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猫が背中を丸める5つの理由|猫の気持ちを感じとってあげよう

更新日:2024年03月06日

猫は日常生活の中でさまざまな仕草をします。それが猫の表現方法の一つであり、飼い主とのコンタクトをとる手段と言っても良いでしょう。表現のひとつに猫が背中を丸める仕草があり、なぜ背中を丸めるのかいくつかの理由を詳しくご説明します。

猫が背中を丸める5つの理由|猫の気持ちを感じとってあげよう
猫の耳が後ろに伏せているが、耳先は上向きになっている状態は「イライラしている」「構わないでほしい」など、少し機嫌が悪い時の仕草です。

何か不快に思うことが周りにあって気になりイライラするときこのような行動をします。飼い主はあらゆる猫の感情を理解しなければいけません。

背中を丸める格好で耳先が上を向いける際は見守ってあげることも必要です。猫はとても感受性豊かな動物であり、気持ちをストレートに耳や背中やしっぽなどで表現するので、気持ちの変化をしっかり観察することが大切です。

耳の感情表現5:ピンとたてて左右に動かす

耳をピンとたてて左右に動かす場合は、気になる「音」の出所がどこなのかを探っているときに示す仕草です。

「どこで何か動いている」「あの音は何?危険なものなのか?」など音の正体が分からないことへの「恐怖心」や「警戒心」などから耳をあちらこちらに向けて、情報を取り入れようと神経質になっている状態です。

このような時は音の出所を探して、何が音の正体なのか教えてあげることで猫は安心し、飼い主との信頼関係も深まるでしょう。

背中を丸める格好で耳をピンと左右に動かす仕草をよく観察することで次第に理解できます。

ヒゲの感情表現

猫のヒゲはとても敏感で、あらゆるものを察知しているアンテナのような機能を持っています。

耳を動かしたり背中を丸める仕草で気持ちを表現すると同時にヒゲの動きにも注意が必要です。猫がヒゲで表す感情を、飼い主はしっかり理解する必要があります。

ヒゲの感情表現1:上向きになっている

猫もひげが上向きになっているときの感情は「嬉しい時」「楽しい時」などの気分がとても良い時を示しています。

ヒゲの角度が「10時10分」の角度であれば、かなりテンションが上がり飼い主とのコミュニケーションをとりたいと思っているタイミングとも言えます。

猫は身体全体で表現する動物です。背中を丸める仕草ですり寄ってきたりヒゲの動きをよく観察し、飼い主は猫のシグナルを見落とさずしっかり遊んであげたり、甘えてきた時はたっぷりの愛情で可愛がってあげるとよいでしょう。

そうすることで猫との信頼関係も深まるはずです。

ヒゲの感情表現2:広がって前方を向いている

猫のヒゲが前方を向いて広がっているときは、とても好奇心旺盛になっており「遊びたい気持ち」と同時に「何があるのか?」興味を持っているときと言えます。

ヒゲがアンテナの代わりになって周囲の状況を理解しようとしたり、情報を収集するために集中しているときなどによく見られます。猫はいろいろなことに興味を示す動物です。

安心している室内であっても突然知らない訪問者が来ると、警戒し興味を示して探ります。ヒゲの動き一つや背中を丸める仕草で猫の気持ちが理解できるよう飼い主は日頃から観察が必要です。

ヒゲの感情表現3:横いっぱいに広がっている

猫のヒゲはあらゆることを察知するアンテナのような機能を持ちます。横いっぱいに広がっているときの猫の感情は「警戒」「狩りモード」を示し、神経を研ぎ澄ましながら周囲の状況を把握しようと横いっぱいにアンテナを広げているのです。

背中を丸める格好で獲物を狙う時などは、このようなひげを広げる動きをすることが多いでしょう。

ヒゲ先には感覚神経が集中しており、相手との距離感を計測したり、環境の変化をしっかりと感じ取る役割を担っているのです。

ヒゲの感情表現4:下向きに垂れる

猫のヒゲが下向きに垂れているときは、日頃活躍している「ヒゲアンテナ」の機能が停止している状態と言えるでしょう。

猫がリラックスしているときや、眠い時、何もやる気が出ていないときに、このようなヒゲが下向いている状態が多くみられます。

この状態の猫は非常に安心しているため、飼い主との生活環境が快適で、安心している精神状態だということが判断できます。

猫が背中を丸くして、ゴロゴロと喉を鳴らしている無防備な状態で気持ち良さそうな時にヒゲを見てみると、ヒゲも下がっているはずです。

しっぽの感情表現

猫は身体のあらゆる部分を使って感情を表現します。背中を丸める仕草をしたり、ヒゲの動きや、耳の動き以外にしっぽもまた猫の感情を表す大切なパーツと言えるでしょう。

ここではしっぽの動きについて詳しく説明します。

しっぽの感情表現1:ピンとたてる

猫がしっぽをピンと垂直に立てる仕草があります。これは猫が「甘えているとき」「うれしいとき」「かまって遊んでほしいとき」に見せてくれる仕草のひとつです。

ご飯を食べたいときや、飼い主に甘えたいとき、遊んでほしいときなど、しっぽをピンと立てて寄ってきます。

飼い主はエサを与えるタイミングや遊ぶタイミングを見逃さず、猫がすり寄ってきた際は、きちんと愛情をもって答えてあげるようにすることで、お互いの「信頼関係」をより深めることになるでしょう。

しっぽの感情表現2:垂らして左右に振る

猫がしっぽを垂らして左右にゆらゆらと振る仕草は「思案中」を表しています。猫はとても好奇心旺盛な生き物と言われていますが、一日中ゴロゴロと寝ている姿も多く見受けられます。

一見何も考えていないように見える猫ですが、猫自身はさまざまなことを考えています。背中を丸める格好と併せてしっぽを左右に垂らして振るには訳があります。

「今日一日何をしようか」「天気も良いし昼寝しようか、散歩しようか」など、これから何をしようかなと考え、次の「行動」を思案しているときの仕草と言えるでしょう。

しっぽの感情表現3:大きくゆったり振る

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初回公開日:2019年08月17日

記載されている内容は2019年08月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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