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ハムスターに「にんじん」を与えて良い?与える量やペースについても解説

更新日:2024年02月05日

ハムスターのおやつとして野菜をあげている方は多いと思います。この記事ではハムスターににんじんを与えるメリットや与える際に注意するポイントを紹介しています。緑黄色野菜の代表ともいわれているにんじんをハムスターに与えるとどんな効果があるのでしょうか。

ハムスターに「にんじん」を与えて良い?与える量やペースについても解説

生のまま

生のままにんじんを与えるのは簡単でおすすめです。硬いので噛み応えがあり、噛むのが好きなハムスターにとっては歯を削れるというメリットもあります。

にんじんに含まれているビタミンは熱に弱い栄養素なので加熱すると壊れてしまい、またカリウムも同じように加熱することで流れ出てしまいます。生で食べることでそれらの栄養素を摂取することができます。

老齢で歯が弱くなってしまったハムスターだと、硬すぎて食べることが難しいかもしれないので、その場合は加熱して柔らかくして与えてあげてください。

茹でる/蒸す

歯の調子が悪い、老齢で硬いものが食べられないハムスターにおすすめの方法です。茹ですぎると柔らかくなりすぎるので、注意しましょう。

加熱することでビタミンやカリウムなどの熱に弱い栄養素は流れ出てしまいます。しかし、にんじんを皮つきのまままるごと茹でたり蒸したりする方法であれば、栄養素は流出しにくいと言われています。

にんじんを蒸すのが面倒という方は、電子レンジで加熱してみてください。簡単に火が通り、栄養を損なうことがないのでおすすめです。

小さく切る

ハムスターが手に持って食べやすい大きさは約5mm角ほどです。小さく切ってあげると食べやすく、適切な量を与えることができます。

細かく切ったにんじんを食べる姿を見ているとついつい何個もあげてしまいそうになりますが、与えすぎはよくありません。にんじんに含まれる水分を摂取しすぎて、下痢になってしまいます。

ドライにんじんにする

干すことで長くストックできますし、にんじんの旨味や香りが引き立つので、ハムスターにより美味しい状態で与えることができます。ただ干すだけですが、ビタミンや食物繊維などの栄養素をより多く摂取することができます。

ドライにんじんを作るときは、皮をむかずに大きめに切り、よく水気をとってザルに並べて天日干ししてください。時期によりますが、3日~1週間ほどで完成します。

千切りにすればより早くできますし、細かいのでハムスターにも与えやすいです。

にんじんの葉や皮も与えて良い?

にんじんにはさまざまな調理方法があり、中には皮ごと食べる方法もありました。皮は食べられないと思われている方も多いですが、シャキシャキして食べると実は美味しいのです。

スーパーに置かれているにんじんのほとんどは、葉が切り取られた状態で販売されています。あまり知られていませんが、葉の部分も食べることができます。サラダにしたり天ぷらにしたりして食べると美味しいです。

ハムスターもにんじんの皮や葉の部分を食べることができます。与えるメリットや注意点を紹介します。

葉も皮も与えてOK!

にんじんはオレンジ色の根の部分だけでなく、葉や皮なども与えることができます。与えることに抵抗感があるかもしれませんが、販売されているものはきれいに洗浄されているので、ハムスターに与える前にサッと洗うだけで大丈夫です。

にんじんの皮にはカロテンが特に多く含まれているので、皮ごと食べることでたくさんの栄養素を摂取することができます。また葉は根の部分の倍以上の栄養素が含まれています。

葉は与えすぎに注意

にんじんの葉を与える場合には、量に注意してください。葉の部分にはカルシウムとシュウ酸が含まれています。

シュウ酸はアクの一種です。シュウ酸は体内に入ると、カルシウムと結合してシュウ酸カルシウムになります。この成分は体内には吸収されず、便や尿として排出されます。

シュウ酸をとりすぎてしまうと、それが結晶化し尿路結石の原因となります。人間でも激痛を伴うと言われているのに、小さなハムスターが尿路結石になってしまうと命に関わるので、葉の部分はあげすぎないようにしてください。

にんじんを与える量と回数


にんじん自体はハムスターに対して安心して与えることができますが、適当な与え方をしているとハムスターの健康を害してしまうことがあります。

にんじんは適切な量を与えれば栄養満点で、ハムスターにとっていい副食になります。与える場合には適切な量や回数を学んでおきましょう。

1回の与える量

1回に与える人参の量は、5mm角に刻んだものを1~2個程度です。それ以上与えると、水分を摂取しすぎて下痢になってしまいます。

この目安は生でも乾燥させているものでも同じです。葉を与える場合は、小さく切ったものをごく少量与えます。

にんじんばかり与えているとお腹がいっぱいになって、主食であるペレットを食べることができなくなってしまいます。適量を守りましょう。
次のページ:にんじんを与える際の注意点

初回公開日:2022年09月13日

記載されている内容は2022年09月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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