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アカヒレってどんな魚?アカヒレの種類や生態・飼育方法について紹介

更新日:2024年08月08日

アカヒレは「コップで飼える」コッピーと呼ばれるほど丈夫な魚で、なおかつきれいな観賞魚です。ここではそんなアカヒレの歴史や特徴、そして飼い方についてまとめました。水質にうるさくない魚ですが、水合わせや定期的なケアはそれでも大変重要になっています。

アカヒレってどんな魚?アカヒレの種類や生態・飼育方法について紹介

アカヒレの歴史

アカヒレという魚をご存知ですか?

「アカヒレ」という名前は知らなくとも、「コッピー」なら聞いたことがあるのではないでしょうか。ホームセンターやスーパーの片隅で、コップほどの小さな水槽で販売されている、3センチほどの、グッピーやメダカに似た赤いヒレの綺麗な観賞魚のことです。

気軽にそんな水槽で販売されるほど、観賞魚として飼育しやすくメジャーな魚、アカヒレ。いったいどのような歴史を持つ魚なのでしょうか。ここでは、それだけではなく、その種類、特徴、飼い方の注意点などについても見ていきましょう。

アカヒレの生態

それではまず、アカヒレとはどんな生き物なのでしょうか。

ここからは、「野生のアカヒレって、どこで生きているの?」「どれくらい生きてくれるの?」「どうやったら繁殖し、増えてくれるの?」そんな疑問にお答えしていきます。

アカヒレの生態1:生息地

生息地は、中国最南端の広東省、白雲山周辺および、香港でした。「でした」と過去形なのは、実はもう、中国の原産地におけるアカヒレは絶滅しているか、絶滅寸前だといわれているからです。

ただし、近年、近接種(近い種類ですが、別の種類)「ベトナムアカヒレ」がベトナムで生息していることが発見されました。

現在流通している多くのアカヒレは、中国「白雲山」のアカヒレにルーツがある種類のアカヒレです。アカヒレの学名「ホワイトクラウドマウテンミノー」は、この白雲山が由来しています。

アカヒレの生態2:寿命

アカヒレの寿命はおおむね、3年から4年だと言われています。ただし、水質や飼育環境により差が生じます。

上手に育てると、それ以上に生きてくれることもあります。

アカヒレの生態3:繁殖

アカヒレに合った水温、水質、飼育環境を整えておけば、繁殖は非常にカンタンです。「知らないうちに稚魚が増えていた」なんてこともあるほどです。

下の「飼育方法」で詳しく述べますが、適切な飼育環境下で、アカヒレ5匹以上で飼育してください。

また、水草(ウィローモスが最適です。)を必ず入れてください。卵から孵った稚魚の隠れ家にもなります。

ただし、繁殖させたいときは、混泳(ほかの魚と同じ水槽で飼うこと)は避けましょう。せっかく生んだ卵が食べられてしまうことがあります。

また、アカヒレ自身も卵を食べてしまうことがあります。そのため、卵を見つけたら親のアカヒレは別の水槽に移してあげるとより良いでしょう。

アカヒレの種類

「アカヒレの生態については分かったけれど、じゃあアカヒレにはどんな種類があるの?」

ここからは、「ノーマルアカヒレ」「ゴールデンアカヒレ」「ロングフィンアカヒレ」「ベトナムアカヒレ」といった、代表的な4つの種類について解説します。

1:ノーマルアカヒレ

「生息地」でも触れたように、中国の広東省が原産地のアカヒレです。

その名のとおり、赤いヒレが特徴の、グッピーやメダカのような形をしている魚で、鯉の仲間です。

現在観賞用として流通しているアカヒレは非常に丈夫な魚で、あまりpH度数など、神経質に水質を気にする必要もありません。そのため、水槽立ち上げ時のパイロットフィッシュ(テストフィッシュともいいます。

水質のチェックや、水槽内のバクテリアを安定させる種類の魚のこと)としても非常に重宝されています。

もちろん急激に水質が変化すると弱ったり、最悪は死んでしまいますので気を付ける必要はあります。

2:ゴールデンアカヒレ

次のページ:アカヒレの特徴

初回公開日:2019年08月21日

記載されている内容は2022年11月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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