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アオサギとシラサギの違いとは?それぞれの特徴や見分け方について紹介

更新日:2023年11月02日

川や田んぼで見かけるアオサギとシラサギですが、違いを知りたいとお思いの方もいるでしょう。本記事ではアオサギとシラサギの生態や種類と見分け方、人間との関係性について紹介しています。身近な鳥であるサギについて詳しく知りたい方は参考にしてください。

アオサギとシラサギの違いとは?それぞれの特徴や見分け方について紹介
「近所で見かけるサギにはどんな種類がいるの?」
「アオサギとシラサギの違いは何?」
「サギの生態を知りたいなあ」
川や田んぼ、海岸の浅瀬などで優雅に立っている姿を見かけることが多いアオサギとシロサギですが、体格や羽の色以外にはどのような違いがあるのかわからないとお思いの方もいらっしゃるでしょう。

この記事ではアオサギとシラサギとはどのような鳥なのか、違いや見分け方を解説し、またアオサギとシラサギの間で繁殖はできるのか、人間との共存についても紹介しています。

この記事を読むことでアオサギとシラサギについての理解が深まり、身近な存在として親しみを感じられるでしょう。

アオサギやシラサギを日頃よく見かける方や生態を知りたい方、野鳥が好きな方はぜひ参考にしてください。

シラサギとは?

川や田畑で見かける白いサギのことを一般的にシラサギと呼びますが、実は「シラサギ」という名の鳥は存在しません。

シラサギとは見た目が白いサギの総称で、具体的にはダイサギ、チュウサギ、コサギのことを指します。また、冬に羽が白くなるアマサギや、クロサギで白い羽を持つ個体もシラサギと呼ばれることがあります。

アオサギとは?

アオサギとは、コウノトリ目サギ科アオサギ属に分類される鳥です。

全長は約90cm、羽を広げると約180cmあり、日本で繁殖する大型のサギだと言われています。

肩から尾にかけて青みがかった灰色の羽を持つことから名付けられ、成鳥になると冠羽と呼ばれる長い羽が後頭部に現れるのが特徴です。
  • 水深の浅い場所で餌を採る
  • 繁殖は一夫一婦制
  • 「渡り鳥」なのか「留鳥」なのか

水深の浅い場所で餌を採る

アオサギは肉食で、川や海辺、田んぼの浅瀬にいる小魚や爬虫類、虫などを主食にしています。

浅瀬に静かに立って獲物を探し、長いくちばしを素早く水面に入れて捕らえる姿を見たことがある人もいるでしょう。食欲旺盛で、小鳥のヒナやヘビなども食べ、他の鳥がとらえた獲物を横取りすることもあります。

繁殖は一夫一婦制

アオサギの繁殖期は4~7月頃で、林の木の上などに集団で「コロニー」と呼ばれる巣を作って産卵します。

アオサギは一夫一婦制で仲が良く、交代で卵をあたためたりエサを集めたりするなど、一緒に子育てをするのが特徴です。

卵は約26日で孵化し、およそ2カ月で巣立ちます。幼鳥のうちは全身が灰色で、約2年で成鳥と同じ姿に変わります。

「渡り鳥」なのか「留鳥」なのか

アオサギの主な生息地はユーラシア大陸とアフリカ大陸です。涼しい場所で繁殖し、南下して越冬しますが一年中見られる地域もあるため、渡り鳥か留鳥かの扱いは異なります。

日本では沖縄を除く全国に生息していますが、北部地方のアオサギは九州で越冬することが確認されています。一方、本州と四国のアオサギは渡りをしないのが一般的です。

アオサギとシラサギの違い

日本でよく目にするアオサギとシラサギの違いを見ていきましょう。

アオサギの背中の羽は青みがかった灰色ですが、シラサギは全身ほぼ白色です。

体格にも違いがあり、アオサギの全長は約90cmですがシラサギの方が小柄です。それぞれの全長はコサギが約55cm、ダイサギは約80cmです。

アオサギとシラサギの見分け方は?

次のページ:アオサギやシラサギについての疑問

初回公開日:2022年07月30日

記載されている内容は2022年07月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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