子猫や大人の猫の噛み癖を直す方法・ひどい時の対処法・防止方法
更新日:2024年10月03日
猫の噛み癖の理由
猫が飼い主を噛む理由は以下のようなものがあります。
遊びがエスカレートしてきたとき
猫が噛むのは遊びの延長だと思い込んでいる場合や遊びがエスカレートしている場合です。子猫によくあることで、癖になってしまうと大人になっても噛む癖が残ります。猫は遊びを通して噛む時の力加減を学びます。兄弟達がいれば噛んだり噛まれたりして自然と学びますが、子猫のうちから人と暮らしている猫は遊びの中でしか学ぶことができません。
生まれてから最初の3ヶ月は生きていくうえでの基本的なルールを学ぶ時期なので、なるべくその期間に加減を教えるようにしましょう。
生まれてから最初の3ヶ月は生きていくうえでの基本的なルールを学ぶ時期なので、なるべくその期間に加減を教えるようにしましょう。
恐怖感があるとき
緊張や不安があり恐怖を感じている時に噛んでくる猫もいます。猫は周りの環境の変化に敏感な生き物で、知らない場所や知らない人間に触れられることに恐怖を感じます。こういう時に無理に近づこうとすると、猫が恐怖心から自分を守ろうと凶暴化して噛みつき、飼い主が大怪我をする可能性があります。こういう場合は必要性が無い限り、近づいたり触ったりしないようにしましょう。
病気、怪我などで痛みがあるとき
これは恐怖とは関係なく、病気や痛みがあるときの自己防衛として噛み付くことがあります。怪我をしていて痛い場所を触られたくない場合に噛むことが多いです。年老いて関節が痛む時にもこの行動はよく見られます。このように痛みからの防衛で噛み付いてくる場合は早めに獣医さんへ相談に行き、一刻も早くその痛みを取り除いてあげましょう。
撫でるのを嫌がっているとき
撫でていたらのどを鳴らして喜んでいたのに、突然怒って噛み付いたということがあります。これは猫を飼っていれば本当によくあることです。詳しい理由は明らかになっていませんが、猫の行動学者によれば「最初は嬉しかったけれどもう撫でなくていい」という心変わりしたためではないか、といわれています。あまりにかまい過ぎてしつこいという気持ちから噛んでくることもあります。
ストレスがあるとき
猫が尻尾で貧乏揺すりをはじめたら、ストレスの現れといわれています。猫はとても繊細な生き物なので、ちょっとしたことでストレスを溜めてしまいます。新しいペットや家族が増えて生活環境が変わった時や、知らないお客さんが来た時なども普段と違うことにストレスを感じます。そのため、お腹を壊す猫もいれば 攻撃的になり噛み付いてくる猫もいます。
普段噛まない猫が噛んでくる時や噛む力が普段より強い場合は、猫のストレスの原因を確かめ、それを取り除くようにしましょう。
普段噛まない猫が噛んでくる時や噛む力が普段より強い場合は、猫のストレスの原因を確かめ、それを取り除くようにしましょう。
八つ当たり
猫が落ち着かない様子、苛立っている様子の時には近づかずに怒りが収まるのを待ちましょう。猫が苛立っている時に運悪く飼い主が現れて猫を撫でようと手を出した時、猫は反射的に噛んだり引っ掻いたり怒ったりしてしまいます。猫の様子を普段から気にかけてあげましょう。
縄張りに入って欲しくないとき
猫は狭い縄張りの中で生きています。去勢していないオスの家庭に去勢していないオスの猫を連れてきたら喧嘩になるのは当然です。飼い主が喧嘩を止めようとして、間に入った為に怪我をすることもあります。去勢していない猫同士を直接会わせるのはやめましょう。特に普段家から出ない猫は外の世界を怖がるので、必要以上に他の猫と接触させないようにしましょう。
噛む理由を見極める
上記のように猫が飼い主を噛む理由はさまざまです。強く攻撃的に噛んでくることもあれば、愛情表現のように足にすりよりながら甘く噛んでくることもあります。噛み癖を治したい時は猫がどうして噛んでくるのかじっくり観察してみましょう。
猫の噛み癖はいつまであるのか
初回公開日:2017年10月31日
記載されている内容は2017年10月31日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。