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ツバメの寿命と生態との関係|生理的寿命/渡り鳥/冬

更新日:2020年03月06日

暖かくなると、日本へ渡ってくるツバメの寿命は知っていますか?家の軒下などに巣を作り、昔から巣を作る家は繁栄すると言われ大切にされています。ツバメの寿命や生態を知って、知識を深めましょう。とっても可愛いツバメについてご紹介します。

ツバメの寿命と生態との関係|生理的寿命/渡り鳥/冬

ツバメの寿命

一般的寿命

ツバメは産卵の時に3~7個の卵を産みます。全てふ化しても巣から落ちてしまったり、猫や蛇などの天敵に襲われて寿命を迎えるヒナもいます。ツバメは1日1個のペースで出産するので、後の方に出産したヒナは生育が不良になる傾向があります。小さなヒナは餌をもらえず、巣立ちすることなく寿命を迎えます。

無事に巣立ちを迎えたヒナは、飛び方の練習をします。飛び方の上手くない若鳥は、カラスや猛禽類の獲物となり寿命を迎えます。研究結果によると、半年後の渡り迎える季節まで生き残れるヒナは、約13%と言われています。

ツバメは、産まれた場所から最初の旅を終えて、目的地に到着できたら大人の仲間入りができます。そして、巣作り、産卵、子育てをして、1年でこのサイクルを2回します。ツバメの平均寿命は1年半、一生で渡りができるのは2~3回です。とても厳しい環境で生きていることが良くわかります。

生理的寿命

ツバメの生理的寿命は、15~16年と考えられています。しかし、1年間で寿命をむかえる個体が60~70%と高いので、ツバメの平均的寿命は1年半となります。若くして命を落とす個体がとても多いため、生理的寿命まで生き延びられない事が多いです。

ツバメの生態と寿命との関係

ツバメは、春になると日本にやって来る渡り鳥です。春になると北にやって来るツバメですが、日本などの営巣地は南の越冬地に比べて高緯度にあります。この地に渡るには訳があります。

春の日本は南より寒い地域ですが、南の暑い環境は散った葉や倒れた木が微生物によって分解されてしまいます。土になる前に分解されてしまうので、熱帯雨林などでは土壌が痩せてる所ばかりです。

しかし、寒い地域では、散った葉や倒木が分解されにくく、低い温度によって有機物を分解するため微生物の増殖が制限されます。分解されず地表に積もった有機物は、肥沃な土壌を作ります。

冬が終わり春をむかえると、地表の有機物は豊かな栄養源となり大量の虫を発生させます。まさにツバメにとって好環境であり、子育てに適した地域です。繁殖のために虫を求めて北へと飛んできます。渡りをするのは、寿命を延ばすためでしょう。

通常ツバメは、日本が冬の時は暖かい地方へ渡ってしまい姿を見る事ができません。しかし、中には温暖化の影響で越冬する「越冬ツバメ」がいます。軒下などにねぐらを作って、冬を越します。

夜になって気温が下がると身を寄せ合って、温めあって生活をしています。越冬ツバメについては謎が多いですが、シベリアから来たツバメではないかと考えられています。冬はとても寒く餌も少ないため、寿命が短く中には死んでしまうツバメもいます。

暖かい地方

ツバメは日本が冬の間はマレーシア、ベトナム、フィリピン、インドネシアなど暖かい地方に生息しています。ツバメの体温はとても高いので、寒い地域ですと命を落とす危険があるからです。少しでも寿命を延ばすために、渡って生活をしています。

渡り鳥

ツバメは渡り鳥です。春になると見ることのできるツバメは、日本で生まれたツバメではありません。日本が冬の間に暖かい南の地方で繁殖をして、北半球が夏になると日本へ渡ってきます。2000~3000キロほど離れた暖かい地域で育ち、日本までやって来る身体能力をもったツバメは素晴らしい鳥です。

ツバメは、平均時速40~50kmの速度で飛びます。最大速度は、200kmに及ぶスピードで飛ぶ事ができます。飛んでいる時は、太陽の位置を目印にして渡っていきます。明るい昼間のうちに飛んで、太陽の位置で方角を決めて飛びます。

山並みや海岸線など特徴的な地形に沿って飛んでいき、しっかりと記憶をしていると考えられています。

ツバメの産卵

ツバメの卵は、約18~19mmです。黄色っぽい白色をしており、茶色の斑点模様をしています。この斑点は、全部の卵が違う斑点になっており、親鳥が自分で産んだ卵を確認するためだと考えられています。

産卵時期は4~7月ごろで、年に1~2回産卵します。一度に3~7個産んで、1日に1個ずつ産み落とします。産んだ卵はオスとメスで交互にあたため、約13日後にふ化します。生まれたヒナは、オスとメスで分担して育てますが、メスの分担率が90%とかなり多いです。

巣の種類

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初回公開日:2018年01月11日

記載されている内容は2018年01月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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