左右で色が違うのはなぜ？オッドアイの猫の原因と特徴を紹介

ターキッシュバンはトルコを原産とする猫で、バンパターンと呼ばれる独特の被毛を持っています。胴体は白一色で、耳の周辺としっぽだけになんらかの色がついています。

目の色は琥珀色か青い色で、オッドアイが現れることがあります。オッドアイを持つ猫に多く見られる聴覚障害ですが、ターキッシュバンは聴覚障害が生じにくい猫種です。

これはターキッシュバンの被毛が白色に有色なのではなく、有色に白色であることが関係しています。

こちらもトルコ原産の猫の一種で、しっぽが長くふさふさとしており、被毛は素晴らしい手触りの長毛で、白い色が代表とされています。

白い長毛の優美な姿は、ヨーロッパや世界中の貴族に愛され、中世フランスではマリー・アントワネットの愛猫としても知られていました。

その性格は自由が好きで束縛を嫌い、「歌いながら歩く猫」「バレリーナのような猫」と称されることもあります。目の色は青、琥珀、緑、そしてオッドアイが見られます。

ジャパニーズボブテイルは日本の土着の猫を由来とする猫の一品種で、招き猫のモデルとも言われており、ポンポンのように丸くなったしっぽが特徴です。

性格としては順応性が高く、賢くて物分かりが良く、人間によくなれます。べたべたと甘えてくることは少ないようで、大人っぽい性格と言えます。

被毛は白、赤、白と赤黒の三毛など多様です。目の色も毛の色に応じていろいろありますが、やはり白い毛を持つ場合にオッドアイが現れることがあります。

大変残念なことに、オッドアイの猫は短命であると言われています。オッドアイの原因が先天的な遺伝子異常である場合、聴覚障害を持っている傾向が高いからです。

特に白い毛で青い目のオッドアイの猫は、青い目の方の耳が難聴になりやすい傾向があるという調査結果があります。

室内で飼育されている場合は別ですが、野生で生きていく場合に聴覚に障害があると、外敵に気づくのが遅れて身を守ることができないなど、危険を察知できなくなってしまいます。

それらの理由から、オッドアイの猫の寿命は短命であると言われています。

オッドアイを持つ猫は、オッドアイを持たない猫に比べて特徴があることがわかりました。そのような特徴のある猫を飼うときは、どのようなことに気をつけたらいいのでしょうか。

一般的な猫にはない特徴を持っているオッドアイの猫を飼うとき、気をつけることがいくつかあります。どのようなことに気をつける必要があるのか、詳しくみていきます。

メラニン色素は紫外線を防ぐという大切な役割を持っています。メラニン色素が少ない動物が紫外線を多く浴びると病気になりやすいことが、これまでの研究でわかっています。

オッドアイの猫は、そのメラニン色素が少ないため日光に弱い体質を持っています。ほかの猫種に比べ、紫外線の影響を受けやすく強い日差しに弱いことが多いそうです。

猫のお気に入りの場所をチェックし、直射日光があたらないようカーテンをしめたり、キャットタワーなどは光があたらないような場所に置くなどの工夫が必要です。

聴覚障害を持っているオッドアイの猫は、屋外では外的が近づいてきても気づくのが遅れ、事故にあうリスクが非常に高いです。

オッドアイの猫は紫外線にも弱いため外で飼うことは紫外線を多く浴びることになるため、健康にも悪影響があり危険です。

少しでも危険を減すため、室内飼いにするのが良いでしょう。普段は室内飼いをしていても、飼い主のちょっとした油断から脱走するリスクもゼロではありません。

窓や玄関などの出入り口には、猫が脱走しないよう何らかの対策をしておくことをします。

耳が聞こえにくいことから、オッドアイの猫は警戒心が強くなりがちです。ちょっとしたことにも驚き、ストレスを感じてしまいます。

急にだっこしようとする、大きな声をだす、寝ている時にいきなり触るなど、オッドアイの猫を驚かせるような行動は控えましょう。

そのような人間の思いやりのない行動や、騒がしい環境での生活がオッドアイの猫にとっては大きなストレスになってしまいます。

オッドアイの猫がゆっくり安心して過ごせるような環境を作ってあげることが大切です。