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2019年08月30日

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由

私たち人間と違い、犬には鼻くそができません。その理由を、人間の鼻くそができるメカニズムとともに紹介します。また、鼻が乾燥している時や鼻水が出ている時など、鼻くそ以外の犬の鼻にまつわる疑問についても解説します。愛犬の鼻の状態に気を配り、健康に過ごしましょう。

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由

鼻くそができる理由

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由
人前で声高に話すことははばかられますが、誰の鼻の穴にも潜んでいるであろう「鼻くそ」の話。人間にとっては当たり前のことですが、犬の鼻くそについて考えたことはありますか?

そもそも鼻くそとは、何のために、どのようにしてできるのでしょうか。この記事では、鼻くそができるメカニズムや、犬の鼻にまつわるさまざまな疑問や注意点についても解説していきます。

鼻くそができるメカニズム

そもそも、人間の鼻くそはどうしてできるのでしょうか。結論から言えば、空気中のほこりやウィルスなどが鼻の中の粘液と混ざり、それが乾燥したものが鼻くそです。

鼻の中には、外部からのほこりなどを体内に取り込まないように、便利な仕組みがあります。その際に重要な役割を果たしてるのが鼻毛と粘液です。

まず、鼻の入り口で鼻毛がゴミをキャッチし、取り切れなかったものをさらに奥にある粘液が捕まえ、体内への侵入を防いでいます。その攻防の結果、生まれてくるのが鼻くそです。

犬に鼻くそができない3つの理由

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由
人間にはあって当たり前の鼻くそですが、実は犬には鼻くそができないことをご存じですか?
その理由は、鼻くそができるメカニズムと密接に関係しています。

人間と犬の鼻にはいったいどのような違いがあり、犬に鼻くそができないのはなぜなのでしょうか。ここからは、犬に鼻くそができない理由について、3つの視点から解説します。

犬に鼻くそができない理由1:鼻毛がないから

「鼻くそができるメカニズム」で紹介したとおり、鼻くそができるには、鼻の中に毛が生えていることが前提となります。

犬の鼻の内部は人間の鼻の穴とは違い、線のように細くなっており、鼻毛は生えていません。

進化の過程で、犬には鼻毛が不要だったことが理由といわれていますが、そもそもそんなに細い鼻の内部に毛が生えていたら、呼吸をすることができなくなってしまいます。

犬に鼻くそができない理由2:ゴミが鼻にとどまらないから

では、鼻の中に鼻毛がない犬は、ほこりやウィルスの侵入からどのように身体を守っているのでしょうか。鼻毛によって防ぐことができないのなら、ゴミが鼻の中にとどまってしまうのではないかという疑問がわきます。

しかし、心配ありません。犬はくしゃみをすることで、鼻に入ったほこりやウィルスなどを身体の外に排出するため、ゴミが鼻の中にとどまらないようになっています。

犬に鼻くそができない理由3:粘膜で固めるものがないから

人間は鼻毛でゴミをキャッチするだけでなく、鼻の奥の粘膜から出される粘液により、細かいほこりなどを一緒に固めることで鼻くそを作ります。

犬がくしゃみによって鼻からゴミを排出することは前述したとおりですが、鼻の奥にゴミが入ってこないので、粘膜周辺で固めるものがなく、犬には鼻くそができません。

犬の鼻が湿っている2つの理由

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由
犬の鼻にまつわる疑問は鼻くそについてだけではありません。犬の鼻はその形を見ているだけでも愛らしいものですが、いつもしっとりと冷たく湿っているのはなぜなのでしょう。

ここでは、なぜ犬の鼻は湿っているのか、その2つの理由について紹介していきます。

犬の鼻が湿っている理由1:嗅覚を強めるため

犬の鼻が湿っている理由のひとつは、嗅覚を研ぎ澄ますためです。鼻が湿っていた方が、空気中のさまざまな匂いを敏感に感じ取ることができるといわれています。

犬は鋭い嗅覚をもっているため、もともとは狩猟犬として飼い主に仕えていました。獲物の匂いを嗅ぎ分けたり、仲間とコミュニケーションをとるために、嗅覚は犬にとって、とても重要であったといえます。

犬の鼻が湿っている理由2:体温を下げるため

犬の鼻が湿っているもう一つの理由は、体温を調整するためです。

人間のように身体中に汗腺がない犬は、汗をかいて体温調整をすることができません。その代わりに、湿った鼻から熱を蒸発させることで体温を下げています。

また、実は肉球には汗腺があり、湿った鼻と同じように体温を下げる働きがあります。

犬の鼻が乾いている時は?

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由
鋭い嗅覚を保つため、また、体温を調整するために犬にとって重要な「湿った鼻」。犬の鼻は湿っているもので、「湿っていれば元気」と思われがちですが、ときにはそうでないこともあります。

いつも元気よく湿った鼻を押し付けてくる愛犬の鼻が乾燥しているとき、それは何を意味しているのでしょうか。

ここからは、犬の鼻が乾燥しているときの注意点について紹介します。

多くの場合は心配する必要がない

一般的に、犬の鼻が乾燥しているときは「元気がない」「体調がよくない」といわれますが、必ずしもそうとは限りません。

乾燥の症状が一番表れやすいのは睡眠時です。寝ている間は鼻が乾燥しがちなので、起きてしばらくは鼻が乾燥していても心配ありません。

また、犬が高齢になると、体調に関係なく鼻が乾燥しやすくなります。これは加齢により鼻からの分泌が減ってしまうためで、異常なことではありません。

運動の後にも乾燥はみられます。犬の鼻が乾燥しているからといって過度に心配せず、普段から状態をよく観察しておくことが大事です。

特に注意が必要なときは?

多くの場合が生理現象の一つである犬の鼻の乾燥ですが、中には注意しなければならないケースもあります。

普段から犬の様子に気を配り、鼻の乾燥に加えて、体調や行動の変化がみられるときには獣医さんに相談してみましょう。

例えば、乾燥して赤くなっていたり皮がむけている場合は重度の日焼けが疑われます。また、鼻の皮がひび割れたり、かさぶたや傷ができているときも注意が必要です。

水分が不足しているときにも鼻は乾燥します。首の皮をつまんでみて、すぐに戻らなければ水分が不足している可能性があります。

犬が鼻水を出している時は?

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由
生活リズムや体調によって湿っていたり乾いていたりする犬の鼻ですが、愛犬が鼻水を垂らしていると少し心配になるのではないでしょうか。

では、犬が鼻水を出しているとき、それはどんなサインなのでしょうか。犬の鼻水はほとんどの場合が生理的なもので心配ありませんが、中には病気によるものもあるので注意が必要です。

あまりに鼻水が多いときは注意しよう

犬が鼻水を垂らしていても、気温の変化や空気の状態などが原因の生理現象であることがほとんどなので、心配はありません。

その一方で、鼻水が何かの病気のサインである可能性もあります。あまりにも量が多いときや鼻水が出続けているとき、また、元気がなく食欲がないといった鼻水以外の症状もある場合などは、獣医さんに相談しましょう。

鼻くそができる動物は?

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由
犬は人間と違って鼻くそができません。それでは、鼻くそができるのは人間だけでしょうか?

特定の動物に鼻くそができるということは、私たち人間と同じ「外部から侵入した異物を排除する」というメカニズムが、その動物の鼻の中でも働いているということです。そう考えるととても興味深くありませんか?

では、具体的にはどのような動物に鼻くそができ、どのような現象が起きるのかを紹介します。

ゴリラなどの人に近い動物

私たち人間に近い動物、つまり、ゴリラやチンパンジーなどの「類人猿」にも鼻くそはあるといわれています。

顔かたちが人間に似ているので、同じように鼻毛が生えていて鼻くそが詰まっている、というのも納得です。

そして、高い知能をもつ彼ららしく、なんと人間顔負けの鼻くその処理もしています。たとえば、ゴリラは指で鼻をほじったりしますし、チンパンジーは木の枝を鼻に入れて鼻くそを取ろうとします。

愛犬の鼻の状態には常に気を配ろう

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由
犬は人間と違って鼻毛が生えていないので、鼻の中にゴミなどがとどまらず、鼻くそができません。代わりにくしゃみをすることで異物を排除しています。

また、犬の鼻は時間や環境によって、乾いていたり湿っていたり、時には鼻水が出ていたりします。

いつもどおり元気な様子で過ごしていれば心配のいらないことがほとんどですが、時には獣医さんへの相談が必要なこともあります。

犬の鼻は健康のバロメータです。愛犬の鼻の状態には常に気を配り、健康に楽しく過ごせるようにしてあげましょう。

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