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ハムスターの目やにの対処法とは?考えられる病気や健康チェックの方法も解説

更新日:2024年02月05日

ハムスターについている目やにについて気になったことはありませんか?本記事では、ハムスターの目やにがついている時の健康状態や、注意しておきたいポイントなどを詳しくまとめてあります。ペットのハムスターを末長く可愛がりたい人は本記事をチェックしてみましょう。

ハムスターの目やにの対処法とは?考えられる病気や健康チェックの方法も解説

【一覧】目やにから考えられる病気

ハムスターの目やには、環境などの影響でできる一時的なもの以外にも、何かしら健康状態に異常が発生している時にできる場合もあります。

特に、長期的に目やにができているようなときは、その可能性を考慮しておかなければなりません。

何も知らずに放っておいてしまうと、そのまま取り返しのつかない結果を招いてしまうこともあります。それでは、実際にどのようなことに気をつけておけば良いのか、一つずつ確認していきましょう。

角膜炎

角膜炎は、ハムスターの目にゴミやホコリが入り、こすり続けた結果炎症を起こす異常です。この他にも、眼球に対して外傷にも気をつけておく必要があります。

点眼処置の場合だと、逆に気になって目元を擦って悪化させてしまうハムスターもいます。そのため、基本的には内服薬での処方で対応するようになるでしょう。

予防策として、環境を常に清潔に保つこと以外にも、眼球を傷つけないような床材選びや、伸びた爪のお手入れをしてあげると良いでしょう。

結膜炎

結膜炎は、ゴミやホコリが入ったことが原因で炎症を起こしたものです。ゲージの中が不衛生だと結膜炎になってしまう可能性が出てくるでしょう。

これも、基本的には内服薬での治療がメインになります。もし症状がひどくなっている場合は、抗体物質を投与する必要性も出てくるでしょう。

予防策としては、定期的に生活環境を清掃することで防ぐことができます。常に清潔な状態で快適に過ごせるような環境を作ってあげましょう。

白内障

ハムスターは老衰すると、白内障を発症するリスクが高くなります。目やになどの症状以外にも、診断時に判明することもあります。

白内障を完治させることは難しいため、基本的に治療は行われません。ただ、ハムスターはもともと視力が良くない生き物です。そのため、日頃から嗅覚や触覚に頼って生きています。そのため完全に失明したとしても問題なく生きていくことができるのです。

寿命そのものが縮むような深刻な状態ではないので、目が見えなくても快適に過ごせるような環境を作ってあげることを心がけましょう。

逆さまつげ

目やにが目立つこと以外にも、日頃から目元を気にしている動作を見受けられる場合、逆さまつげが生えている可能性があります。

これは本来外側に向かって生えるはずのまつげが、眼球側に向かって生えてしまっているものです。重度の場合は、眼球を傷つけてしまうこともあります。

予防策としては、特殊なピンセットで定期的に除去してあげると良いでしょう。また、レーザー手術などでその部分の毛根を破壊したり、メスで組織を切り取る方法があります。

眼球突出

ハムスターは体の構造上、ちょっとしたことで眼球が外に飛び出てしまうことがあります。例えば、歯を切るために首のうしろの皮膚をつまむことで、ハムスターの目が外側に押し出されることがあると思います。

これをやりすぎてしまうと、眼球突出につながる可能性が出てきてしまいます。これ以外にも、肥満や外傷、眼窩の腫瘍が原因で眼球が外に押し出されてしまうことがあるでしょう。

治療法としては、内服薬で治せないことがほとんどのため、眼球摘出を薦められることもあります。

マイボーム腺腫

目やにの症状の他に、まぶたが腫れ上がっていたり、目を開けられないような状態になっている場合は、マイボーム腺腫になっている可能性が考えられます。

原因として、涙の成分を生成するマイボーム腺の出口が詰まってしまっていることがあげられます。比較的、肥満体型のハムスターにこの異常が出てくることが多くなります。そのため日頃から食事に気を使ってあげて、健康的な体型を維持させてあげる必要があるでしょう。

実際にマイボーム腺腫になってしまった場合は、抗菌薬などでの治療で様子をみることになります。ただ症状が重い場合は、全身麻酔をした上で溜まった膿や脂肪を除去する必要性が出てくることもあります。

【状況別】目やにから考えられる病気

ハムスターの寿命は平均2〜3年の生き物です。人間と比べると非常に短い寿命だからこそ、1日でも長く生きられるよう健康にも気を使ってあげる必要があります。

その中で、目やにはハムスターの健康状態を知ることができる情報源の一つです。目やにが出ているときの状況もしっかり覚えておくことで、ハムスターの不調をいち早く察知できるでしょう。
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初回公開日:2022年06月22日

記載されている内容は2022年06月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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