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ペットとしてのカラスは販売されているのか|ペットショップ/値段

更新日:2024年09月23日

漆黒の羽が美しく、堂々としたたずまいをみせるカラスは、自然界のみで生活していると思われている方が大半です。しかし、実はカラスはきちんとした手順を踏めば、ペットとして飼育することが可能です。ではカラスはどこで販売されているのでしょう。気になる点に迫ります。

ペットとしてのカラスは販売されているのか|ペットショップ/値段

ペットとしてのカラスは販売されている?

都会でも田舎でも、あらゆる場所でその姿を見ることができるカラスですが、ペットとして飼育したいと思う方がいてもおかしくありません。ですが、カラスを飼育するには鳥獣保護法で決められたルールを守らなくてはなりません。

この鳥獣保護法は主に野生に生きる鳥などの動物を守るための目的で定められています。動物の種類によっては、保護する事すら禁止をしている場合もあります。しかし、カラスの場合はあまり難しい条件は定められていませんので安心してください。

鳥獣保護法のルール

鳥獣保護法のベースとなるルールは、野鳥を人間の飼育下、つまりペットや研究の対象として許可なく保護することを禁じるというところから始まります。これは野生の中で生きる絶対数を減らしてしまわないため、絶滅の危機から守るための大切なルールです。

このルールでは、たとえカラスなどの鳥獣保護法で定められている動物が道端で怪我をしていても、無断で保護してはいけないことになっています。もし道端で怪我か何かで動けなくなっていたら、まずはその場が属している市区町村のしかるべき課に連絡をし、保護して良いか、保護してはいけない場合どのように対応したらよいかの指示を受けます。

この連絡先については、市区町村により異なりますので、それぞれの公式サイトや、役所などに直接電話をして確認を行わなければなりません。可哀そうだからと言って、許可なく保護して連れて帰ってしまうと、場合によっては罰が課せられる可能性もあります。くれぐれも無断でその場から連れ去ることだけはしないようにしてください。

カラスの場合はどうなるのか

冒頭でお話ししたとおり、カラスも鳥獣保護法のなかで定められたものの1つです。しかしそれはあくまでも「野生」のカラスの場合にもに適用されます。つまりペットとして販売されている、ペットとして繁殖や飼育をおこなわれているカラスとは無関係となります。

ちなみに野生のカラスは「狩猟鳥獣」にも指定されていますので、許可を得て正しい手順を踏むのであれば、野生のカラスを狩ってペットとして飼育すること自体は可能です。ですが、野生化で生きてきたカラスは滅多なことでは人間に慣れることはありません。

そもそもあまりペットには適していない性格をしていますので、野生のカラスをペットにする場合は相当苦戦すること間違いなしです。

野生のカラスを甘く見てはいけない

餌を与え手なずけてそのままペットとして飼育しようと考える方もいらっしゃるようですが、それは絶対にやめたおいたほうが良いでしょう。

カラスは「害鳥」であることも忘れてはいけません。害鳥とは人間の生活に悪影響を与える鳥類のことを指しています。ペットや人間に悪さをしたり、農作物に害を与えるなど、その行動は多岐にわたります。

それに加え、カラスは集団行動をする賢い動物です。餌付けしてペットにしたいと考えていても、カラスにしてみれば格好の餌食としてしか受け取りません。餌付けに成功したと考えていたら、集団で通ってこられるようになる可能性もあります。

そのようなことになってしまうと、無断で野鳥にエサを与えていたことがばれるどころか、鳴き声や糞尿の匂いなど近隣住民への被害も発生しかねません。罰を受ける以前の問題で多くのトラブルが懸念されますので、決して野生のカラスをなんとかしようと考えないようにしてください。

カラスはペットショップで購入できるのか

カラスはペットショップで販売されています。しかし、どこのペットショップにでもいるかと言われると答えはNOです。扱いはありますが、残念なことに日本のペットショップではほとんど扱いがないのが現状です。

それでも、鳥類専門のペットショップも各地に存在しており、そこに声をかけておけばカラスが入荷した際に連絡を貰える可能性もあります。鳥類専門店となるペットショップでも、すぐにカラスをペットとして迎え入れるのは難しいでしょう。

ペットショップなどでのカラスの値段

カラスはペットとしてなかなか店頭に並ぶことはありませんが、珍しい鳥ではない事から価格は安価な部類に入ります。およそ15,000円前後で取引されています。特に珍しい種がいるわけではありませんので頑張っても20,000円を超えることは無いでしょう。

カラスの輸入販売

カラスを飼育・保護する許可を貰う

カラスと言うのはおそらくあなたの生活圏のあちこちに姿を見せているのではないでしょうか。そう考えると、野生のカラスを手続きを踏んで保護することが購入するより早いと考えるのも当然です。

ここでカラスを入手する方法の一つとして興味深い方法があります。それが電力会社へお願いするという方法です。カラスと電力会社、どこをどう繋げれば関係するのか知りたいところです。

それはカラスの習性に関係しています。都会田舎を問わず、カラスは電柱に巣をつくることが多く、電力会社の人はカラスの巣があると通報があったり、自分たちが点検などの時に発見すると、危険が起こらないようにその巣の撤去作業を行います。その時に捕獲されたカラスや、カラスの雛をペットとして分けてもらえないかと相談する方法です。

電力会社VSカラス

見上げると電柱の上のほうに、ハンガーやら木の枝やらで作られてカラスの巣があるのを見たことある方もいらっしゃるでしょう。自然の物なのでできればそのままにしてカラスの雛が巣立つのを待つのが理想ではありますが、その巣がもたらす被害は想像を超えるものとなる場合もあります。

実はカラスの巣は停電のリスクを伴うことがとても多くなります。そのため、電柱の上にカラスの巣が作られているのを発見すると、早急に電力会社の方が巣の撤去をおこなわなければ、近隣住民に停電の被害が起こってしまいます。

もちろん、カラスの巣が完成すればすぐに停電が起こるというわけではありません。しかし、リスクは最小限に抑えておかなければいけないので、電力会社の方は早急対処することになっています。

もしお近くの電柱の上にカラスの巣を見つけた場合は、速やかに最寄りの電力会社へ、カラスの巣ができていることを連絡してあげましょう。

実際はカラスを電力会社から譲り受けることは難しい

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初回公開日:2017年11月23日

記載されている内容は2017年11月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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