ウイペットってどんな犬?特徴から考えられる性格や販売価格は?
更新日:2024年06月15日
ウイペットとは?
ウイペット(Whippet)は、イギリス諸島イングランド原産の中型犬です。体高は41cm~51cm、体重は9kg~13kgが標準とされます。
日本でも飼育数はほどほどにありますが、一般的にあまり認知度が高くない犬種だと言われています。どのような犬種なのか、以下にご紹介していきます。
日本でも飼育数はほどほどにありますが、一般的にあまり認知度が高くない犬種だと言われています。どのような犬種なのか、以下にご紹介していきます。
寿命
ウイペットの平均寿命は、12歳~15歳です。心身への負担が少ない飼い方、あるいは健康と環境管理が整った状況であれば、15歳以上になる可能性も十分にあります。
逆に心身への負担が強かったり、健康問題が生じたなどの事情が起きた時には平均的な寿命よりも少ない生涯になる可能性もあります。生まれ持ったものが関係することもありますが、生きる環境や管理も重要です。
逆に心身への負担が強かったり、健康問題が生じたなどの事情が起きた時には平均的な寿命よりも少ない生涯になる可能性もあります。生まれ持ったものが関係することもありますが、生きる環境や管理も重要です。
毛色
ウイペットの毛色には、ブラック・ホワイト・ブリンドル・フォーン・レッド・ブルーなどがあります。柄も様々で、スタンダード(標準型)的にも毛色や柄に制限がなく、いずれも認められない・好まれないといったことはないそうです。
ちなみに、一般的に聞き慣れないブリンドルは、黒・茶色・タン(黄褐色の斑)・ゴールドなどが虎の縞模様に似たパターンを織り成す被毛のことを言います。フォーンは、子鹿に似た黄色の毛色を指します。
ちなみに、一般的に聞き慣れないブリンドルは、黒・茶色・タン(黄褐色の斑)・ゴールドなどが虎の縞模様に似たパターンを織り成す被毛のことを言います。フォーンは、子鹿に似た黄色の毛色を指します。
ウイペットの歴史
19世紀頃までの間に、畑の害獣となる小動物を追い払うためグレーハウンドを土台に作出された猟犬が祖先です。闘犬やブルベイティングが流行した頃、その影響で生じたウサギを犬に追わせるゲームにも使われるようになります。
動物愛護の観点から1835年に闘犬などが禁止され、代わりにドッグレースが盛り上がり、富裕層は大型タイプ・庶民は小型タイプを飼育してレースを楽しみました。
速さと追いかける気質を上げるために複数のテリアを交配して現在のウイペットに近い形となり、1891年イギリスケンネルクラブに正式犬種として登録されました。
動物愛護の観点から1835年に闘犬などが禁止され、代わりにドッグレースが盛り上がり、富裕層は大型タイプ・庶民は小型タイプを飼育してレースを楽しみました。
速さと追いかける気質を上げるために複数のテリアを交配して現在のウイペットに近い形となり、1891年イギリスケンネルクラブに正式犬種として登録されました。
ウイペットの習性・生態
ウイペットは速く走れる猟犬気質の犬種になるよう改良されてきた歴史があるため、猟犬や闘犬としての習性が強く残ると言われています。代表的な行動では、動くものを見ると追いかけるために急に走り出すといったことがあります。
そのため、屋外ではノーリードにするとあらゆる危険のリスクが生じます。もちろん屋外でも扉・窓・網戸などが開いていれば飛び出していく可能性が高く大変危険ですので、そういった習性を理解した上での管理も必要になります。
そのため、屋外ではノーリードにするとあらゆる危険のリスクが生じます。もちろん屋外でも扉・窓・網戸などが開いていれば飛び出していく可能性が高く大変危険ですので、そういった習性を理解した上での管理も必要になります。
ウイペットの身体的特徴
ウイペットは、比較的に特徴的な身体をしています。一見からすれば細身な印象しかありませんが、もう少し細かく見ないと分からない身体的な特徴も持っているのです。
犬を飼うことにあたってはフォルムだけが全てではありませんが、その姿かたちが気になるという場合もあるでしょう。以下に身体的特徴をご紹介していきますので、参考にしてください。
犬を飼うことにあたってはフォルムだけが全てではありませんが、その姿かたちが気になるという場合もあるでしょう。以下に身体的特徴をご紹介していきますので、参考にしてください。
ウイペットの身体的特徴
- 筋肉質
- 下顎が丈夫
筋肉質
ウイペットは線が細くてスッキリした印象ですが、本当は割と筋肉質です。猟犬や闘犬であった歴史を持つことから、現在のウイペットを形作る血統にはスタミナ豊富な犬種もいくつか含まれているため、スリムながら筋肉量もそれなりにあります。
また、そのスリムさから脚の長さも際立っています。背中から腰と後ろ足にかけてのラインも美しく、小顔で大きな目とスマートな三角耳も相まったバランスの良い体格は、人の目に優雅な印象を与えます。
また、そのスリムさから脚の長さも際立っています。背中から腰と後ろ足にかけてのラインも美しく、小顔で大きな目とスマートな三角耳も相まったバランスの良い体格は、人の目に優雅な印象を与えます。
下顎が丈夫
ウイペットは顔も骨格もシャープであるため噛む力に関しては考えることすらされないこともありますが、実は下顎がとても丈夫です。これは「噛む力が強い」という意味でもありますので、万が一思いっきり噛まれた時には大変なことになり得ます。
そもそも、ウイペットは猟犬であり闘犬でもあったということを忘れてはいけません。もし獲物として追いかけられた末に噛まれたとなったら容赦ない可能性があるため、事故やトラブル防止のためにもしつけは重要です。
そもそも、ウイペットは猟犬であり闘犬でもあったということを忘れてはいけません。もし獲物として追いかけられた末に噛まれたとなったら容赦ない可能性があるため、事故やトラブル防止のためにもしつけは重要です。
初回公開日:2019年08月22日
記載されている内容は2019年08月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。