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ペンギンの口の中が気持ち悪い理由・口の中の構造

更新日:2024年04月06日

みなさんは、ペンギンの口の中がどうなっているか、ご存知でしょうか。あの可愛いペンギンからは想像もできない、おそろしい口の中になっています。しかし、見た目は気持ち悪い口の中ですが、気持ち悪いだけでなく、ペンギンにとって大事な機能が備わっているのです。

ペンギンの口の中が気持ち悪い理由・口の中の構造

ペンギンの口の中は可愛くない事実

水族館や動物園で見ると、よちよち歩きで、ふっくらとした癒される存在の可愛いイメージのペンギンですが、実は口の中が恐ろしい構造になっているのをご存知でしょうか。あの可愛い見た目とは裏腹な、恐ろしい口の中はどうなっているのでしょう。

口の中はギザギザ

ペンギンの口の中は、一般の鳥たちと違いたくさんのギザギザがくちばしの内側にあります。まるで剣山です。口を開いているところを近くで見ることができたら、ギョッとするでしょう。食べ物を食べようとして口を開けた瞬間のペンギンは、普段のペンギンからは想像もできないくらい恐ろしい生き物に見えます。

ペンギンの口の中が気持ち悪い理由

ペンギンの口の中は、なぜ気持ち悪いのでしょうか。普段口の中をのぞくことはありませんが、飼育員さんは、毎日口の中をのぞいているのですから、どんな仕組みになっているか知っています。ペンギンの口の中はただ気持ち悪いだけではなく、ちゃんとした理由があって見た目は気持ち悪いけれど、すごい構造になっています。

ペンギンの口の中は、魚を飲み込む時に魚がにげないような構造になっています。トゲトゲが魚を逃さないような仕組みになっています。ペンギンの口の中には、無数のトゲが生えています。このトゲのおかげで、ペンギンはつるつるとした魚をしっかり飲み込むことができます。

ペンギンの口の中の構造

ペンギンの口の中の構造を説明していきます。ペンギンが食事しているところを見る機会があったら、ぜひ見てみてください。必ず頭かから飲み込んでいます。なぜ頭から飲み込むかというと、しっぽから飲み込むと、魚のうろこがひっかかってしまい、うまく飲み込むことができないからです。

頭から飲み込むことで、つるつるとした魚が口の中から逃げずに、しっかり胃の中におさめることができるよう素晴らしい構造になっています。空を飛ぶことよりも海で食べものを探すようになり、進化したペンギンの口のなかの構造も、空にいては食べられなかった魚をたくさん食べられるに進化しました。

ペンギンの口の中をのぞいてみると、歯は生えていませんがたくさんのトゲトゲがあります。くちばしは、フック状になっており、つるつるとした魚も、しっかりと捕まえる事ができるようになっています。このくちばしが、歯のような代わりをしています。とはいえ、人間や哺乳類の歯とは全くちがうので、このくちばしで魚をかみ砕いたりすることはできません。

トゲ

ペンギンの口の中には、たくさんのトゲトゲが生えています。具体的には、口の中の下と上あごののどの奥に向かってトゲが生えています。ペンギンたちは、魚などを頭から丸呑みします。丸呑みするときにこのトゲがひっかかるので、つるつるした魚も、逃さずに飲み込む事ができます。

このたくさんのトゲが、ペンギンの口の中を見たときに、びっくりするほど気持ち悪い見た目になっている原因です。しかし、このトゲのおかげでペンギンたちはつるつるした魚も、逃すことないようつるりと飲み込みお腹を満たすことができます。

ペンギンが食事する様子を見ることがあれば、食事風景をよく観察してみましょう。上手に魚を頭から、つるりと飲み込んでいる様子が見られます。

ペンギンの生態おまけ

ペンギンの食事

ペンギンが生活しているのは海の中というわけで、海の生き物を食べて生活しています。オキアミなどの甲殻類やイワシやアジのような小型~中型の魚、イカやタコなどを主な食べ物として、食しています。

イワシやアジは、お互いの距離を把握しながら普段群れをなして生活しています。みんないっせいに方向転換して泳ぐので、ペンギンたちは群れのままでは、魚を捕まえて食べる事ができません。では、普段どうやって魚を捕食しているのでしょうか。

魚の群れの中に白黒のペンギンたちが現れると、魚たちの群れはびっくりして群れの形が乱れます。その乱れたところを狙って、ペンギンたちは魚を捕食します。ペンギンたちは、普段一匹では魚を捕まえる事はしません。ペンギンたちも群れで行動し、みんなで食べ物を捕食します。

いったいどのくらい食べるの?

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初回公開日:2017年11月10日

記載されている内容は2017年11月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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