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モルモットが死ぬときに見せる症状とは?罹りやすい病気の種類も紹介

更新日:2024年04月30日

モルモットが死ぬときに見せる症状をご存じでしょうか。本記事では、死ぬときの前兆としてモルモットにどんな症状が出るのか、罹りやすい病気や死んでしまった後の対応について詳しくまとめています。モルモットを飼っている方や、これから飼う予定の方は読んでみてください。

モルモットが死ぬときに見せる症状とは?罹りやすい病気の種類も紹介

不正咬合

不正咬合は、モルモットの歯が食事の際にうまくすり減らず、伸び続けてしまい噛み合わせが悪くなってしまう病気です。

モルモットは歯が伸び続けるという性質を持っており、本来ならば牧草を主食とするため、歯をすり減らしながら食べます。

しかし、ペレットや野菜、おやつなどを食べ続けることで歯がすり減ることなく伸び続けて、口内を傷つけてしまい、食欲が減ったりよだれが増えたりといった症状が出ます。

一度噛み合わせが悪くなった場合には、歯が伸び続け再発してしまう可能性があるため、予防のために牧草を積極的に食べさせるようにしましょう。

出典:モルモットの歯科疾患(不正咬合)|日本エキゾチック動物医療センター みわエキゾチック動物病院
参照:https://www.miwaah.com/guineapig.html

ビタミンC欠乏症

皮膚や血管の健康維持に大切なビタミンCですが、モルモットは自分で作ることができないので、食事のときに意識的に摂らせてあげることが重要です。

ビタミンCが足りなくなってしまうと、毛艶がなくなるほか、食欲不振や下痢などの不調により体重が減少する可能性があります。

悪化させてしまうと関節痛に繋がり、全身を痛がり歩行が困難となる場合もあるので、普段からビタミンCの摂取を意識して、異変を感じたときには早めに動物病院へ相談に行きましょう。

出典:モルモットのビタミンC欠乏症|南が丘動物病院
参照:https://www.minamigaokaah.com/column/column_20140202_764.html

食滞

食滞を発症した場合、便秘やフンが普段よりも小さかったり、歯ぎしりをしたり腹部に触れると痛がったり、呼吸が早いといった症状が表れます。

当てはまるものがあった場合には、動物病院に早めに相談に行くようにしましょう。

脱水の心配があるので、点滴の処置をしてくれる場合もあります。

出典:モルモットの食滞|ココニイル動物病院
参照:https://www.coconi-iru.com/case/entry/post-59/

尿石症

膀胱や尿道に結石ができて、排尿がうまくできず回数が増えたり、痛がって鳴いたり、動かなくなってしまったりといった症状が出ます。

悪化することで、膿が混ざったり血尿が出たりする場合もあり、ショック死してしまう程の激痛を伴う場合もあります。

水はいつも綺麗で新鮮な状態にしてあげて、カルシウムやビタミンDを長期的に摂りすぎてしまうことのないように、食事にも気を配りましょう。

出典:尿石症|まなび野動物病院
参照:https://www.manabinoanimal.com/wellness_and_preventive_care_for_pets/health_care_for_rabbits_guinea_pigs_and_hamsters/preventive_care_for_guinea_pigs/

熱中症

モルモットは暑さに弱く熱中症になりやすいため、生活する部屋の温度管理が重要です。

特に夏場に長時間家を空ける場合には、日中の気温も意識して室温や湿度が上がりすぎないように注意しましょう。

熱中症になってしまったモルモットは、落ち着きがなくなり、耳を小刻みに揺らしたり鼻をぴくぴくさせたりして呼吸するようになります。

伏せのような姿勢でお腹を床につけて、よだれを垂らすような症状がでます。

脱水症状がでると死んでしまう場合もあるため、水がなくならないように注意し室温管理をしっかりと行ってください。

出典:熱中症|まなび野動物病院
参照:https://www.manabinoanimal.com/wellness_and_preventive_care_for_pets/health_care_for_rabbits_guinea_pigs_and_hamsters/preventive_care_for_guinea_pigs/

乳腺腫瘍

乳腺腫瘍は、モルモットではオスメス問わず罹る可能性の高い病気ですが、乳腺が犬猫などと違い2個しかないため、日頃から異変がないか触ってチェックすることで早期発見できます。

比較的オスのほうが罹りやすいという特徴があり、乳腺部位や足の付け根にしこりができ、赤い乳汁、乳頭の腫れや出血といった症状が出るので覚えておきましょう。

出典:モルモットの乳腺腫瘍(乳腺癌)|江古田の森ペットクリニック
参照:https://egotanomori.com/case3.php?eid=00004

毛球症

毛球症とは、モルモットは体内に取り込んでしまった自分の毛や異物を吐き出すことができないため、それらがどんどん体内に溜まってしまうために起こる病気です。

便秘になったり食欲不振、水をよく飲むという症状から始まり、ひどくなるにつれてフラフラしたりお腹が膨れてきたりするのが特徴です。

予防のためにも、こまめにブラッシングを行い、異物の誤飲やストレスには注意してあげてください。

出典:毛球症|まなび野動物病院
参照:https://www.manabinoanimal.com/wellness_and_preventive_care_for_pets/health_care_for_rabbits_guinea_pigs_and_hamsters/preventive_care_for_guinea_pigs/

モルモットが死んだ後にすることとは?

ここまでは、モルモットが死ぬときや病気の際に起こる症状をご紹介しました。

頑張って寿命を全うしたモルモットが死んでしまった後には、飼い主としてどのようなことをしてあげると良いのか、その時になって焦ることのないように、把握しておくようにしましょう。

亡骸を綺麗にする

基本的には2、3時間で死後硬直が始まってしまうので、死んでしまった後はなるべく早めに楽な態勢を取らせてあげてください。

死ぬときに目が開いたままになってしまう子がいます。

すぐに気付いた場合には閉じさせてあげて、無理だった時にはハンカチなどをかけてあげましょう。
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初回公開日:2022年08月16日

記載されている内容は2022年08月16日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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