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初心者でも簡単!カタツムリの飼い方|餌/土/冬眠/赤ちゃん

更新日:2024年08月06日

雨の季節に庭先や公園でカタツムリに遭遇したことはありますか。カタツムリは飼育ケースで簡単に育てることができます。基本的なカタツムリの飼い方と初めてカタツムリを飼う時のちょっと気をつけたいことをお話ししていきます。皆で楽しくカタツムリを育ててみましょう。

初心者でも簡単!カタツムリの飼い方|餌/土/冬眠/赤ちゃん

春は暖かな陽気ですので、飼育ケースの中の環境にもそれほど影響はありません。冬に休眠してしまったカタツムリがいる場合は徐々に目覚めてくる季節です。水分を整え、ケースの中を清潔に保ちましょう。5月頃~梅雨入りにかけて気温が上がってくると産卵シーズンを迎えます。

複数でカタツムリを飼っている場合、ケースの中で卵が見られる場合もあります。卵を見かけたら、成体のいる飼育ケースとは別の飼育環境を用意しましょう。

梅雨入りを迎えると、カタツムリは活発に動くようになりますが、盛夏は気温が高くなるため、カタツムリが休眠する可能性も出てきます。カラから出てこなくなった場合は霧吹きで水を吹きかけると復活します。室内など温度がある程度一定に保てる環境では休眠せずにそのまま過ごします。飼育ケースの置き場所は、窓際やベランダなど直射日光が当たるところを避けましょう。

秋になると気温が下がってきて、カタツムリの動きも春夏に比べると鈍くなってきます。土や落ち葉などを飼育ケースに入れたり、保温を心掛けましょう。室内で飼育していると、夏の終わりに産卵することもありますが、気温が下がっているためふ化しない場合が多いです。産卵から30日過ぎても卵がふ化しない場合は折を見て処置しましょう。

冬は寒さに加えて乾燥の激しい季節です。飼育ケースへの霧吹きは春夏に比べて多めの回数を心掛けましょう。保温のために土や落ち葉を多めに入れ、室内の中でもあまり温度変化が激しくない場所に飼育ケースを設置しましょう。

冬眠について

冬などの温度変化が激しい時期になると、カタツムリは自衛のために休眠します。冬になり、カラにこもって餌を入れても動かなくなると冬眠している状態と判断してください。暖かい場所に移動して霧吹きで水をかけると復活しますが、そのまま冬眠させたい場合は常に気温が5度前後を保てる場所に飼育ケースを置き、落ち葉や土で保温します。このときは、掃除は不要です。

冬眠したらあまり飼育ケースを動かさないように心がけましょう。乾燥しないよう1日数回霧吹きで水を補給してください。3月頃の周りが暖かくなる時期には復活しますが、まれに冬眠がうまくいかずそのまま死んでしまう場合があります。慣れないうちは気温20度前後に保てる室内で冬眠をしないように育てることをおすすめします。

カタツムリの卵の飼い方

カタツムリを2匹以上同じ飼育ケースで飼っていると、産卵することがあります。産卵の時期は5~8月が活発です。飼育ケース内で産卵した場合は、卵だけ別の飼育ケースに移して乾燥しないように時々霧吹きで水をかけましょう。

素焼きの皿などに少し土を盛って卵を乗せると保温効果もあり、乾燥防止にもなるためおすすめです。室温、湿度などの条件が良ければ産卵から20~30日ほどでふ化します。小さいうちは成体のカタツムリと別に飼いましょう。

カタツムリの赤ちゃんの飼い方

カタツムリの赤ちゃんは、親カタツムリに比べて大変小さいため飼育ケースではなく小ぶりのタッパーなどでも飼育可能です。世話のポイントは、飼育ケースの際と同じく水滴がつく程度の水やりと、レタスや小松菜などやわらかい野菜を餌にしてください。野菜が傷んできたらすぐに入れ替えましょう。

タッパーで飼育する場合は、1日1回はフタを開けて換気しましょう。風通しの良い場所に置いてください。カラの成長のためにも卵のカラやボレー粉を必ず入れておきましょう。順調に成長すれば3か月ほどで親カタツムリと同じ程度の大きさに成長します。

楽しく飼えるカタツムリ

カタツムリを実際に飼い始めると、準備も簡単で育てやすく愛着が増します。複数で飼うと普段見る機会の少ない小さなカタツムリを見ることができ、家族の中の会話も広がります。特別な世話も少なく、飼育ケースを清潔に保つだけで元気に過ごしてくれるカタツムリを、ご家族の一員に加えてみてはいかがでしょうか。

初回公開日:2017年11月01日

記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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