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猫のルーズスキンはなぜ必要?お腹の脂肪とルーズスキンの見分け方

更新日:2024年01月16日

猫の下腹部に、ダボっとしたたるみを発見したことはありませんか?そのたるみは、肥満だけでではなく、「ルーズスキン」である可能性があります。猫のルーズスキンとは何なのか?本当に脂肪じゃないの?など、猫のルーズスキンについて解説します。

猫のルーズスキンはなぜ必要?お腹の脂肪とルーズスキンの見分け方

ルーズスキンができやすい猫2:ベンガル

ベンガルは、ヒョウ柄が美しく、のある猫種です。イエネコとベンガルヤマネコの交配種で、野生に近い性質を受け継いでいるとされています。

ルーズスキンは、猫が野生化で生きていくために備えている物です。外敵の攻撃や冷えから腹部を守るためのものとされています。

野生の血統を強く受け継いでいるベンガルには、野生の名残りとしてのルーズスキンを持っている個体が多くいます。

ルーズスキンができやすい猫3:エジプシャンマウ

エジプシャンマウは、細身で長い手足を持った、古代エジプトにルーツのある猫種です。筋肉質で非常に運動能力が高いとされています。

エジプシャンマウは、わき腹からひざの裏にかけて、「皮ひだ」というひだがあります。ルーズスキンと同じように、皮膚に余裕を持たせることで、柔軟でスピーディな動きが可能となります。

エジプシャンマウには、身体能力を十分に生かす存在として、ルーズスキンを持つ個体が多くいます。

ルーズスキンができやすい猫4:ピクシーボブ

ピクシーボブは、祖先にボブキャットを持ち、野性味あふれる凛々しい姿が特徴の猫種です。尾が短く、筋肉質でたくましい体つきをしています。また、指が最大7本まで認められている非常に珍しい猫種です。

ピクシーボブ は身体能力が高く、野性味を強く残した猫種です。ルーズスキンは外敵や冷えから内臓を守るという役割を持っているため、野性味のある猫種にルーズスキンがあるのは自然といえるでしょう。

ルーズスキン以外でお腹がたるむ原因

猫のお腹がたるむ要因は、ルーズスキン以外にもいくつかあります。

ルーズスキンなら健康上の問題はありませんが、ルーズスキンでない場合は、治療やダイエットが必要なことがあります。

原因1:肥満

猫の下腹部が膨らんだように見える原因は、ルーズスキン以外に肥満であることも多々あります。

肥満か肥満でないかは、体重そのものも重要ですが、体高の大きい猫や大型猫の純血種など、体重があって当然の猫もいます。

猫が立った状態で真上から見てくびれがあるか否か、腹部に触れて肋骨を感知できるか否かが、猫における肥満の判断材料となります。

原因2:腹水が溜まっている

腹水とは、腹部に溜まった液体のことです。腹水が溜まると、猫のお腹がパンパンに膨らんだり、固く張るような感触があります。

腹水が溜まるということは、猫の生命に危機をもたらします。一刻を争うような重篤なケースもあります。

猫が食欲がない・元気がないなど、普段と違う様子があれば、ルーズスキンや肥満でなく、腹水でない可能性が高いです。すぐに獣医師に診察してもらいましょう。

原因3:排泄が上手くできていない

猫の腸や泌尿器に問題がある場合、排泄が上手くいっておらず、猫のお腹に排泄物が溜まってしまうことがあります。

排泄物が溜まると、猫のお腹はパンパンに膨らみます。猫が痛がるようなそぶりを見せることもあります。

猫の場合、人間と違い、排泄が上手くいかないと生命の危機に陥ることがよくあります。異変を感知したら、獣医師に診てもらいましょう。

ルーズスキンは猫のチャームポイント!

ルーズスキンがある猫を見ると、ぐうたらして太ってしまったようなだらしない印象を受けますが、実は、ルーズスキンは野性味を残した猫に多く見られます。

猫は下腹部にたるみがあってもなくても、きちんと野生を残しています。それを知ると、ルーズスキンは可愛くて野性味のある、猫のチャームポイントということが理解できるでしょう。

初回公開日:2019年08月29日

記載されている内容は2019年08月29日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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