「キーウィ」という鳥の生態7つ|特徴的な性格や分布など
更新日:2024年07月22日
生態5:森の王の使いといわれている
ニュージーランドの先住民・マオリ族の伝承では、キーウィは「森の王の使い」と呼ばれています。
虫に食い荒らされて弱った木々を守るため、森の王の兄である空の王は、地上で虫を食べて森を守ってくれる鳥を求めていたところ、名乗り出た鳥がキーウィでした。
地上に降りるには翼を失うことになるのにも関わらず、犠牲を顧みず自ら進んで地上に降りたキーウィの様子を見て、王たちはキーウィに賛辞を贈ったといわれています。
虫に食い荒らされて弱った木々を守るため、森の王の兄である空の王は、地上で虫を食べて森を守ってくれる鳥を求めていたところ、名乗り出た鳥がキーウィでした。
地上に降りるには翼を失うことになるのにも関わらず、犠牲を顧みず自ら進んで地上に降りたキーウィの様子を見て、王たちはキーウィに賛辞を贈ったといわれています。
生態6:虫や果物を食べる
キーウィは主に、虫や果物を主食としています。
昆虫の幼虫やクモ・ムカデなどの多足類やミミズ、果実を好んで食べます。地面や倒木などに長いくちばしを差し込んだり、突いたりして食物を探します。
昆虫の幼虫やクモ・ムカデなどの多足類やミミズ、果実を好んで食べます。地面や倒木などに長いくちばしを差し込んだり、突いたりして食物を探します。
生態7:嗅覚と触覚が発達している
キーウィは、嗅覚と触覚が発達しているという特徴があります。
キーウィのくちばしの先端には鼻腔があるので、地面や倒木に潜む昆虫の匂いを敏感に感じ取ることができます。また、センサーのような働きをするヒゲも生えており、くちばしに昆虫やミミズなどが触れた途端、すかさず捕らえて持ち上げます。
キーウィは視力が弱く夜行性なので、暗い中食物を探すために嗅覚と触覚が発達したといわれています。
キーウィのくちばしの先端には鼻腔があるので、地面や倒木に潜む昆虫の匂いを敏感に感じ取ることができます。また、センサーのような働きをするヒゲも生えており、くちばしに昆虫やミミズなどが触れた途端、すかさず捕らえて持ち上げます。
キーウィは視力が弱く夜行性なので、暗い中食物を探すために嗅覚と触覚が発達したといわれています。
ユニークな鳥を知りたい人におすすめの本
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キーウィは見た目がとてもユニークな鳥ですが、世界にはキーウィ以外にもユニークな鳥が多数生息しています。見た目はもちろん、生態や特殊な能力を持った鳥など多種多様です。
「変な鳥 ヤバイ鳥」という本は、世界中のユニークな鳥について詳しく知ることができる本です。この本は、ユニークな鳥が美しい写真とともに独自の目線で解説されています。ユニークな鳥の世界に興味がある人に本です。
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キーウィは絶滅危惧種?
キーウィはニュージーランドの国鳥として人々に親しまれていますが、野生のキーウィの数は減っており、絶滅が危ぶまれた時期がありました。
ニュージーランドにはキーウィの天敵となる動物がほとんどいませんでしたが、農地開発や家畜の放牧、食用として乱獲されたり、イヌやネコ・オコジョなど、人為的に持ち込まれた動物による捕食によって、野生のキーウィの数が一気に減少しました。
ニュージーランドにはキーウィの天敵となる動物がほとんどいませんでしたが、農地開発や家畜の放牧、食用として乱獲されたり、イヌやネコ・オコジョなど、人為的に持ち込まれた動物による捕食によって、野生のキーウィの数が一気に減少しました。
キーウィは復活しつつある
絶滅の危機に瀕していたキーウィですが、ニュージーランドではキーウィの数を増やすためにさまざまな取り組みが行われた結果、徐々に個体数が増加傾向にあります。
野生のキーウィが多く生息する地域を保護するだけでなく、キーウィを繁殖し森へ返すプロジェクトもニュージーランド各地で行われています。このような活動が積極的に行われた結果、減少傾向にあったキーウィは徐々に数を増やしつつあるといわれています。
野生のキーウィが多く生息する地域を保護するだけでなく、キーウィを繁殖し森へ返すプロジェクトもニュージーランド各地で行われています。このような活動が積極的に行われた結果、減少傾向にあったキーウィは徐々に数を増やしつつあるといわれています。
キーウィを守るためにできること
野生のキーウィの数は徐々に増加傾向しつつありますが、キーウィを守るためには行政や自治体の活動のみならず、幅広い人の理解が必要です。
野生のキーウィが生息している地域は保護地区として管理されているところがほとんどですが、万が一野生のキーウィに遭遇したら、触ったり捕まえたりしないようにしましょう。また、森や川にゴミを捨てたり、ペットを放して遊ばせたりしないようにしましょう。
野生のキーウィが生息している地域は保護地区として管理されているところがほとんどですが、万が一野生のキーウィに遭遇したら、触ったり捕まえたりしないようにしましょう。また、森や川にゴミを捨てたり、ペットを放して遊ばせたりしないようにしましょう。
キーウィについて知識と理解を深めよう
初回公開日:2018年11月12日
記載されている内容は2018年11月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。