カラスの雛の販売方法・保護・飼育・里親・餌｜大きさ/色

最近ひそかに、ペットとして、じわじわのでてきたカラス。カラスの飼育や捕獲などは、鳥獣保護管理法で規定されています。ですが、捕獲方法を間違わなければ、特に飼育許可を申請しなくてもペットとして飼うことは可能な鳥です。

外国産のカラスの雛などは、ペットショップでも手に入るようですが、カラスの雛が生まれるのは6月になるので、その時期を外すと、雛カラスを手に入れるのは難しくなります。

産卵、子育て時期の6月を過ぎると、時々道ばたに雛が落ちていることがあります。もし、雛を見つけたら、まずは近くに親カラスがいないか確認しましょう。たまに、巣立ちを促すため、少し離れた場所から見守っていることがあります。見守っていると、親カラスは威嚇、攻撃をしてきますので、近くにいるときは触らずにおきましょう。

親がいない場合は、そっと両手で包んで抱き上げます。暴れる場合は、バスタオルなどを広げ雛にかぶせると、おとなしくなります。怪我がないか確認し、怪我をしていたら、すぐ動物病院に連れて行くのが最良です。

落ちている雛を保護した場合、なるべく早く栄養補給をさせましょう。カラスは基礎代謝が高いので、雛の間は1時間に1回はエサを食べます。落ちてから、時間が経過していると、拾って世話をしようとする前に、餓死することもあります。

カラスは1度に卵を2～4個産みます。巣の中で雛たちは、身体を寄せ合って体温を保つので、似たような環境を作ることが大切です。拾った時、まだ羽が生えそろってなくトゲが生えているような状態に見える場合は、保温が必要になります。室温は25度くらいに保ち、段ボールなどに緩衝材などを詰めた巣のようなものを作ってあげてください。

鳥専門の里親探しのホームページです。

頭がよく、人の言葉を理解し、雛から育てれば人間を親だと思い、なつくと言われるカラスですが、いざ育てるとなると、良いことばかりではありません。トイレの躾も難しく、カラスの習性として「物を破壊する」ということがあります。くわえる、引っ張る、引きちぎるといような行動も、日々起きます。

遊び好きのカラスは、紐の引っ張り合いなども楽しみますが、習性の一つとして「飽きやすい」というものも挙げられます。スマホや時計など、人間の身につけているものにも攻撃をしかけます。

屋内で飼うつもりなら、大型インコなどの、おおきなケージが必要です。放し飼いにするなら、家具を破壊されることも覚悟が必要です。

カラスは昼行性なので、雛のうちは日の出とともに給餌を開始し、一時間おきに給餌が必要になります。置き餌になるのは、飛べるようになってからです。

カラスは図太さも持ち合わせていますが、実は繊細でストレスに弱い鳥です。キレイ好きなため一日二回の水浴びは、冬でも必須ですし、日光浴もかかせません。個性にもよるようですが、寂しくても、空腹でも、鳴きまくってストレス発散します。

寿命は猫程度なので、家族に迎えるためには、それなりの覚悟が必要になってきます。雛から、人間に飼われたカラスは、野生に戻ることはできません。縄張り意識が強いため、他のカラスに攻撃されて命を失うこともあるからです。