストレスに弱い生き物なので、身を隠せる場所があることで心を落ち着けることができます。常に何かに晒されて生活していると、あっという間にストレスはMAXに達してしまいます。

ヒーター

温度の項目でお話ししたとおり、ふくろうの飼育には温度管理が必要不可欠です。そこで室温時計も用意していただきたいのですが、ペット用のヒーターも用意してあげてください。

ふくろうは基本的に寒さに強い種ではありますが、野性を離れているとその耐性にも変化が発生します。冬の時期などはゲージや部屋の片隅にヒーターを設置しておいてあげれば、自らそこに行って暖を取る姿を見ることもできます。

止まり木

できるだけ野生に近い形の止まり木もふくろうの飼育には必要です。基本的にふくろうは1日の大半を止まり木の上で過ごします。まっすぐなものではなく、ある程度の湾曲や凹凸のある自然素材の物を用意することをいたします。

ふくろうの飼育部屋自体にもいくつか止まり木を設置してやると、放鳥の際ふくろうがあちこちに渡ることができ、良い運動となります。

革手袋とピンセット

細かなものではありますが、ふくろうを飼育するなら絶対に擁しておかないといけないのがこの二つです。

ピンセットはふくろうに餌を与える際に使用します。直に手で餌をあげると誤ってふくろうが飼い主さんの手までかじってしまう可能性があるからです。ふくろうのくちばしや爪の先端は、驚くほど鋭利な形状となっており、少し触れただけでも飼い主の方が大けがをする可能性があります。そのようなけがを最小限に抑えるためにも、餌を与える際は必ずピンセットで与えるようにしてください。

餌を与える時もですが、ふくろうの世話をする際はけがを避けるため、素手では行わないようにしてください。必ず革製の手袋を装着して世話を行いましょう。ふくろうの爪や口ばしの先端はかなりの威力がありますので、軍手などではなく革製の物にしましょう。それでも破れてしまう事もありますので、予備を用意しておくとよいでしょう。

ロスト

ロストとは、鳥類の飼育の際に使われる言葉で、放鳥の際逃げてしまうことを指しています。部屋での放鳥や屋外での放鳥は、ふくろうにとっての大切なストレス解消となりますが、ロストの可能性があることも頭の片隅に置いておいてください。

野性を失っているふくろうは、ロストすると戻ってくる可能性はほぼゼロにひとしくなります。そしてロスとしたふくろうは、餌の取り方も知らず、身を守る術も知らないまま野生の厳しい世界に放り出されることとなり、死亡率が格段にアップします。

室内で飼育しているので大丈夫と構えていても、すこしの隙間から逃げ出してしまう事はよくある話です。大切な家族の一員であるふくろうが、ロストしてかわいそうな目にあわないよう、注意してあげてください。

旅行中のフクロウの飼い方

ふくろうはイヌやネコと比べ飼育に手間がかかる生き物です。つまり旅行中にどこかへ気軽に預けるのは至難の業だと考えておいてください。

自家用車などで共に旅へと考えても、その道中にかかるふくろうへのストレスは計りしれないものとなります。ふくろうを家族の一員と思うのであれば、旅行は諦めるか自宅で慣れ親しんだ方にお世話をお願いするかのどちらかとなります。

もしどうしても家を空けないといけない場合は、ふくろうを預かってくれるところがないか、ネットで検索して問い合わせてみたり、ペットショップや獣医さんに相談してみてください。

フクロウの飼い方に関する本

ふくろうの飼育についてもっと知りたい人に向けて、ふくろうの飼育に関する本をご紹介いたします。どれもふくろうを飼育する上で大切なことがたくさん書かれていますので、ぜひ参考にしてください。

フクロウ完全飼育:飼育、品種、接し方のことがよくわかる

とにかく取り上げているふくろうの種類の多さが理由です。著者である藤井さんは、鷹匠としても活動しながらふくろうや鷲のような猛禽類を取り扱う「ホワイト・ゴス企画」の代表者でもあります。分かりやすい解説は初心者の方にもうってつけです。

フクロウの飼育方法が細かく書いてありこれから一緒に生活される方にとっては参考になる本だと思いました。いろんなフクロウの写真があり楽しい。

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フクロウ式生活のとびら: 入手方法から生活環境、食事、健康管理まで。

ふくろうをこれから飼ってみたい方にも、飼いはじめたばかりの方にもできる一冊です。実際にふくろうを飼育している方々にアンケートを行い、その結果を基に知りたいことについての情報を集めた珠玉の飼育マニュアルです。多くの飼い主さんから寄せられた、我が家のふくろうたちの写真も掲載されており、飼育マニュアルとして以外にも楽しむことができます。

フクロウの事は全く知らないがちょっと興味がある位の方を対象とした本で、実際飼われている方の話を、チョイ見せ的な本です。
フクロウについて理解を出来る本では無く、アンケート集計と写真で、フクロウを飼うとこんなに可愛いと言うのを見せてくれ創造を膨らます内容の本です。

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神秘的な魅力を持つ相棒!ふくろうを飼育しよう!

初心者でも環境と覚悟さえあればふくろうを飼育することは難しくありません。ですが、生き物を飼育するというのはふくろうに限らず大変なことです。

飼う前にきちんと覚悟をする、準備をすればあとは時間が解決してくれます。もしふくろを飼育してみたいのであれば、たくさん情報を集めて、たくさん勉強してください。迎え入れるまでにそこまで努力することができたのなら、やってくるふくろうはとても幸せ者です。

一味違った家族の一員となるふくろうと、楽しい生活を送ってください。

初回公開日:2017年11月21日

記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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