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実はいろんな役割がある?ハムスターの鼻の特徴や働きを徹底解説!

更新日:2024年07月28日

ハムスターはいつも鼻を使ってくんくんと周りのにおいを嗅いだり、周りの様子を探ったりしています。ヒクヒクとよく動いていることの多いハムスターの鼻はとてもかわいいですが、実はハムスターにとってはとても重要な役割を果たす器官となっています。

実はいろんな役割がある?ハムスターの鼻の特徴や働きを徹底解説!

ハムスターの特徴

実はいろんな役割がある?ハムスターの鼻の特徴や働きを徹底解説!
ハムスターは近眼で目があまりよくなく、人間のようにはっきりと目の前の世界が見えているわけではありません。

見えているのは20~30cmほどまでとも考えられており、さらに、立体的な認識もできないとされています。

そのため、鼻を使っていろいろなことを察知したり、周囲の状態を把握したりしています。

小さな身体ではありますが、いろいろな器官を働かせて一生懸命に生きています。

ハムスターは環境の変化が苦手だったりストレスに敏感で、飼育する際には事前にしっかりハムスターの習性や特徴を把握してあげる必要があります。

ハムスターの習性・生態

ハムスターとは、キヌゲネズミ亜科げっ歯類の24種類の総称です。ハムスターは雑食で、頬に食べ物を貯めるための大きな頬袋を持っているのが特徴的です。

夜行性で夜になると回し車で走ったりして活発に動き始め、一日で5~20kmほどの距離を移動しているとも言われています。

一方、日中はほとんど巣穴の中で寝て過ごし、睡眠時間は一日14時間にもなりますが、警戒心が強く10分程度の短い睡眠を繰り返しています。

そんな警戒心の強いハムスターは、普段から常に周りの状況を窺って注意深く生活しています。

ハムスターの鼻の特徴は?

ハムスターの過ごし方を見ていると、小さな鼻を動かしてくんくんとにおいを嗅いだり、周りの様子を探るような行為をよくしています。

丸くて大きい目がかわいいハムスターですが、夜行性であることもあり視覚はあまり優れていません。ハムスターは近眼で、さらに色盲とも言われています。

そのため周りの状況を把握したりするには視力だけでは足りず、嗅覚や聴覚を頼りにしています。

ハムスターにとって大切な役割を果たす器官である鼻には、どのような特徴があるのでしょうか。

ハムスターの鼻の特徴

  1. 主に鼻呼吸
  2. 嗅覚が鋭い
  3. フェロモンを感じ取れる
  4. 状況を鼻で判断する
  5. 鼻が湿っている時がある

主に鼻呼吸

ハムスターは口での呼吸があまり得意ではなく、主に鼻で呼吸をしています。鼻呼吸のため、鼻炎などを発症してしまうと呼吸も苦しくなります。

あくびのときに大きな口をあけたりすることはもちろんありますが、口がずっと開いたままの状態になっていたり何か不調が起こっている可能性があるため注意が必要です。

口で呼吸をしているようなときはすぐに病院で診てもらうようにしましょう。

また、自分が飼うハムスターの呼吸数を把握しておけば、ハムスターが体調を崩して呼吸が遅くなったり速くなったりしていることにも気付くことができます。

嗅覚が鋭い

ハムスターの嗅覚は人間の約40倍とも言われています。においには敏感で、嬉しいときに嗅いだにおいや嫌なときに嗅いだにおいも覚えていることが多いです。

そのため、飼い主の手はいつもご飯やおやつをくれる人のにおいとして覚えているので手に乗ってくることがあったり、逆に嫌なことをされた人の場合はにおいを嫌がって嫌うことがあったりします。

自分のにおいがするところが落ち着く場所で、人に触られた後は人間のにおいが身体についたり自分のにおいが薄れてしまうため、毛づくろいをして自分のにおいを体につけたりします。

フェロモンを感じ取れる

ハムスターの発情期は規則的な周期で訪れ、メスの場合は発情期は4日ごとに来ます。基本的には交配は1年中可能ですが、ハムスターのことを考えると春や秋などハムスターが過ごしやすい気候の時期がです。

また、違う種類同士のハムスターを交配させることは基本的に不可能で、お母さんや子どもの命に危険が及んだり、最悪の場合は命を落とすこともあります。

ハムスターはフェロモンを鼻の中にあるヤコブンソン器官というところで感じ取ります。

においとして感じ取っているというよりは鼻にある器官を使って感知したりしています。

状況を鼻で判断する

目がよくないハムスターは、周りの状況などを鼻で判断ており、食べ物のにおいなども鼻を使って嗅ぎ分けています。

目では見えない分においを嗅ぐことによって、周りの状況についての情報を集めたりもしています。縄張り意識が強く、においで縄張りを嗅ぎ分けたりもします。

また、鼻の周りにあるヒゲも重要な役割を持っていて、ハムスターの視界は270度ととても広いのですが、目が上向きについているので下を見ることができません。

そのため、この先の道を進めるかどうかはヒゲが当たるか当たらないかで判断したりもしています。

鼻が湿っている時がある

ハムスターの鼻は少しだけ湿っているときがあります。湿り具合については若干湿っていて乾ききってはいないという程度で、湿りすぎている場合は風邪を引いていて鼻水が出ているなどの可能性もあります。

またハムスターの鼻は基本的には乾いていることも多く、まったく湿っていないからといって必ず病気というわけではありません。

一方でハムスターにとっては風邪も命取りになることもありますので、鼻の状態などは常に確認し、少しでも違和感を感じたり風邪などの疑いがあればすぐに病院で診てもらうようにしましょう。
次のページ:ハムスターの鼻の特徴を知ろう!

初回公開日:2019年08月26日

記載されている内容は2019年08月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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