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琉金の平均寿命は何年ぐらい?飼育方法や混泳などについても紹介

更新日:2024年08月11日

琉金の寿命や飼育方法を知っていますか。琉金は飼育環境で長生きさせることも可能です。本記事では、琉金の寿命や種類、飼育に必要なものと飼育するときの注意点について説明しています。琉金を飼いたいと思っている人は参考にしてください。

琉金の平均寿命は何年ぐらい?飼育方法や混泳などについても紹介

基本の体色について

琉金の体色には種類がありますが、基本は素赤と呼ばれる赤色か、更紗と呼ばれる紅白です。

素赤は琉金に限らず、金魚に多く見られる体色です。体が単色の赤で、ヒレや尾の先は白くなっています。金魚すくいの金魚の色というとイメージしやすいのではないでしょうか。

更紗は赤と白がまだらで入った体色です。琉金は赤の割合が多い赤勝ち更紗が好まれます。鑑賞用に向いている華やかな色です。

体の大きさについて

琉金は成長すると平均して10cm前後の大きさに育ちます。育つにつれて長くなるよりも丸みが強くなっていくため、金魚の中では小さい方です。

餌を多く食べさせることで琉金は大きくなり、上手に餌を与えれば20cmほどまで大きくなります。しかし、大きくなるほど体調を悪化させるリスクが高まるため、金魚の中でも大きく育てるのが難しい品種です。

名前のルーツは?

琉金の琉という字は、琉球から取られています。これは、江戸時代に日本に入ってきたルートに関係するものです。

琉金のルーツは、当時の中国で突然変異した和金を品種として固定した金魚です。中国から日本にやってくるときに琉球王国を経由して薩摩へと持ち込まれ、琉球の琉を取って琉金と名付けられました。

ヒレと色彩について

琉金は観賞用として品種改良が繰り返され、さまざまなヒレの形と色、模様が生まれています。それぞれの組み合わせを楽しめるのが琉金の魅力です。

産地や生産者によってヒレの形や色が異なり、観賞価値の高い琉金ほど人気があり高額で取引されています。特に模様の入り方は個体によって異なるので、自分好みの琉金を探してみてはいかがでしょうか。

琉金の繁殖について

琉金の繁殖適齢期は、オスは2~4才、メスなら3~5才です。水の温度が20℃以上になると繁殖行動を開始して、4~5月初旬ごろに産卵します。産卵用に水草や産卵ネットを水槽に入れておきましょう。

産み付けられた卵を放置すると親魚が食べてしまう場合があるので、卵を見つけたら別の容器に移動します。水温を20~25℃に保って、水中にポンプで十分に酸素を送り込んであげると1週間ほどで孵化します。

孵化した稚魚は、ブラインシュリンプをスポイトで与えるかグリーンウォーターで育てましょう。水質の悪化に注意しながら育てれば、2ヶ月ほどで金魚らしい姿になり自分で餌を食べ始めます。

琉金の種類

品種改良が繰り返されてきた琉金は、さまざまな種類が生まれています。ノーマルな琉金も美しいですが、色やヒレの形が改良された琉金は、また一味違う華やかさです。

琉金の種類とそれぞれの特徴を紹介します。

素赤

赤い体にヒレの先が白くなっている、スタンダードなカラーの琉金です。この赤色はウロコの色で、年齢を重ねた琉金ほど白っぽくなっていきます。

素赤の価値を決めるポイントは、色の濃さと尾ビレの長さ、それに体の丸みと大きさです。琉金の中でも安価に手に入る品種ですが、濃い赤色で知られる飯田琉金はブランド琉金として高値で取引されています。

黒琉金

黒琉金は琉金の中では珍しい品種で、ホームセンターなど一般的なお店では見かけることがありません。

黒と銀色が混ざった薄墨のような色が多く、お腹の周りは金色のような薄い色です。年齢を重ねると体の色も薄くなっていき、茶色へと変化していきます。

稀に出目金のように真っ黒な個体もいますが、とても貴重なため高額で取引されています。

白琉金

白琉金は名前のとおり体が白い琉金です。全身が真っ白な個体は珍しく、白い体色をベースとしつつ頭など体の一部に赤色が残っています。

体の色素が抜けたアルビノと混同されがちですが、アルビノの目が赤いのに対して白琉金の目は黒です。アルビノと比較すると白琉金の方が丈夫ですが、一般的な琉金よりも弱い傾向にあるため飼育が難しい品種です。

更紗琉金

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初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年11月18日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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