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犬にぶどうを食べさせてはいけないってデマなの?理由や他の危険な食べ物も解説

更新日:2024年10月02日

犬には食べると体に害を及ぼす食材があるのをご存じでしょうか。この記事では、デマ情報が流れているぶどうを与えてはいけない理由や、その他の食べてはいけない食材を紹介します。犬を飼っている方や愛犬に手作りご飯を与えているという方は、是非チェックしてください。

犬にぶどうを食べさせてはいけないってデマなの?理由や他の危険な食べ物も解説
黄緑色で大粒の楕円形をしたぶどうです。糖度が高く、独特の甘い良い香りがします。

贈答用でもらうことが多いため、受け取ってそのまま玄関などに置き去りにしないように注意してください。

ロザリオビアンコ

緑色で甘みのあるぶどうです。

香りはありませんが、赤嶺同様に果汁が多いことが特徴で、テーブルや床に飛ばしたものを愛犬が舐めないようにこまめに拭くなど注意して食べましょう。

ナイアガラ

ナイアガラは緑色で、白ワインやジュースの原料としてよく使われているぶどうです。

フルーツとして出回ることはあまりありませんが、香りが強く果汁がとても多いのが特徴的です。犬の惹かれやすい要素がたっぷりあるぶどうなので、十分注意しましょう。

キャンベル・アーリー

キャンベル・アーリーはジュースやジャムによく使われているぶどうで、大粒の黒色のぶどうです。

実際に犬が食べて中毒を起こしたと報告されたぶどうなので、危険な品種だということがわかります。絶対に与えないようにしましょう。

ぶどう以外の犬に食べさせてはいけない食べ物

ここからは、ぶどう以外の犬にとって危険な食べ物について紹介していきます。

ネット上などでは食べても大丈夫というデマ情報や、うちの子は食べたけど問題なかったという情報が散見しています。ぶどうの致死量で紹介した通り、中毒症状の有無は個体差があるので、安易に鵜呑みにして与えないようにしましょう。

ネギ類

ネギは外皮、葉、根っこ全てが中毒の原因となり、犬がネギを食べると溶血性貧血を起こす危険性があります。

溶結性貧血とは、ネギの香味成分が赤血球にあるヘモグロビンを酸化させ、それによってできる物質が脾臓で破壊、「溶血」という現象が起こり、結果的に赤血球が減少して貧血を起こしてしまうことです。

症状としては食欲不振や元気喪失、息切れや黄疸があり、死亡例も報告されています。明確な致死量は判明していませんが、犬約1kgあたり約15~30g摂取すると中毒症状が現れる危険性があるようです。少量でも口に入れてしまった場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

加熱しても細かく切ってもスープに入れても、犬には絶対にネギを与えてはいけません。

ネギを食べさせてはいけないという話は有名なので、悪質なデマが流れているのも事実です。騙されないように気をつけましょう。

アボカド

アボカドには「ペルシン」という成分が含まれており、それにより中毒を引き起こすと言われています。また、脂肪分もカロリーもとても高いため肥満や糖尿病の危険性があり、過剰摂取した場合は急性膵炎にもなりかねません。

ペルシン中毒の症状は主に下痢や嘔吐、最悪の場合は呼吸困難やけいれんが起こります。アボカドは品種によってペルシンの含有量が異なるため、致死量を判断するのは難しいです。少しでも食べてしまった場合はすぐ病院を受診しましょう。

また、アボカドに関しても多くの情報が出回っており、少しぐらいなら大丈夫と思っている方や品種によっては食べられるということもよく耳にします。実際に、アメリカではアボカドを使用したドッグフードも販売しているので、これらの情報がデマというわけではありません。

しかし、「何個なら大丈夫」や「このアボカドなら平気」とは一概に言い切れないのです。

実際に、アボカドを食べて中毒を起こした症例は報告されているので、万が一を防ぐためにもアボカドは与えないようにしましょう。

ナッツ類

ナッツ類はたくさんの種類があるため、少量なら食べさせてもいいものと絶対に食べさせてはいけないものがあります。

まず、絶対に食べてはいけないものはマカダミアナッツやピーカンナッツです。これらは中毒を起こす危険性があり、その症状は高熱や嘔吐、震え、立ち上がることができなくなります。症状が出るまでの時間や摂取量は個体差があるため、食べてしまったらすぐ病院を受診しましょう。

その他のカシューナッツやくるみ、アーモンドなどは犬が食べても特に問題はないとされています。しかし、ナッツ類は消化しづらく固く喉に詰まらせやすいため、与える際は注意する必要があります。

また、脂質やカロリーが高いため日常的に与えるのは控え、与える際も少量だけにするようにしましょう。

ナッツ類は複数の種類がまとまった袋や箱で販売されているケースが多いので、誤ってマカダミアナッツやピーカンナッツを与えてしまわないように注意してください。

チョコレート

チョコレートに含まれる「テオブロミン」という成分は中毒症状を引き起こします。犬はこのテオブロミンを分解、排出することができないため、体に溜まって毒となり神経や心臓に異常をきたしてしまうのです。

チョコレートもネギ類同様、犬に与えてはいけないものとして有名で、面白半分で悪質なデマを流す人がいるので注意してください。

チョコレート中毒の主な症状としては、嘔吐や下痢、震えやふらつき、不整脈、呼吸が荒くなるなど多岐にわたります。食べてしまった場合は、チョコレートのパッケージを持ってすぐに病院を受診しましょう。

また、チョコレートは砂糖が豊富で乳製品が含まれるだけではなく、上記で紹介したレーズンやナッツ、アルコールを含んでいる場合があります。

愛犬の近くで食べる際は十分に注意を払って、決してテーブルなどに置きっぱなしにしないようにしてください。

カフェイン

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初回公開日:2022年06月18日

記載されている内容は2022年06月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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