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初心者でも簡単!ハムスターの飼い方|餌/夏/冬/2匹/風呂

更新日:2024年02月05日

ハムスターは小さいけれど、私たち人間に大きな癒しを与えてくれます。初めてペットを飼う人にとっても、お世話が比較的簡単で、飼育に必要なグッズも安価に揃えられるのが魅力です。ハムスターを飼う前に、ハムスターのいろはをしっかり学んでいきましょう。

初心者でも簡単!ハムスターの飼い方|餌/夏/冬/2匹/風呂

確認しよう!ハムスターの飼い方

初心者でも簡単!ハムスターの飼い方|餌/夏/冬/2匹/風呂
ストレスの多い現代社会では、ペットを飼って癒されたいと思う人が多くいます。しかし、犬や猫といった大きめのペットや、吠えて近所に迷惑をかけるペットを飼うのは難しいという人も多いでしょう。そんな方にはハムスターがです。ハムスターなら小さいですし、見ているだけでも癒されます。また、お世話が比較的簡単で、値段もお手頃なのもメリットです。

ハムスターを飼う前に、まず事前に専用の入れ物となる水槽やケージを購入します。そして、その中にハムスターが潜れるように10cm以上の深さで床材を入れ、巣箱、トイレ、給水器、餌入れ、回し車を最低限準備しましょう。そのあと、ペットショップなどでハムスターを購入します。

ハムスターのお世話は簡単

ハムスターは散歩へ連れて行く必要もなければ、大きな声で鳴いて、近所にご迷惑をかけることもなく、お世話もいたって簡単です。ハムスターを飼う時に気をつけることは、バランスの良い餌を与えること、ケージ内を掃除すること、運動できる環境を整えることの三点だけです。

ハムスターは夜行性であるため、人間が活動している時間はほとんど寝て過ごします。途中で何度か起きますが、合計で14時間ほど眠り、早朝や夕方以降になると活発に活動するようになり、エサを食べるしぐさや回し車で走るかわいらしい姿を観察できます。また、ハムスターは臆病な性格ですが、人間に慣れてくると、手のひらの上で眠ってしまうほど懐くことがあります。

餌について

ハムスターは雑食性なので、なんでも食べますが、だからこそバランスよく餌を与えることが大切です。ハムスターの体は小さいので、ゴールデンハムスターなら1日約10~15g、ドワーフハムスターなら約3~4gと、体重のおよそ5~10%程度が餌の適量になります。

餌は主にハムスター専用の主食(ペレット)を与えます。そのほかに新鮮な野菜や、ハムスターの大好物であるひまわりの種などの種子類を、2~3日に1度与え、チーズなどの動物性たんぱく質も同じく少量与えます。

特にひまわりの種のように、ハムスターにとって嗜好性の高い餌は、与えすぎると主食を食べなくなってしまいます。種子類は脂肪分も多く、食べすぎると肥満の原因になるため、注意が必要です。

ハムスター思いの掃除のやり方

ハムスターはとてもきれい好きです。しかし、臆病な性格と夜行性であることから、お掃除はハムスターが活動している時間帯に、素早く済ませてあげてください。ハムスターにストレスを与えないようにするには、毎日お掃除する所と、2週間に1度程度のお掃除で大丈夫なところのメリハリをつけたお掃除が大切になります。

毎日お掃除すべき場所は、トイレまわりと餌の食べ残し、そして給水ボトルです。まず、トイレ内の床材(砂)を交換します。この時臭いでトイレがわかるように、少しだけ臭いのついた床材(砂)をわざと残しておきます。次に、食べ残しの野菜や果物があれば捨ててください。給水ボトルはぬめりが無いように気をつけましょう。

ハムスターの運動について

野生のハムスターは毎日20kmも動き回っています。しかし家で飼う場合、同様の環境を整えるのは困難です。ただし、野生のハムスターは、遠方へ移動するのではなく、巣穴を中心に半径10~15m程度の狭い範囲を活動しています。

その性質をふまえて、家で飼うハムスターのために、回し車を設置したり、野生のハムスターが生活する巣穴に見立てたパイプをつなげて行動範囲を広げてやる方法が効果的です。回し車もいろいろなタイプが販売されており、音の気にならないサイレントタイプや、ハムスターの大きさに合わせたものがあるため、飼育環境に適したものを選ぶと良いでしょう。

2匹以上の複数飼いはできる?

ハムスターは、単独で飼うことが基本になります。ハムスターは縄張り意識が強いので、複数のハムスターを同じケージで飼うと、ケンカをしてケガをすることがありますのでやめましょう。

ドワーフハムスターの中には、子供のころから一緒に生活していれば、複数飼いできるものもいますが、ハムスターは繁殖力が強いため、生後3か月以降になるとオスとメスを一緒のケージで飼うのはやめたほうが良いでしょう。特に兄弟や違う種類のハムスターでは、遺伝子上の問題もありますので注意が必要です。

繁殖目的であっても、オスとメスを同じケージに入れるのは繁殖期だけとし、それ以外の時期は別々に飼うようにします。

お風呂に入れても大丈夫?

野生のハムスターは、砂漠などの環境で暮らしています。そのため毛が水にぬれると乾きにくく、小さな体の体温を奪うことにつながり、最悪の場合は命を落とす原因になります。そのため、ハムスターをお風呂に入れてはいけません。

ハムスターはきれい好きなので、頻繁に自分で毛づくろいをおこない、清潔に保っていますので、お風呂を必要としません。その代わりにストレス解消と汚れや臭いをとるために、一部の鳥がおこなうように、砂浴びを好んで行います。トイレとは別に砂浴びができる容器に砂を入れてケージの中に設置してあげると良いでしょう。

下痢などの病気で、万が一毛が汚れてしまった時は、固く絞った布で汚れた部分だけを拭き取ってあげると良いでしょう。

冬はハムスター用ヒーターが必需品

ハムスターを飼う理想の環境をつくるためには、温度と湿度の管理が必要となります。ハムスターの快適温度は20~28℃、湿度が40~70%となります。

ハムスターは気温が5℃以下になると冬眠してしまいます。しかし、他の冬眠する動物と違い、冬眠してしまうとそのまま死んでしまうことがあります。そのため冬眠することのないよう、気温が10℃以下になってきたら、ペット用のヒーターをケージの下や巣箱の下に敷き、温まれる場所を準備しておきます。

ヒーターがあれば、ハムスター自身で寒さを感じるとその場所に行き体を温めることができますので、冬眠することはありません。

ハムスターの値段は?

ハムスターはペットとしては比較的安価なことも魅力の一つです。ハムスターの種類やペットショップによっても多少の違いはありますが、ゴールデンハムスターやドワーフハムスターなら数百円~2000円までで購入することができます。

一部チャイニーズハムスターのように珍しい種類のハムスターは3000円前後することがありますが、ペットショップでよく見かける種類のハムスターなら、お子様のお小遣いでも買うことができますので、生き物を大切に飼うということの勉強にもなりです。
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初回公開日:2017年10月30日

記載されている内容は2017年10月30日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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