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猫を拾った時のやるべきこととは?成猫と子猫の育て方の違い

更新日:2023年12月09日

自力では生きていけなそうな猫や、助けを求めている猫と出会ってしまったら、連れ帰りたくなるという人は多いのではないでしょうか。猫好きならなおさらですよね。もしそんな猫に出会い、実際に拾った場合にどうするべきか、注意点をまとめてみました。

猫を拾った時のやるべきこととは?成猫と子猫の育て方の違い

猫を拾った時の注意点

道端で猫を見かけたことがないという人はいないでしょう。夏前や冬前のシーズンにはか弱い子猫が多くなりますし、怪我をしている猫や、病気の猫は年中います。

目の前にか弱い子猫や、病気や怪我で困っている猫がいたら、連れ帰ることもあるでしょう。拾ったあとにやるべきことを心得ておくことで、適切な対応ができ、拾った猫にもあなたにもいい結果をもたらします。

猫を拾った時の注意点1:まずは動物病院へ連れて行く

拾った猫について、何も知らない状態がほとんどです。相手のことを何も知らない状態では、どう対応していいのか分からないでしょう。

健康状態や年齢、何に注意しなくてはならないか、エサは何を与えればいいのかなど、拾った猫に対しての対応方法を知るために、動物病院へ連れて行くのは必須です。

お世話に必要なアイテムについても、近くのペットショップやペットグッズ販売店を教えてもらえることがあります。

適切な飼育のため、不安なことは小さなことでも獣医に相談しましょう。

猫を拾った時の注意点2:本当に野良猫なのか確認する

首輪がなくても、外にいたとしても、迷い猫や外飼いの猫という可能性もあります。飼い主が探している場合がありますので、近所や動物病院に問い合わせてみましょう。

また、地域猫という猫もいます。今までその猫を心配して世話していた人たちに、「うちで引き取ります」と伝えておきましょう。ほとんどの人が、地域猫が飼い猫になるのを望んで活動していますので、元の場所に戻すよう言われることはないでしょう。

地域猫は、耳の先がサクラの花びらのようにカットされていることがあります。全国的なマークなので、チェックしましょう。

猫を拾った時の注意点3:体温確保をする

猫は寒がりな生き物です。冬場にストーブの前から動かなかったり、コタツの中で眠っているのは、ただ寒いのが嫌いだというわけではありません。

特に子猫の場合は自分で体温調節ができないので「とにかくまず保温」と言われています。

成猫でも、寒さは苦手です。体調不良に陥ったり、そもそも健康上の問題がある場合には、さらに問題が悪化する可能性がありますので、環境を整えてあげましょう。

猫を拾った後にするべきこと

実際に猫を拾ったら、具体的に何をすればいいのでしょうか。猫の健康のため、飼い主がトラブルに巻き込まれないため、長期を想像して行動していきましょう。

拾った猫を幸せな飼い猫にし、一生を共に暮らすためにやることはたくさんありますが、パニック状態になる必要はありません。必要最低限のやることリストは、以下のとおりです。

猫を拾った後にするべきこと

  • 野良猫なのか確認
  • 動物病院で検査
  • 猫の成長具合に合わせた食事を与える
  • トイレのしつけをする
  • お風呂には入れない
  • 寝床を作ってあげる
  • 先住猫がいる場合は部屋を隔離する

猫を拾った後にするべきこと1:野良猫なのか確認

猫は、法律上では誰かの持ち物です。

緊急の場合を除き、他人の持ち物を拾って帰ってはいけません。どうしてもの場合は治療を受けさせ、その後飼い主が見つかれば引き渡しましょう。その際、治療内容を飼い主に教え、猫の体に何が起こったのかを伝えます。

拾った猫が明らかに野良猫という確証がない場合は、警察署へ届出をします。一定期間が過ぎれば、拾った猫の所有権は拾った人間へ正式に移ります。

また、行方不明猫である可能性も考えて、保健所へも連絡をしましょう。飼い主から保健所へ問い合わせがあった場合、連絡してもらえます。

猫を拾った後にするべきこと2:動物病院で検査

拾った猫は、目に見えないところで健康に問題を抱えている可能性を考えましょう。当面の治療だけでなく、検査が必要です。

拾った猫には、高い確率でノミやダニがいます。シャンプーでは取れませんので、できればその場で駆除してもらいましょう。

その他にも、ミルクやエサの選び方、薬のあげ方など、聞くべきアドバイスは山ほどあります。年齢や性別によって、今後の通院予定を立てましょう。ちなみに、動物には健康保険がありませんので、全額負担となります。

猫を拾った後にするべきこと3:猫の成長具合に合わせた食事を与える

猫に必要なカロリーは年齢や体重、状態によってまったく違います。

カロリーを計算して与えるのは難しいので、それぞれにあったエサを与えれば大丈夫です。ペットショップやドラッグストアでは、それぞれの年齢や状況にあったエサを販売しています。

パッケージを良く見て「総合栄養食」と記載があるものを選びましょう。総合栄養食以外のエサの場合、それのみでは必要な栄養素が取れません。

パッケージに注意書きがありますので、よく読んで選びましょう。

猫を拾った後にするべきこと4:トイレのしつけをする

次のページ:猫の成長具合とお世話の方法

初回公開日:2019年08月01日

記載されている内容は2019年08月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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