スコティッシュフォールドの毛色の種類は？茶色など人気のカラーを紹介

長毛タイプのスコティッシュフォールドは、短毛タイプに比べて数が少ないと言われています。折れ耳かつ長毛のスコティッシュフォールドは、かなり珍しいと言えるでしょう。

長毛タイプのスコティッシュフォールドは「ハイランドフォールド」「ロングヘアフォールド」などとも呼ばれており、ゴージャスな印象が好まれています。

長毛タイプは毛玉ができやすく、毛球症などの病気を発症しやすいため、こまめなブラッシングとコーミングが欠かせません。短毛タイプよりお手入れは大変ですが、ふわふわのシルエットには、短毛タイプにはない魅力があります。

短毛タイプはスコティッシュフォールドの中でも一般的で、数も多くなっています。短毛タイプでもダブルコートで被毛に厚みがあり、ずんぐりしたシルエットになるのが特徴です。

短毛タイプとは言え、ブラッシングは欠かせません。柔らかくなめらかな被毛をキープできるように、こまめなお手入れをしてあげると良いでしょう。

スコティッシュフォールドは、一般的に穏やかで人懐っこい性格が特徴です。

甘え好きでしつけがしやすく、猫をはじめとした他の動物や子供とも相性が良いため、比較的飼いやすい猫と言われています。遊び好きですが運動量が少なめなため、大人しい印象を受けるでしょう。

運動量の少なさや鳴き声が比較的小さいことから、マンションでも飼育しやすいとして好まれる傾向もあります。

もちろん個体によっては人見知りをする子や、子供が苦手な子、走り回るのが好きな子もいるため、個体に合わせた飼育環境を用意してあげるのが良いでしょう。

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— うめ (@ume_nyanko_) February 2, 2023

スコティッシュフォールドの特徴として、「スコ座り」を思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。

後ろ足を前に投げ出し、ぺたんとお尻をついたぬいぐるみのような座り方は、非常に可愛らしく、スコティッシュフォールドの人気の理由の一端を担っています。

しかし、この愛らしいスコ座りは、骨格の形成不全が原因だと言われています。

スコティッシュフォールドは遺伝的に骨格の形成不全が表れやすいとされており、一説には、関節や骨盤の形成不全から一般的な猫のように前足を揃えて座ることが難しいため、スコ座りをするのだと言われます。

また、スコティッシュフォールドの折れ耳は、骨形成不全による症状の一つだとする説から、骨形成不全に伴う足の関節の痛みを緩和するために特徴的な座り方をしているという説もあります。

もちろん、健康体でもスコ座りができる子や、個体によってはスコ座りをしない子もいますが、遺伝的な病気が隠れている可能性もあるため、スコティッシュフォールドを飼う際は、動物病院で定期的に検診を受けるのがおすすめです。

ここからは、スコティッシュフォールドの毛色の種類を紹介します。

交配による繁殖が行われており、多種多様な色と模様の個体を見ることができるのも、スコティッシュフォールドの特徴の一つです。

レッドは、赤みを帯びた明るい茶色やオレンジ系の毛色を指します。

基本的にはレッドタビー（茶トラ）や、レッドタビーをベースに胸や足先などにホワイトが混ざるレッドタビー＆ホワイト（茶白）として見かけることが多い毛色です。個体数も多く、スコティッシュフォールドの代表的な毛色の一つとなっています。

レッド系の猫は遺伝的にオスが多く、性格は甘えん坊で活発な個体が多いと言われています。また、食欲が旺盛なため肥満に注意が必要です。

アイボリーやベージュのような、やわらかい黄みを帯びた白や薄い茶色に近い毛色の猫は、クリームと呼ばれます。

基本的にはタビー（トラ柄）であることが多く、色の薄いレッドタビーであるとも言えるでしょう。ブリーダーやペットショップによってはクリームという毛色の分類を用いずに、レッドで統一していることもあります。

淡い色合いからおっとりして優しい印象を受けがちですが、性格は個体により異なります。

ホワイトは、その名の通り白い毛色の猫を指します。

全身ホワイト単色の個体がいる他、模様のところどころにホワイトが混ざった毛色や、白地に他の色のブチ模様がある個体など、ホワイトの毛を持つ猫は様々です。

自然界において非常に目立つ色であることから、警戒心の強い性格が多いとも言われています。