スコティッシュフォールドの毛色の種類は？茶色など人気のカラーを紹介

肥大型心筋症はスコティッシュフォールドに限らず、猫が発症する心疾患の中で最も発生率が高いとされる疾患です。

心筋症は心臓の筋肉が分厚くなり、心臓の動きが低下する病気です。肥大型心筋症は、特に心臓の左側、つまり左心室に異常が生じた状態を指します。

生後数か月の子猫から15歳を超えた老猫まで幅広い世代で見られる病気であり、健康に見える猫でも発症している可能性がある厄介な病気です。

肥大型心筋症は遺伝性の疾患であると考えられており、予防や根本的な治療が難しい疾患でもあります。早期発見ができれば症状を抑えながら暮らしていくことも可能なため、定期的に検診や心臓エコーなどの検査を受けることも検討してみてください。

ここまでスコティッシュフォールドという猫の特徴について、幅広く説明してきました。ここからは、スコティッシュフォールドを飼うときに気を付けたいポイントを見ていきましょう。

スコティッシュフォールドに限らず、猫を飼う場合は定期的なブラッシングが欠かせません。

寒い国が原産のスコティッシュフォールドはダブルコートという、寒さに耐えるための豊かな被毛を持っています。そのため、春先や秋口などの換毛期には、短毛種でも抜け毛が非常に多くなる傾向があります。

短毛種であれば少なくとも週に2～3回、換毛期には一日1回のブラッシングを行うのがおすすめです。

長毛種の場合はブラッシングに加えて、毛の絡まりをほぐすコーミングも必要です。一日1回のブラッシングを習慣づけ、換毛期には一日2回ほどブラッシングをしてあげるのがおすすめです。長毛種の場合は汚れが付きやすいため、定期的なシャンプーも検討してください。

折れ耳のスコティッシュフォールドの場合は、定期的な耳掃除も欠かせません。

折れ耳のスコティッシュフォールドは耳の感染症に強い反面、汚れや湿気が溜まりやすく、炎症などの耳の異常が起きやすくなります。汚れや炎症により、耳から異臭が出る場合もあります。

折れ耳のケアは週に1度程度を目安に、丁寧に耳掃除をしてあげましょう。耳掃除が苦手な子もいるため、できれば子猫の内から慣れさせておくのがおすすめです。

スコティッシュフォールドは比較的運動量が少なく手がかからない猫ですが、その反面運動不足になりがちです。運動不足になると体重の増加や肥満に繋がり、病気になってしまうおそれもあります。

コミュニケーションもかねて最低でも一日に5～10分程度、おもちゃなどで遊んであげると良いでしょう。どうしても動きたがらない場合は、関節の痛みやその他の不調を発症している場合もあるため、動物病院の受診も検討してください。

スコティッシュフォールドは穏やかで人懐っこく、とても飼いやすい猫であると言われています。

甘えん坊な一面もあり、コミュニケーションが不足するとストレスに感じてしまう可能性もあります。毎日遊ぶ時間やスキンシップの時間を取り、構ってあげると良いコミュニケーションになるでしょう。

もちろん過度な干渉やスキンシップを好まない子もいるため、ブラッシングなどのお世話を通してコミュニケーションを取るのもおすすめです。

折れ耳やスコ座りが可愛らしいスコティッシュフォールドの特徴や、飼い方のポイントについて説明しました。しかし、可愛いばかりでは飼うのが難しいのが動物です。

スコティッシュフォールドの飼育を希望する場合は、ブラッシングや耳のお手入れなどの日常のお世話から、スコティッシュフォールドに多い病気まで、スコティッシュフォールドのすべてと付き合っていけるかどうかをよく検討してください。

まずは、スコティッシュフォールドを深く知るところから、はじめてみるのがおすすめです。