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左右で色が違うのはなぜ?オッドアイの猫の原因と特徴を紹介

更新日:2024年09月15日

オッドアイの猫がどういうものか、ご存じでしょうか?「聞いたことはあるけれど、見たことはない」あるいは「どのようなものかあまり知らない」という方もいらっしゃるでしょう。非常に神秘的なオッドアイの猫について、その原因や特徴などを詳しくご説明していきます。

左右で色が違うのはなぜ?オッドアイの猫の原因と特徴を紹介
オッドアイになる原因には、先天性のものと後天性のものがあります。先天性の場合は、遺伝子変異が原因です。なぜ遺伝子変異が起こるのか、その理由はさだかではありません。

後天性の場合は、事故や病気などで手術をしたことが原因となることがあるそうです。目のメラニン色素が減少し、オッドアイになることがあると言われています。

人間のケースでは、既に亡くなった著名人のデヴィッド・ボウイが事故により、右目が青、左目はヘーゼルのオッドアイになりました。

遺伝

オッドアイが遺伝するのかどうかということについては、現在のところ、はっきりしたことが分かっていませんが、白猫に多く現れる傾向があります。

オッドアイが多く現れる猫種であるジャパニーズボブテイルは、ブルーアイを持つオッドアイのが特に高いため、ブリーダーによっては選択交配で生まれる確率を高くしています。

オッドアイの猫の特徴

オッドアイだからといって、ほかの猫と比べて性格が異なるわけではありません。甘えん坊だったり、クールな性格だったりといろいろな性格があります。

しかし、身体的なものとして、オッドアイの猫にはオッドアイを持たない猫と異なる特徴をいくつも持っています。それではどのような特徴があるのでしょうか、詳しく見ていきます。

オッドアイの猫の特徴

  1. 特に白猫に多い
  2. 25%の確率
  3. 青色のオッドアイが多い

オッドアイの猫の特徴1:特に白猫に多い

なぜ白い猫にオッドアイが多いのかというと、先天的な理由として、白い毛の猫が生まれるための遺伝子のメカニズムと関係があります。

白い猫の毛が白くなるのは、白猫が持っている毛を白くするためのW遺伝子が原因です。この遺伝子は優性なので、ほかの毛の色を決定する遺伝子を持っていたとしても、その働きを全て抑えてしまいます。

また、W遺伝子はメラノサイトという色素を作る細胞の働きも抑制するため、色素が少なくなり猫の被毛が白くなります。

オッドアイの猫の特徴2:25%の確率

オッドアイは、基本的にはどのような猫にも発症する可能性があります。白猫、黒猫、キジトラ、サバトラなどにも発症します。

その中でも特に白い猫や、白い毛の面積が広い猫に多く見られ、その確率は全体の約25パーセントといわれています。

これはオッドアイを生じる原因が、白猫が持つ遺伝子の働きに由来しています。

オッドアイの猫が現れやすい純血種として、ターキッシュバン、ターキッシュアンゴラ、ジャパニーズボブテイルがあります。

オッドアイの猫の特徴3:青色のオッドアイが多い

猫の目の色や毛の色は、メラノサイトという色素細胞の量によって決まります。白い毛の猫が持っているW遺伝子は、このメラノサイトを抑制する働きをもっています。

W遺伝子の働きで色素細胞が抑制され、毛の色が白くなり、目も同じ理由で色素細胞が抑制されるため青くなります。

色素細胞が少ないと青く見えるのは、空が青いことと同じ理由でレイリー散乱と呼ばれる現象です。

青い色素を持っているため青い目になっているのではなく、色素が少ないため青く見えるという状態です。

オッドアイが現れやすい3つの品種

オッドアイは、基本的にはどのような猫にも現われる遺伝子の変異です。白猫に多く現われるほか、特徴的に現われやすい品種がいくつか存在することが分かっています。

オッドアイが現れやすい品種は、ターキッシュバン、ターキッシュアンゴラ、ジャパニーズボブテイルの3つです。これら3つの品種がどのような猫なのか、詳しく見ていきます。

オッドアイが現れやすい3つの品種

  1. ターキッシュバン
  2. ターキッシュアンゴラ
  3. ジャパニーズボブテイル

オッドアイが現れやすい3つの品種1:ターキッシュバン

次のページ:オッドアイの猫の寿命

初回公開日:2019年08月22日

記載されている内容は2019年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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