トビの特徴や生態とは？トビは人の食べ物を狙う迷惑な鳥なのか？

トビは非常に警戒心の強い動物です。群れを作らず単独で行動する動物ですので、万が一があっても仲間が助けてくれることはありません。それゆえに警戒心を強めて危険な状況に陥らないようにしています。

人間のような比較的自分よりも大きい動物相手には滅多に近づきません。ゆえに狙われやすいのは食べ物を持っている小さい子供や小型のペットたちです。

基本的に警戒心が強く人に近寄らない動物であることがわかれば、簡単に対策することができます。いたずらに怯えるのではなく、トビの特徴をしっかり理解して事故の防止に努めましょう。

「トビがタカを産む」「トビに油揚げを攫（さら）われる」など日本にはトビにまつわることわざが多く存在します。

トビはタカの仲間であることは上述しましたが、そうなるとトビとタカを比較しているのはどういうわけなのだろうと思わず考えてしまいます。

当時はタカの方が優秀な動物として考えられていたということでしょう。

トビに油揚げを攫（さら）われるということわざは、自分の財産や褒美を思いもよらず他人に持っていかれてしまう状況の例えです。

大昔から日本人はトビに何かしらの食べ物を奪われていたのだなと想像すると、どこか親近感を覚えます。

トビは人を襲う恐ろしい動物だというイメージが、この記事で払拭されたことでしょう。

本来人を好んで襲う動物ではなく、むしろ人を避けて生きていきたいとすら感じられる動物であるということが分かりました。

正しい知識があれば、動物の被害は最小限に食い止めることができます。トビは魅力的な動物であることを知った上で、彼らをどのように守り、それと同時に我が子を守る術を考えていきましょう。