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フクロウの飼育方法とは?フクロウの飼育が難しいとされる理由

更新日:2024年04月14日

フクロウカフェの普及から近年ブームになりつつある「フクロウ」。ペットとして飼育する人が増えてきました。ですが、まだまだ不透明なフクロウ飼育。「飼ってみたいけど分からないことばかり!」と不安な方もいるでしょう。ここではフクロウの特徴と飼育についてご紹介します。

フクロウの飼育方法とは?フクロウの飼育が難しいとされる理由

フクロウの生態とは?

フクロウは夜行性の鳥類の中で生態系の頂点にいる鳥です。

フクロウは肉食で主にねずみなどの小型哺乳類、小鳥など鳥類を摂食します。首を回しながら獲物を探し、発見すると柔らかい羽で羽音を立てず近づき捕えます。そしてあっという間に飲み込んでしまいます。

野生のフクロウは日中暗い林や森の中で休息し、夕暮れから夜中にかけて活動すると言われています。

フクロウの首

フクロウの首は左右に270度も回ることをご存じでしょうか?首が発達しているフクロウは、木に立ち止まったままの姿勢で、首をグルグル回し全方向を確認することができます。

フクロウの首の骨は長く、首の骨の数は、人間が7個に対して14個もあります。骨の数が多いことで首を柔軟に動かすことができ、大きな角度で回すことが可能になります。

フクロウの鳴き声

フクロウの鳴き声といえば、「ホーホー」ですが、実はこの「ホーホー」という鳴き方はフクロウのオス特有のもので、メスは「ホッホッホッ」と鳴きます。

オスが「ホーホー」と呼びかけ、メスが「ホッホッホッ」とこたえて鳴きます。

フクロウは夜行性の鳥なので、フクロウの鳴き声は夜中のほうが聞ける可能性が高いでしょう。

フクロウの種類

フクロウの種類は全世界におよそ270種類。

日本に生息する野生のフクロウは、オオコノハズク、シロフクロウなど11種類、また日本でペットとして流通しているフクロウは、コキンメフクロウ、アナホリフクロウ、アフリカワシミミズクなどおよそ30種類です。

下記に、日本でペットとしてのフクロウをまとめましたので参考にして下さい。

ペットとしてのフクロウ8種

  • コキンメフクロウ
  • アナホリフクロウ
  • メンフクロウ
  • フクロウ(ウラルフクロウ)
  • ウサギフクロウ
  • チャコモリフクロウ
  • ベンガルワシミミズク
  • アカアシモリフクロウ

フクロウの特徴とは?

フクロウには、森の猛禽類として生き抜くための特徴がたくさんあります。猛禽類であるフクロウは獲物を捕らえるため、特に首の骨と視覚がとても発達しています。

狩猟動物であるフクロウの目は、トラなどと同じく顔の中央にあり、夜間わずかな光をとらえるため丸く大きいのが特徴です。

人間のように眼球を動かすことができないので視野は狭いですが、発達した首を自由自在に回して四方を確認することができています。

フクロウとミミズクの違い

フクロウとミミズクは、生物学的にはクロウ目フクロウ科の鳥で同じ種別です。

一般に頭の左右に羽角のある種を総称して「ミミズク」と呼び、ミミズク以外の種を総称して「フクロウ」と呼びます。耳のように見える羽角ですが、これは耳ではなく飾り羽根です。

ミミズクの種類の鳥は、名前の最後に「ズク」がつくのが基本ですが、アオハズクは「ズク」が語尾につくのに羽角がありません。反対に、シマフクロウは「フクロウ」と名前についているのに羽角があります。このように名前では区別できない種類もいます。

フクロウの性格

たくさんの種類があるフクロウは、それぞれの個体によって性格も少し違います。

一般的にフクロウは知恵の象徴と言われるだけあってとても賢く、ひなの時期から記憶を長く保つことができます。赤ちゃんフクロウのうちから家庭の中で育てたほうが人間の生活環境に慣れ、人にも心を許してくれる可能性が大きくなります。

フクロウは警戒心がとても強く神経質な性格です。飼い主でも突然手を出すと攻撃されることがあるので注意が必要です。

フクロウを飼育する方法

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初回公開日:2019年08月29日

記載されている内容は2019年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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