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チャボってどんな鳥なの?チャポの生態と特徴・飼育方法を紹介

更新日:2024年06月12日

小柄でチョコチョコと歩く姿が可愛らしいチャボは、国の天然記念物ですが、ペットとして飼育することができます。江戸時代から品種改良がおこなわれており、多くの品種が存在しています。外観の美しさと人懐っこくておとなしい性格から、みんなに親しまれてきた鳥です。

チャボってどんな鳥なの?チャポの生態と特徴・飼育方法を紹介

チャボの歴史

チャボは江戸時代、現在のベトナムがある場所に17世紀まで存在していたたチャンパ王国から貿易商や朱印船を通じて日本へ入ってきたとされています。

江戸時代から品種改良され、容姿や鳴き声を楽しむ観賞用、ペットとしての愛玩用に多くの種類が存在しています。

名前の由来は、チャンパもしくはチャンパ王国の住人の呼び名のチャム人が訛ってチャボと呼ばれるようになったとされています。

チャボは昭和16年8月1日に国の天然記念物に指定されていますが、ペットとしての飼育は可能です。

日本のチャボは、現在海外でジャパニーズ・バンタムと呼ばれており、ボクシングのバンタム級の名前の由来ともなっています。

チャボの特徴

小柄で可愛らしい外観を持つチャボは、昔から愛玩用や観賞用の鳥としてがあります。一般のニワトリよりも小柄のために飼育するときも場所をとらずに飼育できます。

性格は人懐っこくておとなしいです。オス同士のチャボの場合は例外ですが、チャボ同士で喧嘩することはほとんどありません。

チャボの主な特徴

  • 多くの品種が存在している
  • 小柄な体つき
  • 観賞用、愛玩用として親しまれている
  • 高いところが好き
  • 仮母の能力を備えている

1:品種

チャボの品種は羽毛の色や柄、とさかの色と形状で細かく分類されています。現在の品種は25品種存在しています。

チャボの外観はオスとメスとで多少違いますが、品種はオスの外観をもとにして分けられています。

代表的なチャボの品種としては、全身が白色の「白」、全身が黒色の「黒」、白色の体に尾が黒色の「桂」、体が白色と黒色がまだらで碁石のようにみえる「碁石」があります。

とさかによる違いとしては、トサカや肉垂が大きい「たいかん」、トサカや肉垂が大きく尾羽が短い「だるま」、肉垂がが被毛に覆われている「おきな」があります。

2:大きさや体重

チャボの体重は、オスとメスで多少異なります。平均体重はオスが約700g、メスが約610gです。

採卵用として知られている白色レグホンは平均体重が2㎏です。チャボは一般的なニワトリと比べると3分の1程度の小柄な体つきをしています。

3:見た目の特徴

チャボは漢字では「矮鶏」と書きます。この「矮」という文字には、背丈の低い、小柄なものという意味があります。

「矮」が表す意味と同じようにチャボは背丈が低く小柄で、直立した尾羽で短い脚が特徴的です。

羽毛や尾羽は艶やかで光沢のある美しい色をしています。羽色ととさかの形状は品種によって異なります。

愛くるしい外観と美しい羽根を持つことから、観賞用や愛玩用を目的に古くから親しまれ飼育されています。

4:飛行について

ニワトリは飛ばない鳥といわれていますが、まったく飛べないわけではありません。

チャボが遠くまで大空高く羽ばたいて飛んでいくことは考えにくいですが、30m~100mくらいなら飛ぶことができます。

また、チャボは高いところが大好きです。外敵から身を守る手段でもありますが、木の枝に止まって体をやすめたり睡眠をとるこがあります。飼育するときには、止まり木の設置も考えておくとよいでしょう。

5:寿命

チャボの寿命は平均して約7~10年前後といわれています。場合によっては15年以上長く生きている個体も存在します。

長寿には飼育環境も大きく関わっています。飼育環境に気を配った適切な飼育をすれば、10年以上生きている長寿を望むこともできるでしょう。

6:用途

チャボは仮母として優れた能力を備えています。仮母とは卵を温めない親鳥の代わりに卵を抱き孵化させることです。

チャボが卵を抱いているときに他の鳥類の卵と入れ替えて孵化させます。もともと卵を抱く習性のないアヒルやキジの仮母としても重宝されていました。

小柄で可愛らしい外観から愛玩用としてもがあり、また、美しい毛色や鳴き声を楽しむための観賞用としてはコレクターも存在します。

チャボの飼育方法

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初回公開日:2019年08月16日

記載されている内容は2019年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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