トノサマバッタにおすすめの餌は?飼育に適した環境や飼うときの注意点も紹介
更新日:2024年07月15日
野菜
時期的にイネ科の植物が手に入りにくい時などは、レタスやキャベツ、またはきゅうりのような水分の豊富な野菜で代用するのも良いでしょう。または大根の葉でも代用可能です。しかし、雑草等と比較して野菜が傷みやすいため、毎日交換するようにしましょう。
実際にはイネ科の植物の方が好んで食べますが、こういった野菜の方が入手しやすく、農薬等の影響も少ないので与えやすいです。新鮮な野菜は固くて食べにくいため、少し柔らかくなっている部分を与えましょう。与える際には小さな器の上に置いてやると、交換や掃除も楽になるのでオススメです。
実際にはイネ科の植物の方が好んで食べますが、こういった野菜の方が入手しやすく、農薬等の影響も少ないので与えやすいです。新鮮な野菜は固くて食べにくいため、少し柔らかくなっている部分を与えましょう。与える際には小さな器の上に置いてやると、交換や掃除も楽になるのでオススメです。
金魚の餌
理由は後述しますが、バッタは草食性とはいえ、たんぱく質を多く必要とする虫です。植物や野菜だけでは、たんぱく質はほとんど摂取できません。そういう時は、金魚の餌や煮干し、または削り節といったものを与えることで、たんぱく質の不足を防ぐことができます。とはいえ、あまり大量に与えても食べきれずに腐らせてしまうことになりますので、ごく少量与えるようにしましょう。
また、ペットショップには金魚の餌によく似た粒状の、コオロギ用の餌が販売されていることもありますので、こちらで代用することもできます。
また、ペットショップには金魚の餌によく似た粒状の、コオロギ用の餌が販売されていることもありますので、こちらで代用することもできます。
トノサマバッタを飼うときの注意点
飼育環境も整い、与える餌も把握しましたが、まだトノサマバッタを飼育する準備は完了していません。トノサマバッタを飼育する際には、いくつか注意しなければならないことがあります。特に重要なのは共食いについてで、覚えておかないとトノサマバッタはすぐに共食いを始めてしまいます。ここでは共食いを始めとしたトノサマバッタを飼うときの注意点について、詳しくご紹介していきます。
ふんをこまめに掃除しよう
トノサマバッタは食欲旺盛でよく食べるため、それに比例してフンもまた大量にします。小さいからと油断して長期間放置していると、飼育ケース内にカビが発生する原因になります。カビによってバッタが弱ってしまうこともあるので、ケース内はこまめに掃除するようにしましょう。
掃除の際には、飼育ケースを大きな透明のポリ袋に包んだ状態で作業すると良いです。トノサマバッタが逃げることもないので、安全に掃除することができます。餌を交換する際にも便利ですので、覚えておきましょう。
掃除の際には、飼育ケースを大きな透明のポリ袋に包んだ状態で作業すると良いです。トノサマバッタが逃げることもないので、安全に掃除することができます。餌を交換する際にも便利ですので、覚えておきましょう。
共食いに注意しよう
トノサマバッタは共食いをすることもあるというのは先述した通りですが、これはトノサマバッタという種が完全な草食性ではなく、肉食性も少し持ち合わせていることに起因します。そのため、植物だけでは食欲が満たせず、たんぱく質豊富な同種の仲間を食べてしまうのです。
そのため、たんぱく質を餌で補ってやることで、共食いを防ぐことができます。先ほどご紹介したように、金魚の餌などを与えて、たんぱく質を積極的に摂取させてやりましょう。それでも完全に共食いを防ぐことは難しいので、可能であればあまり多くのトノサマバッタを同時に飼育しないようにするのも手です。
特にメスがオスを襲って共食いをすることが多いので、交尾以外ではオスとメスを同じ環境においておくのはなるべく避けましょう。
そのため、たんぱく質を餌で補ってやることで、共食いを防ぐことができます。先ほどご紹介したように、金魚の餌などを与えて、たんぱく質を積極的に摂取させてやりましょう。それでも完全に共食いを防ぐことは難しいので、可能であればあまり多くのトノサマバッタを同時に飼育しないようにするのも手です。
特にメスがオスを襲って共食いをすることが多いので、交尾以外ではオスとメスを同じ環境においておくのはなるべく避けましょう。
水分補給を忘れずに
トノサマバッタも生き物ですので、当然水分を必須としています。基本的に、餌として与えた植物や野菜から水分を摂取することはできますが、時期によっては飼育ケース内が乾燥して水不足になってしまうこともあります。頻度は多くなくとも良いですが、霧吹きなどでケース内を湿らせてやり、雨が降ったような環境を整えてやると良いでしょう。
また、トノサマバッタは日光に含まれる紫外線を浴びることで健康さを保っている生き物なので、なるべく日光浴をさせるようにしましょう。とは言っても直射日光を長時間当てるとすぐに弱ってしまいますので、風通しが良く日差しがある程度届く場所に飼育ケースを置いてやりましょう。
また、トノサマバッタは日光に含まれる紫外線を浴びることで健康さを保っている生き物なので、なるべく日光浴をさせるようにしましょう。とは言っても直射日光を長時間当てるとすぐに弱ってしまいますので、風通しが良く日差しがある程度届く場所に飼育ケースを置いてやりましょう。
トノサマバッタが好む餌を用意してみよう
トノサマバッタについて様々な解説をしてきました。昆虫は人によって好き嫌いの分かれる生き物ですが、トノサマバッタはその中でも比較的親しみやすい部類になります。飼育自体も昆虫の中では簡単な方ですので、何か昆虫飼育に挑戦したいと考えている方には、ぜひオススメしたい生き物です。
人間も、好きな食べ物を食べられるだけで幸福感を覚えます。生き物も同様です。トノサマバッタを飼育する際には、トノサマバッタが好む餌を把握して、正しく与えることができれば、より長く飼育していくことができます。
飼育対象の生き物のこと、特に餌についてはよく考慮することを意識して、飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。
人間も、好きな食べ物を食べられるだけで幸福感を覚えます。生き物も同様です。トノサマバッタを飼育する際には、トノサマバッタが好む餌を把握して、正しく与えることができれば、より長く飼育していくことができます。
飼育対象の生き物のこと、特に餌についてはよく考慮することを意識して、飼育に挑戦してみてはいかがでしょうか。
初回公開日:2022年08月03日
記載されている内容は2022年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。