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ハムスターがストレスを感じて取る行動|理由・原因と解消法を紹介

更新日:2024年08月07日

ハムスターがストレスに弱い動物だというのをご存知でしょうか。この記事では、ハムスターのストレスについてその原因や行動、解消法などを解説します。ハムスターがストレスを感じることなく、快適に暮らせるようにしたいという人は是非参考にしてみてください。

ハムスターがストレスを感じて取る行動|理由・原因と解消法を紹介
ハムスターは非常に縄張り意識が高い生き物です。そのため複数のハムスターを一つのケージに入れて飼育すると、縄張り争いが起きる可能性があります。その際、強いハムスターに攻撃された弱いハムスターには逃げ場がありません。

そのため1つのケージで複数のハムスターを飼うと、ハムスターが毎日ストレスを感じることになってしまうでしょう。

またハムスター以外のペットを飼育している場合にも、その存在がハムスターにストレスを与える可能性が高いため注意しましょう。

振動

ハムスターは水平の環境を好む生き物です。人間が地震で恐怖を感じ慌てるように、ハムスターもケージが振動したり傾いたりするとびくびくして緊張します。

飼っている人の足音も振動としてケージに伝わり、私たちが思う以上に音と振動がハムスターに伝わりストレスになります。

そのため直に足音や振動が伝わる床にケージを置くのは避け、棚などの振動が伝わらない場所に置くようにしましょう。

過度な接触

ハムスターの1日は人間にとっての30日~40日ほどに値します。そのためハムスターと1時間一緒に遊ぶと、人間で考えれば1日中遊んでいることになり、接触のしすぎと言えるでしょう。

接触しすぎるとハムスターは疲れるだけではなく、ストレスを感じてしまいます。ハムスターと遊ぶなら1日5分~10分程度に留め、ハムスターから何らかの要求があったときにそれにこたえる形で接触するのがベストと言えるでしょう。

ハムスターがストレスを感じて取る行動と理由

ここまでハムスターのストレスの原因となるものを解説しましたが、ハムスターがストレスを感じているとどのような行動をするのか気になるという人もいるのではないでしょうか。

ここでは、ハムスターがストレスを感じて取る行動とその理由について解説します。

飼い主が近づくと逃げる

ハムスターがストレスを感じている行動としてわかりやすいのが、飼い主が近づくと逃げるという行動です。飼い主のことを安心できる対象と見ておらず、危険だと感じているから逃げるというわかりやすい理由です。

飼い主がケージに手を入れるだけでハムスターが逃げてしまうような状態なら、飼い主が近づくという行為だけでハムスターがストレスを感じていることになります。

死んだふりをする・体の動きが止まる

飼い主がケージに近づくとハムスターが死んだふりをしたり、体の動きを止めたりする場合、ハムスターは身の危険を察知し、ストレスを感じています。

この行動はハムスターが敵が近くにいることを知ったときに、敵に見つからないようにするためのものです。また自分自身の動きを止めることで、敵に動きがあった際に素早く反応し、逃げることができます。

つまり飼い主のことを敵だと感じて、逃げる体制を取っているのですが、そのことでハムスターにストレスがかかっていると言えるでしょう。

回し車を過度に回す

野生のハムスターは一晩に約4km~6kmを走るとされており、ペットのハムスターが回し車を回すのはその習性が残っているからだと言われています。

そのためペットのハムスターは回し車を回すことで、野生のハムスターのように餌を求めて走ることを再現しているのです。

ハムスターの運動量が足りているのであれば、回し車を必要以上に回すことはありません。しかしハムスターが過度に回し車を回すようであれば、運動量が足りずにストレスを抱えていると考えられるでしょう。

物をやたらと噛む

ハムスターが歯を調節するために物を噛むのはよくあることですが、かじり木以外のものを噛んで壊したり、金網をやたらと噛んだりするのはストレスを感じているからです。

ハムスターが物をやたらと噛むのは口寂しいからだと考えられます。与えている餌の量が足りていなかったり、与えている餌よりもっとおいしいものが食べたいと不満を感じていたりすることが、物を噛むという行為に繋がっているのです。

人間の手に噛みつく

ハムスターは慣れていない人の手が自分に近づいてくると噛みつきます。ハムスターは小さく弱い動物であるため、相手が自分より強いか弱いかはすぐ判断できます。

ハムスターが人間の手に噛みつくのは、人間を倒そうと思っているわけではなく、勝ち目のない敵に追い詰められてどうすることもできず、噛みつくしかない状況に陥っているからです。

ハムスターに手を近づけて噛まれるということは、ハムスターはあなたを敵と見なしており、あなたに対して強いストレスを感じていると言えます。

ハムスターと仲良くなって信頼され噛まれなくなるまでは、ハムスターを触らないようにしましょう。

エサを多量に食べる

ハムスターはエサの補充をしていなかったり、エサが足りていなかったり、エサが腐っていたりすることがあると、エサを多量に食べるようになります。

これは十分にお腹が満たされていないときの転位行動で、次にエサを食べられるのがいつになるかわからないという不安を感じており、あるときにたくさん食べておこうと考え、このような行動を取っているのです。

そのためエサを多量に食べるときには、ハムスターがストレスを感じていると言うことができます。
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初回公開日:2022年06月11日

記載されている内容は2022年11月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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