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2017年11月10日

ペンギンの口の中が気持ち悪い理由・口の中の構造

みなさんは、ペンギンの口の中がどうなっているか、ご存知でしょうか。あの可愛いペンギンからは想像もできない、おそろしい口の中になっています。しかし、見た目は気持ち悪い口の中ですが、気持ち悪いだけでなく、ペンギンにとって大事な機能が備わっているのです。

ペンギンの口の中が気持ち悪い理由・口の中の構造

ペンギンの口の中は可愛くない事実

水族館や動物園で見ると、よちよち歩きで、ふっくらとした癒される存在の可愛いイメージのペンギンですが、実は口の中が恐ろしい構造になっているのをご存知でしょうか。あの可愛い見た目とは裏腹な、恐ろしい口の中はどうなっているのでしょう。

口の中はギザギザ

ペンギンの口の中は、一般の鳥たちと違いたくさんのギザギザがくちばしの内側にあります。まるで剣山です。口を開いているところを近くで見ることができたら、ギョッとするでしょう。食べ物を食べようとして口を開けた瞬間のペンギンは、普段のペンギンからは想像もできないくらい恐ろしい生き物に見えます。

ペンギンの口の中が気持ち悪い理由

ペンギンの口の中は、なぜ気持ち悪いのでしょうか。普段口の中をのぞくことはありませんが、飼育員さんは、毎日口の中をのぞいているのですから、どんな仕組みになっているか知っています。ペンギンの口の中はただ気持ち悪いだけではなく、ちゃんとした理由があって見た目は気持ち悪いけれど、すごい構造になっています。

ペンギンの口の中は、魚を飲み込む時に魚がにげないような構造になっています。トゲトゲが魚を逃さないような仕組みになっています。ペンギンの口の中には、無数のトゲが生えています。このトゲのおかげで、ペンギンはつるつるとした魚をしっかり飲み込むことができます。

ペンギンの口の中の構造

ペンギンの口の中の構造を説明していきます。ペンギンが食事しているところを見る機会があったら、ぜひ見てみてください。必ず頭かから飲み込んでいます。なぜ頭から飲み込むかというと、しっぽから飲み込むと、魚のうろこがひっかかってしまい、うまく飲み込むことができないからです。

頭から飲み込むことで、つるつるとした魚が口の中から逃げずに、しっかり胃の中におさめることができるよう素晴らしい構造になっています。空を飛ぶことよりも海で食べものを探すようになり、進化したペンギンの口のなかの構造も、空にいては食べられなかった魚をたくさん食べられるに進化しました。

ペンギンの口の中をのぞいてみると、歯は生えていませんがたくさんのトゲトゲがあります。くちばしは、フック状になっており、つるつるとした魚も、しっかりと捕まえる事ができるようになっています。このくちばしが、歯のような代わりをしています。とはいえ、人間や哺乳類の歯とは全くちがうので、このくちばしで魚をかみ砕いたりすることはできません。

トゲ

ペンギンの口の中には、たくさんのトゲトゲが生えています。具体的には、口の中の下と上あごののどの奥に向かってトゲが生えています。ペンギンたちは、魚などを頭から丸呑みします。丸呑みするときにこのトゲがひっかかるので、つるつるした魚も、逃さずに飲み込む事ができます。

このたくさんのトゲが、ペンギンの口の中を見たときに、びっくりするほど気持ち悪い見た目になっている原因です。しかし、このトゲのおかげでペンギンたちはつるつるした魚も、逃すことないようつるりと飲み込みお腹を満たすことができます。

ペンギンが食事する様子を見ることがあれば、食事風景をよく観察してみましょう。上手に魚を頭から、つるりと飲み込んでいる様子が見られます。

ペンギンの生態おまけ

ペンギンの食事

ペンギンが生活しているのは海の中というわけで、海の生き物を食べて生活しています。オキアミなどの甲殻類やイワシやアジのような小型~中型の魚、イカやタコなどを主な食べ物として、食しています。

イワシやアジは、お互いの距離を把握しながら普段群れをなして生活しています。みんないっせいに方向転換して泳ぐので、ペンギンたちは群れのままでは、魚を捕まえて食べる事ができません。では、普段どうやって魚を捕食しているのでしょうか。

魚の群れの中に白黒のペンギンたちが現れると、魚たちの群れはびっくりして群れの形が乱れます。その乱れたところを狙って、ペンギンたちは魚を捕食します。ペンギンたちは、普段一匹では魚を捕まえる事はしません。ペンギンたちも群れで行動し、みんなで食べ物を捕食します。

いったいどのくらい食べるの?

ペンギンたちは、一日にどのくらい食べるのでしょうか。ペンギンたちは、一日に2回魚などを食べます。そして、あのかわいい見た目とはうらはらに、毎日平均400gもの魚などを食べています。あのぷっくりした体形を維持するためには、毎日たくさん食べないといけません。

寒い地域に生息しているペンギンたちは、たくさんの脂肪をたくわえておかないといけません。このくらいたくさん食べないと、あの体型を維持することはできません。

ペンギンの羽

一般的な鳥たちの羽は、空を飛ぶために、中身が空洞になっており、柔らかくなっています。しかし、ペンギンたちの羽は、泳ぐために骨の中身はぎっしり詰まり、例えるなら一枚の板のようになっています。この羽を『フリッパー』と呼びます。水中をはばたいても折れることのない構造になっています。

フリッパーのおかげでペンギンたちは、水中でものすごいスピードで泳ぐことができ、水中から高くジャンプして、崖にのぼったりすることができます。

なぜ飛べないのか

なぜ、ペンギンは空を飛ぶことができないのでしょうか。先ほど説明したとおり、ペンギンの羽は飛ぶことよりも泳ぐことに特化しています。空を飛ぶよりも海に潜る方が、食料をたくさん得ることができるからです。ペンギンは飛ぶことよりも海に潜り、素早く泳ぎ、食べ物をたくさん捕食できるようにするため、羽が進化しました。

ペンギンの羽は退化したともいわれていますが、環境に適応するため、ペンギンたちが生活をしやすいよう進化をしていったということです。一般的な鳥たちは、体が軽くないと空を飛ぶことができないため、脂肪もつかないようになっていますが、ペンギンたちは、逆に脂肪をたくさんたくわえています。

体重が重くなることで、水中で猛スピードで泳ぐことも、水中から高くジャンプすることもできるようになりました。これは、立派な進化といえます。

泳ぐことと飛ぶ事を選んでいたら

みなさんは、エトピリカという生き物をご存知でしょうか。見た目もペンギン少し似ているエトピリカは、泳ぐこと・飛ぶことの両方ができます。しかし、一般的な鳥たちは、優雅に羽を広げて空をとぶことができるのに比べ、エトピリカは激しく羽をはばたかせ続けないと、空を飛ぶことができません。

また、水中を泳ぐときは羽をはばたかせると、水の抵抗が大きくなっていまうので、羽を少しすぼめた状態ではばたきながら泳ぎます。エトピリカたちは、切り立った岩棚などで子育てをします。空を飛ぶことと、泳ぐことの両方ができるからこその場所です。こういった場所は外敵が近寄りづらいため、子育てにとても適しています。ペンギンたちが空と海、二つを選んでいたらエトピリカになっていました。

ペンギンの口の中って

ペンギンの口の中は、すごい構造になっていました。見た目はちょっと気持ち悪くておそろしいですが、捕った魚を逃さないためのすごいシステムになっていました。海の中で食べ物を探すために、泳ぎに特化した体に進化したように、くちばしもたくさん食べて脂肪を蓄えるために、進化してゆきました。

口の中はちょっと恐ろしいですが、見た目は可愛いペンギンです。みなさんも、水族館や動物園で、ペンギンが食事をするシーンを見かけることがあったら、ぜひ、口の中をチェックしてみてください。なかなか口の中までよく見えることはありませんが、ひょっとしたら見えるでしょう。

水族館や動物園によっては、ペンギンの口の中の構造やペンギンの生態を詳しく説明してくれる所もあるので、ぜひチェックしてみてください。
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