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ジョウビタキって何の餌を食べるの?生態や特徴など徹底解説!

更新日:2024年04月14日

「ジョウビタキ」という生き物のことをご存じでしょうか。ジョウビタキとは小さな鳥のことです。この記事では、ジョウビタキについて、特徴や生態、日本に渡来する季節などについてご紹介します。また、ジョウビタキに会える場所やジョウビタキの好む餌についてもお伝えします。

ジョウビタキって何の餌を食べるの?生態や特徴など徹底解説!

ジョウビタキの主な餌は?

ジョウビタキは普段、クモ類や昆虫などを餌として食しています。しかし、餌の少ない冬場には、ピラカンサやヒサカキの実も好物として食べています。

また、落ち葉などをかき分けて、越冬している虫を探している姿を見かけることもあります。
ジョウビタキの食性は雑食ですから、季節によって食べるものが違っています。

繁殖期は栄養価の高い昆虫類を餌とし、冬になると木の実などの植物を餌とします。

ジョウビタキの餌

  1. 昆虫
  2. ピラカンサの実
  3. ヒサカキの実

ジョウビタキの餌:昆虫

昆虫といえば、冬ではなく夏の生き物というイメージがつきものですが、真冬にも当然ながら昆虫はいますから、これをジョウビタキは餌として探して食します。

昆虫の冬の過ごし方は、主に冬眠を行います。卵、幼虫、蛹(さなぎ)、成虫と形態は幾つかありますが、いずれも冷却による体の凍結を避けつつ、低温な地中、木のウロ、樹皮の下、軒下などで冬を乗り切ります。

ジョウビタキの餌:ピラカンサの実

ピラカンサは生け垣や鉢植えとして栽培される常緑低木で、数種類をまとめてピラカンサと呼んでいます。ピラカンサの実をジョウビタキは越冬時に食べられる餌として重宝しています。

日本には明治時代に導入されましたが、果実が美しく、特別な管理をしなくてもよく育つため、広く普及しています。

春に開花する花は白色で観賞価値が高く、秋には美しい果実がたわわに実り、葉は濃緑色で光沢があるので、年間を通して観賞することができます。

ヨーロッパからアジア西部が原産で、生育旺盛で、庭植えにすると3m以上に育ちます。

ジョウビタキの餌:ヒサカキの実

北海道と青森県を除く日本全国に分布するツバキ科の常緑樹です。多少乾燥した山中を好んで自生します。いかにも日本の木のようですが、原産地は中国大陸で、韓国や台湾などの中国大陸南部に見られます。

秋から初冬にかけて熟す黒紫色の実は球形で直径5ミリほどの大きさです。ヒカサキの実は水分が多く、ジョウビタキだけではなく、小鳥が好んで食べる餌となっています。

年間を通じて艶のある葉をつけるため、サカキと同様に縁起の良い木とされ、神棚へ供える玉串に使われます。サカキよりも耐寒性があり、サカキの少ない関東地方以北では本種をサカキと称することも多いです。

ジョウビタキの餌を知り実際にあげてみよう

ジョウビタキは、人をあまり恐れません。そのため、庭先や公園など、のある場所でも頻繁に見かけることができます。また、人の近くに降りてきて、餌を食べる姿を見ることも珍しくはありません。

うまく餌をあげていると、手の上に止まってくれることもあります。人をあまり恐れないことから、「バカビタキ」などと呼ばれることもあります。

庭にジョウビタキを招きたい場合は、ピラカンサやヒサカキの実などを用意し、置いてみることから始めると良いでしょう。

慣れてくれば、いつかあなたの手から餌を食べてくれることもあるでしょう。

初回公開日:2019年08月27日

記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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