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子猫を保護する方法|自分で飼育ができる・できない時の対処法

更新日:2024年07月02日

捨て猫などの子猫を見かけて、「うちでは飼えない」と後ろ髪ひかれる思いで立ち去ったことがあるという人も少なくないでしょう。本記事では、子猫を保護してあげる場合の対処方法を「飼えない場合」も含め紹介します。本記事を参考に迷わず子猫を保護してあげてください。

子猫を保護する方法|自分で飼育ができる・できない時の対処法

子猫を保護する必要性がある時

子猫を保護する方法|自分で飼育ができる・できない時の対処法
道端で、子猫がミャアミャアと鳴いていたら、どうしますか。子猫だけしか見えない場合は、立ち去らずに保護してあげるべき状況のこともあります。

ここで紹介する状況と、子猫の置かれている状況を照らし合わせて、判断してください。

子猫を保護する必要性1:箱などに入れて捨てられている場合

箱などに猫が入れられて、周囲に飼い主らしき人間の姿もないのなら、それは捨て猫なので、保護してあげる必要があります。

箱に猫が入れられていたら、ほぼ捨て猫だと考えられますが、まれに猫の搬送中に何らかの理由で置いただけ、ということもあるので、少しだけ様子を見ましょう。

飼い主や親猫が現れなければ、保護しましょう。暑い季節や寒い季節は、猫の体調が心配なので、なるべく早く保護してあげましょう。

子猫を保護する必要性2:親猫がいない

箱などには入れられていないものの、子猫だけでいるところを見つけたら、これだけではまだ保護対象かわかりません。

子猫だけでいるからといっても、子猫が飼い主や親猫に捨てられて状態だとは判断できません。たまたま親猫が餌を探しに行っているだけという可能性もあります。

子猫だけでいるところを見かけたら、ひとまず見守りましょう。しばらく経っても、親も飼い主も現れなければ、保護してあげましょう。

子猫を保護する必要性3:保護施設で処分のされる可能性

見かけた子猫を保護せずに放置した場合、保護施設に収容され、野良猫として殺処分されてしまう可能性も高くなります。

子猫を見かけたら、そのまま通り過ぎるのではなく、保護することを検討してみてください。子猫の親や飼い主が現れなければ、自分で保護する方法を検討してみましょう。

必ずしも自分で飼う必要はないので、まずは「保護」することが大切です。集合住宅住まいで子猫を連れ帰ることができない人は、知人にも助けてもらいましょう。

子猫を保護する時の注意点

子猫を保護しようと決めたら、もう一度ここで紹介する注意事項を確認しておきましょう。

誤って飼い猫を「保護」してしまうと、飼い主さんを悲しませてしまいます。自由に出歩く猫に、飼い主がいるのか見定めるのは難しいことですが、子猫なら確認事項も狭まります。

子猫を保護する時の注意点

  • 迷い猫であるかないか
  • 母親猫がいないかどうか
  • けがなど身体の状態
  • 動物病院での受診

子猫を保護する時の注意点1:迷い猫であるかないか

迷い猫なのか、野良猫なのか、捨て猫なのかの見極めは難しいものの、子猫であれば行動範囲はそんなに広くないはずです。

生まれたばかりに近い状態の子猫の場合は、周囲に飼い主が見当たらなければ、飼い猫の可能性はほぼありません。しばらく見守って、親猫が現れなければ、迷い猫か捨て猫で決定です。

自分で動き回れる月齢の子猫でも、しばらく見守って、親猫や仲間が現れなければ、保護対象だと考えましょう。

子猫を保護する時の注意点2:母親猫がいないかどうか

保護対象だと思われる子猫を見かけたら、まずは周囲に母親猫がいないか、気を付けて見守りましょう。

仮に野良猫だとしたら、親猫と一緒に保護してあげるべきです。母猫が現れない場合は、子猫の命も危ういので、早急に保護し、動物病院で獣医師に診察してもらう必要があります。

母親猫がいる場合は、うかつに子猫に触って人間の匂いがついてしまうと、母親猫が戻ったときに育児放棄をする危険性があります。

しばらく待って、母親猫が現れないことを確認してから保護をしましょう。

子猫を保護する時の注意点3:けがなど身体の状態

親猫や飼い主が現れないことが確認でき、保護を決めたら、子猫の状態確認を行います。しばらく放置された子猫は、けがをしていたり、衰弱していたりする可能性があります。

子猫の簡単な身体チェックを行って、動物病院に連れて行ったり、動物保護のボランティア団体に連れて行ったりする際は、子猫を箱などの入れ物に入れて運びましょう。

子猫自身のケガを防ぐこともでき、子猫を運ぶ人間への感染などを防ぐこともできます。

子猫を保護する時の注意点4:動物病院での受診

保護した子猫が健康そうに見えても、すぐに連れ帰るのではなく、動物病院で健康状態を調べてもらうことをします。

生まれたてに近い子猫は、自力で体温の調節をすることが難しいので、捨てられたり迷ったりしている中で体温が低下している可能性もあります。

湯たんぽや使い捨てカイロ、お湯を入れたペットボトルなどを運搬に使う箱に入れ、体を温めながら動物病院へ連れて行くのがです。
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