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犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由

更新日:2024年03月27日

私たち人間と違い、犬には鼻くそができません。その理由を、人間の鼻くそができるメカニズムとともに紹介します。また、鼻が乾燥している時や鼻水が出ている時など、鼻くそ以外の犬の鼻にまつわる疑問についても解説します。愛犬の鼻の状態に気を配り、健康に過ごしましょう。

犬は鼻くそをどうしているのか?犬に鼻くそができない3つの理由

鼻くそができる理由

人前で声高に話すことははばかられますが、誰の鼻の穴にも潜んでいるであろう「鼻くそ」の話。人間にとっては当たり前のことですが、犬の鼻くそについて考えたことはありますか?

そもそも鼻くそとは、何のために、どのようにしてできるのでしょうか。この記事では、鼻くそができるメカニズムや、犬の鼻にまつわるさまざまな疑問や注意点についても解説していきます。

鼻くそができるメカニズム

そもそも、人間の鼻くそはどうしてできるのでしょうか。結論から言えば、空気中のほこりやウィルスなどが鼻の中の粘液と混ざり、それが乾燥したものが鼻くそです。

鼻の中には、外部からのほこりなどを体内に取り込まないように、便利な仕組みがあります。その際に重要な役割を果たしてるのが鼻毛と粘液です。

まず、鼻の入り口で鼻毛がゴミをキャッチし、取り切れなかったものをさらに奥にある粘液が捕まえ、体内への侵入を防いでいます。その攻防の結果、生まれてくるのが鼻くそです。

犬に鼻くそができない3つの理由

人間にはあって当たり前の鼻くそですが、実は犬には鼻くそができないことをご存じですか?
その理由は、鼻くそができるメカニズムと密接に関係しています。

人間と犬の鼻にはいったいどのような違いがあり、犬に鼻くそができないのはなぜなのでしょうか。ここからは、犬に鼻くそができない理由について、3つの視点から解説します。

犬に鼻くそができない理由1:鼻毛がないから

「鼻くそができるメカニズム」で紹介したとおり、鼻くそができるには、鼻の中に毛が生えていることが前提となります。

犬の鼻の内部は人間の鼻の穴とは違い、線のように細くなっており、鼻毛は生えていません。

進化の過程で、犬には鼻毛が不要だったことが理由といわれていますが、そもそもそんなに細い鼻の内部に毛が生えていたら、呼吸をすることができなくなってしまいます。

犬に鼻くそができない理由2:ゴミが鼻にとどまらないから

では、鼻の中に鼻毛がない犬は、ほこりやウィルスの侵入からどのように身体を守っているのでしょうか。鼻毛によって防ぐことができないのなら、ゴミが鼻の中にとどまってしまうのではないかという疑問がわきます。

しかし、心配ありません。犬はくしゃみをすることで、鼻に入ったほこりやウィルスなどを身体の外に排出するため、ゴミが鼻の中にとどまらないようになっています。

犬に鼻くそができない理由3:粘膜で固めるものがないから

人間は鼻毛でゴミをキャッチするだけでなく、鼻の奥の粘膜から出される粘液により、細かいほこりなどを一緒に固めることで鼻くそを作ります。

犬がくしゃみによって鼻からゴミを排出することは前述したとおりですが、鼻の奥にゴミが入ってこないので、粘膜周辺で固めるものがなく、犬には鼻くそができません。

犬の鼻が湿っている2つの理由

犬の鼻にまつわる疑問は鼻くそについてだけではありません。犬の鼻はその形を見ているだけでも愛らしいものですが、いつもしっとりと冷たく湿っているのはなぜなのでしょう。

ここでは、なぜ犬の鼻は湿っているのか、その2つの理由について紹介していきます。

犬の鼻が湿っている理由1:嗅覚を強めるため

犬の鼻が湿っている理由のひとつは、嗅覚を研ぎ澄ますためです。鼻が湿っていた方が、空気中のさまざまな匂いを敏感に感じ取ることができるといわれています。

犬は鋭い嗅覚をもっているため、もともとは狩猟犬として飼い主に仕えていました。獲物の匂いを嗅ぎ分けたり、仲間とコミュニケーションをとるために、嗅覚は犬にとって、とても重要であったといえます。

犬の鼻が湿っている理由2:体温を下げるため

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初回公開日:2019年08月30日

記載されている内容は2019年08月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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