鳥の交尾の仕組みや方法・産卵までの流れ｜時間/どうやって

現在世界で発見されている鳥の中で交尾をしない種類の鳥は存在しません。ただし、繁殖するにあたって適した環境でない場合や、好みのパートナーがいない場合は交尾をしないという個体も存在します。

また、ペットとして飼育されている鳥の中では普段人間の中で生活しているので自分も人間だと思っており、交配させようと同種の鳥を連れてきても交尾をしようとしないものもいます。そのため、交尾をさせたくても鳥が交尾をしない場合は種類の問題というよりもその個体自身になにか問題があるということが言えるでしょう。

鳥は交尾の最中にキスをすることがありますが、この種類なら確実に交尾中にキスをするという確証のある鳥はおらず、その個体によってキスをするものとしないものがあります。

また、鳥の中には求愛行動としてキスをものも多く存在します。キスをする鳥の種類はたくさんありますが、有名なものではインコや文鳥、ハトなどもくちばしを合わせてキスをする動作がよく見られます。

鳥は求愛行動だけではなくあいさつなどのコミュニケーションとしてキスをすることがあるので、鳥にとってのキスはあいさつや親愛の証と言えるでしょう。

鳥はキスの他にもさまざまな方法でお互いに愛情表現を行います。特に鳥類のオスはメスに尽くすタイプが多く、発情期ではメスに口移しで食べ物を与えたり、常に一緒に行動したりと非常に献身的です。特にメスに餌を与えるのは自分が餌を見つけたり捕獲する能力があることをアピールするためと言われています。

多くの鳥は発情期になると、より良いパートナーを見つけるためにアピールとして甲高く大きな鳴き声を発します。そのため、鳥が大きな声で元気に鳴いている時は発情期のサインであることが考えられます。

しかし、鳥の交尾中の鳴き声は普段の鳴き声とあまり変わらず、上の動画のようにピッピッと短く鳴き声を上げます。

鳥は非常に愛情表現豊かな生き物で、上記で紹介したつがいであるパートナーに対する愛情表現だけでなく、ペットとして飼育している場合では飼い主の肩にとまったり、飼い主のために歌を歌ったり毛づくろいをしようとしたりとさまざまな方法で愛情を示してくれます。

鳥と人間は繁殖の方法などは異なりますが、好きな相手を喜ばせようと色々な愛情表現を行うところは共通していると言えるのではないでしょうか。