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ウミアイサってどんな鳥?ウミアイサの生態や鳴き声などの特徴紹介!

更新日:2023年10月20日

日本には、冬鳥としてわたってくるウミアイサについて、「カワアイサとの違い」「オスとメスの違い」「分布」「食べ物は小魚」「鳴き声」といった特徴と日本でみられる場所を中心にまとめました。非常に魅力的なウミアイサについて、理解を深めるためにもぜひ読んでみてください。

ウミアイサってどんな鳥?ウミアイサの生態や鳴き声などの特徴紹介!

ウミアイサの特徴4:小魚を狩って食べる

ウミアイサの食性は動物食です。海中に潜水して10cmくらいまでの小魚やシャコやカニなどの甲殻類を狩猟して、海上に浮上してから丸のみにします。

ウミアイサのくちばしは細長く、先っぽが鉤になっていて、狩猟した魚をしっかりと挟むのに役立ちます。このくちばしは潜水して魚を狩猟するのに適した形をしています。

なお、カモの仲間で魚食なのはアイサ類のみです。ちなみに、ウミアイサのヒナは、淡水の水生昆虫を食べて育ちます。

ウミアイサの特徴5:鳴き声

ウミアイサは、あまり鳴かない鳥ですが、たまに、「クヮッ クヮッ」や「コロー」といった鳴き声を発します。

この鳴き声が聞こえてきたら、あたりを見渡してみてください。ウミアイサが近くにいるかもしれません。

ウミアイサを観察するには

ウミアイサを観察したいときには、どのようにしたらよいのでしょう。ウミアイサがよく見られる場所は、海でも比較的水深が浅い部分、例えば、河口や海岸沿い、内湾などです。

ウミアイサは群れで行動していることが多い鳥なので、潜水を繰り返している群れを見つけたらチェックしてみてください。

また、干潮時に干潟が出現する場所は、満潮時に行くとウミアイサを近くで観察できる可能性もあるため要チェックです。

日本で見られる場所

ウミアイサは、冬鳥として日本に渡って来るため、秋の終わりごろから春の初めごろまで見ることができます。

ちなみに「アイサ」の語源は「アキサ(秋沙)」で秋が去ってから飛来することに由来しています。地域的には九州以北の海の上や海岸近くの浅瀬、河口、内湾で見られます。

曽根干潟や狭山湖、羅臼などが有名な飛来地ですが、ここでは、関東地方のポイントとして葛西臨海公園、ふなばし三番瀬海浜公園、平磯海岸の3カ所をご紹介します。

関東のポイント

  1. 葛西臨海公園
  2. ふなばし三番瀬海浜公園
  3. 平磯海岸

関東のポイント1:葛西海浜公園

葛西臨海公園では、公園の海沿いの広い範囲、例えば西なぎさや旧江戸川沿いなどで見られる可能性があります。

また、西なぎさに干潟が出ているときには、西なぎさの外側または旧江戸川が要チェックのポイントとなります。

なお、葛西臨海公園の鳥類園のスタッフが野鳥情報をブログで発信しているので、出掛ける前にウミアイサの飛来状況をチェックしておきましょう。

関東のポイント2:ふなばし三番瀬海浜公園

ふなばし三番瀬海浜公園には干潮時には広大な干潟が出現するため、ウミアイサを探すときには満潮時を狙っていくのがよいでしょう。

探す範囲が広いため、フィールドスコープや高倍率の双眼鏡を持っていくと見つけやすいです。

また、干潟が出現している場合には、公園の両端にある堤防から外側を探してみてください。なお、堤防の先は、風が強いことが多いため防寒対策をしっかりしていくことが必須です。

関東のポイント3:平磯海岸

平磯海岸では、堤防の上からの観察になることが多いため、運が良ければ、ウミアイサをかなり近くで見られる可能性があります。

ウミアイサを探す時は、平磯海浜公園から北側を探してみてください。また、平磯海岸から少し北に進んだ磯崎海岸もウミアイサを見られる可能性が高いため、あわせて探してみましょう。

ツンツン頭のウミアイサを観察してみよう

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初回公開日:2019年08月27日

記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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