うなぎの寿命の平均はどれくらい？天然と養殖の違いや産卵との関係について解説

うなぎは、水質の変化や酸素不足、絶食など様々な環境変化にも耐えうる丈夫な魚といわれています。魚の飼育経験がなくても、一般的な淡水魚に必要なものの準備やメンテナンスをすれば良いので飼育初心者でも心配ありません。

特に注意することといえば、寄生虫がついていないかどうか確認することと、脱走できるような隙間を限りなく無くすことです。寄生虫は水槽に入れる前に取り除き、脱走の対策としては蓋をしっかり閉めて水の深さを深くしすぎないようにしましょう。

餌は生き餌と人工餌があります。慣れるまで、生き餌と呼ばれるエビやミミズ、小魚等の餌を与えると食いつきがいいでしょう。うなぎによって餌の好き嫌いがありますが、1種類を食べないからといって諦めず、好きな餌を探してみてください。

慣れてきたら、人工餌も食べるようになることがあります。魚用の餌は多く販売されており入手が手軽にできることが魅力です。探してみると、うなぎ用の餌も販売されています。

うなぎは、適温より水温が下がると、冬眠のために動きが鈍くなってしまうため、25度前後に保ちましょう。病気を防ぐためにも、低温には注意して育ててください。目安として15度前後になると病気にかかる可能性があります。


また、夏場に水温が上がりすぎることもできる限り避け、必要に応じてファンやクーラーをあて冷却する等対策をしましょう。

飼育に必要なものを準備したら、底砂、シェルター、フィルターやヒーターの順に水槽内にレイアウトして、水の深さは浅めに準備しましょう。脱走する可能性を考慮して、水槽に水を入れすぎないよう注意してください。

夜行性のうなぎですから、安心できる環境に近付けるため、水槽に隠れ家となるシェルターや底砂をレイアウトすることは重要です。水槽内の環境に慣れてきたら、シェルターの一部を透明にしてうなぎを観察する等の楽しみ方もできます。

飼育が始まったら、メンテナンスとして1週間に1度程、水換えを行いましょう。 水換えの際に水槽内に設置したものの掃除や、必要時にはフィルター交換をする等して清潔を保ちます。

水質の悪化に強いとはいえ、水槽飼育だと糞等で汚れてしまうので定期的にメンテナンスをしましょう。

プロホースや砂利クリーナーと呼ばれる物品を利用すると、水換えと底の掃除が手軽にでき、メンテナンスを楽に行うことができます。

うなぎは肉食性であるため、他の生き物との混泳はサイズ感に気を付けることが大切です。淡水魚であるカワムツやドンコ等、うなぎの口に入らないサイズの生き物と混泳させましょう。

しかし、淡水魚でもうなぎと同じように砂に隠れる習性のある生き物は、縄張り争いが起こる可能性がありおすすめできません。

うなぎ同士でも大きさの違いが顕著な場合は共食いに注意して、混泳を避けることがおすすめです。

産卵が寿命に深く関係しているうなぎは、平均的に5～20年程生きます。飼育を検討しているならば、もっと長く生きる場合もありますので、最後まで責任を持って飼えるかをしっかり考えましょう。

長く飼育をすると、水槽に近づいた飼い主に気付いてシェルターから顔を出したり餌をもらいに近付いてきたりと、可愛らしい一面を見られる可能性もあり楽しみが広がります。

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