グラスキャットは死んだふりをする？特徴や飼育方法について解説

グラスキャットという魚をご存じですか。透明な体が特徴的な、美しい魚です。熱帯魚売り場などの水槽で、そのような魚を見たことがある、という人もいるでしょう。

またグラスキャットについて調べると、死んだふりをするという話を聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。特徴的な魚のため、飼うのは難しそうに見えますが、実は熱帯魚飼育の初心者でも飼いやすいそうです。

本記事では、グラスキャットの特徴や飼育方法について紹介します。また死んだふりはなぜ起こるのか、気を付けるべき点や飼育のコツについても説明しています。この記事を読めば、グラスキャットがどんな魚なのか、死んだふりをしていても大丈夫なのかがわかると思います。

グラスキャットに興味がある人や、飼ってみたいと思っている人はぜひ参考にしてくださいね。

一般的に、グラスキャットと呼ばれている魚は、ルーセントグラスキャットのことです。グラスキャットは、透明な見た目をしている小型のナマズです。よく見ると、透明な体は虹色がかっていて、その神秘的な美しさが人気のひとつとなっています。この魚はナマズの一種のため、口元にヒゲがあり、ウロコがないことも特徴です。

それでは、グラスキャットの詳しい特徴を見ていきましょう。

グラスキャットはナマズ目ナマズ科クリプトプテルス属の魚です。ナマズの仲間ですが、ナマズの中では小型です。東南アジアが原産地で、タイやミャンマー、ベトナムなどの淡水域で生息しています。

群れで泳ぐ習性があり、また夜行性のため暗くなってから活発に動きます。

グラスキャットは基本的に雑食と言われていますが、肉食性が強いようです。野生下ではプランクトンや小型の甲殻類を食べるようです。飼育下では人工飼料、赤虫やエビ、ミジンコなどを食べます。

グラスキャットは臆病な性格です。水草などの物陰に隠れてじっとしていることも多く、単独飼育には向いていません。仲間と一緒に水槽に入れると、群れで泳ぐ姿を見ることができます。

グラスキャットの寿命は3～5年ほどと言われています。しかし個体差があり、もっと長く生きることもあるようです。

成魚の大きさは8センチから10センチほどです。野生下ではもっと大きくなることもあるようですが、飼育下では成長しても10センチぐらいまでにしかならないようです。なお、ショップで売られている時は4～5センチ程度の大きさのものが多いでしょう。

グラスキャットの値段は1匹300～500円程度のようです。ホームセンターや熱帯魚販売店、ネット通販などで購入することができます。

購入の際は、ひげがピンとしているもの、体が透き通っている個体を選ぶようにしましょう。

グラスキャットは熱帯魚を飼うのが初めてという人にも飼いやすい魚です。しかし、水質や水温など気を付けるべき点はあります。

グラスキャットの飼育方法がわかるように、基本的な情報をまとめました。飼育を始める時の参考にしてください。