世界最大級の淡水魚！ピラルクの飼育方法6つ｜生態や特徴を紹介

古代魚として世界でも有名な魚のピラルクは、今から約1億年もの昔から現在まで姿が変わっていません。「生きた化石」とも呼ばれ、進化をしないで現世に生きている魚で、恐竜を思い起こさせる容姿でもあります。

亜熱帯地区の南米アマゾン川流域に分布しているのがピラルクーです。

主に沼地や川など、急流ではない流域に生息している世界最大の淡水魚。そして、世界最大の河川としても有名なアマゾン川は、ブラジルなどの熱帯雨林を流れている釣りでも有名な川です。

大型魚ですので大きな水槽の設置は、家庭内で飼育する際の床に強度問題があります。賃貸物件の場合、床抜け・水漏れは大きな問題となります。いずれにしても、専門家に調査・工事をしてもらうことが大前提です。

エサやりを怠ってしまうと「誤飲」というアクシデントが起こりかねません。水槽には飼育機材を設置しますが、ピラルクが誤ってそれらを飲み込んでしまうケースがあります。

例えば、誤飲の対象物はゴムです。水温系やヒーターなどに使われているもので、ピラルクがそれらをエサと勘違いして食べてしまうことがあります。

日頃、こまめなエサやりをしていれば大丈夫ですが、飼育に慣れていないとピラルクが誤飲や消化不良を起こし、死んでしまうケースもあります。

大型熱帯魚の飼育で困難な点は大型水槽の設置の有無です。巨大なシルバーアロワナでさえ飼育下では1メートルにはなりにくいですが、ピラクルはそれよりも大きくなる魚種です。

過密水槽となると、ピラルクがストレスを感じて水槽から飛び出してしまうことがあります。世界で有数怖い魚とも言われていますので、大きなトラブルとなりかねません。

家庭内で飼育する際はピラクルが飛び出さないよう、細心の注意を払った環境を設定しておきましょう。ちなみに巨大アロワナと同じくアマゾン川に住むピラクルですが、人を襲うことはありません。

小さな水槽ですと骨格がゆがんでしまい、きれいな体形にならずに無理な成長をしてしまうケースもありますので、水槽のサイズ選びは重要です。

飼育下では少ないケースですが、アマゾンではピラルクの最大記録が5メートルほど。丈夫なアクリル水槽で飼育することが多い魚種で、飼育するときの水槽は大きければ大きいほど健全に育成します。

ピラクルの飼育をする際、上記のものを準備する必要があります。設置スペースや資金は一般的な熱帯魚よりもはるかに高まりますので、安易な購入はできません。

維持費にも影響しますので、これから飼育を検討している場合は、設備と資金が準備できる環境なのか検討が重要です。