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アベニーパファーの特徴は?飼育方法と水槽をご紹介!

更新日:2024年02月20日

アベニーパファーは注意点さえ守れば初心者でも飼育可能な数少ない淡水フグです。混泳やエサ、隠れ家の考慮をおこなえば小型~中型の水槽で飼育可能です。当記事では水槽やエサ、飼育環境、飼育にかかる費用などを紹介しています。

アベニーパファーの特徴は?飼育方法と水槽をご紹介!

アベニーパファーの飼育難易度は?

アベニーパファーの飼育に特に難しい点はなく、初心者向けといえます。

ただし、注意すべき点はいくつかあります。混泳が難しいことと人工飼料に慣れにくいこと。この2点を知っておけば飼育可能です。

初心者でも飼育できるか

アベニーパファーの飼育は初心者でも可能ですが、どれだけ根気があるかということが重要です。

アベニーパファーは胃が無いため、すぐにお腹を空かします。基本1日2~3回の食事が必要です。

また、冷凍エサは水質を汚しやすいため、頻繁な水替えが必要です。最低でも週1回は水替えするのがアベニーパファーを長生きさせるコツです。

強力な濾過装置を付けて解決すればいいのですが、強力なろ過装置は水流が強すぎて、ゆったり泳ぐアベニーパファーには不向きです。

飼育する上での注意点

まずは混泳させないこと。

アベニーパファーより大きすぎる魚との混泳は捕食対象にされてしまいます。大きさの近いエビや貝はアベニーパファーのエサとなってしまいます。

他の魚に対しては食べるというより、齧ってちょっかいを掛ける問題があります。美しく伸びたヒレがボロボロになる姿は見るに堪えません。

同種の場合、成長と共に縄張り意識が強くなるため喧嘩します。よって、同種飼育でも隠れる場所を作ることが重要です。

次に、冷凍赤虫を必要な分だけ溶かしてスポイトなどで与えること。飼育上最も労力を要する作業です。

他には、エサに気づきにくい個体は近くに持っていかなければならないこともあります。エサにより水質が悪くなりやすいため、適度な水替えが必要などの注意点があります。

アベニーパファーの飼育にかかる費用

最低限であれば初期費用は1万円以下で可能です。

維持費もフィルターや活性炭、エサなどあまり費用がかかりません。高額になるのは、水草用に照明を強くする場合やクーラーの設置など限られた場合です。

アベニーパファーの飼育にかかる費用1:初期費用

魚。水槽。濾過装置。エサ。スポイト。カルキ抜きなどが必要です。最低限のものであれば1万円以下に抑えられます。

他の魚と混泳できないのであれば水草を入れたくなることもあります。水草を見ると、好奇心旺盛のアベニーパファーは突いたり、掘り返したりすることもあります。

そこで、水草を固定するための土台を入れたりつつく場所を剪定したりしているといつの間にか出費は増えていきます。

ライトや冷却用ファンなどを購入してもプラス5,000円程度ですが、水槽用クーラーなど高価な機材を購入すると5万円以上予算が膨らみます。

そこまで予算をかけられない場合、夏場は熱のこもりにくい部屋で飼育することをします。

アベニーパファーの飼育にかかる費用2:メンテナンスの費用

メンテナンス費用は1年で3,000円前後です。定期的にかかる費用としては、フィルター。カルキ抜き。エサなどがあります。

カルキ抜きは300~400円程度の商品で長期間使えます。フィルターは2~3週間に1回交換します。1個100~150円程度です。

エサは飼っている数などにより減り方が異なります。水質が安定しない場合は活性炭や水質改善薬用いることになります。

アベニーパファーと楽しい暮らしを送ろう

アベニーパファーは見た目が可愛らしい世界最小の淡水のフグと言われています。大きくなってもせいぜい3cm程度です。よって大きな水槽は必要ありません。

数多くの熱帯ショップで見かけられるほどポピュラーな魚で可愛いだけでなくスネール駆除にも用いられる有能さです。

フグは他の魚と違い、縦にも横にも体の厚みがあります。よって、ずんぐりむっくりとした体形でなおかつ顔も平たいため魚というより小動物を飼育しているような愛着が沸きます。

流線形のほとんどの魚は早い速度で水を切るように泳ぎますが、フグはホバリングするように泳ぎます。あまり俊敏性がなく、エサが頭の上に載ってしまうこともあります。

アベニーパファーを飼育するには注意点は数多くあります。

しかし、それでも代え難い固有のかわいさがあります。根気よく毎日エサをやり、定期的に水替えをおこなっていればアベニーパファーは飼い主に豊かな表情を見せてくれます。

初回公開日:2019年08月21日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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