【地域別】熊の種類・強さ・大きさ|凶暴/北海道/カナダ
更新日:2024年09月23日
大きさ別にみる熊の種類一覧
そもそも熊とは?
熊とは、食肉目クマ科に属する哺乳類です。日本をはじめとしたアジアの各地や、アメリカ大陸、ユーラシア大陸や北極にも広く生息しています。
では、熊にはどんな種類がいるのでしょう。有名な種類はわかるけれど、全てをご存知だという方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。今回は、地域別にみる熊の種類や強さなどについて詳しくご紹介します。
では、熊にはどんな種類がいるのでしょう。有名な種類はわかるけれど、全てをご存知だという方はなかなかいらっしゃらないのではないでしょうか。今回は、地域別にみる熊の種類や強さなどについて詳しくご紹介します。
最大種は?
全ての熊の中で、最大を誇る種類はホッキョクグマです。ホッキョクグマという名前ですが、北極にしかいないというわけではなく、ユーラシア大陸やアメリカ大陸の北部にも生息しています。メスよりオスの方が大きく、体長は200cm~250cm、体重は400kg~600kgほどにもなります。
他の熊と比べ毛色が白いため、シロクマとも呼ばれていますが、実はそれ以外にも頭部が小さく首が長いなど、体つきも特徴的です。また、寒冷地に生息しているため皮下脂肪が多く、足の裏にも毛が生えています。
主なエサはアザラシや魚ですが、トナカイやセイウチ、打ち上げられたクジラなども食べることがわかっています。聴覚や嗅覚にすぐれており、1.5kmも先の獲物の臭いもかぎ分けることができます。
他の熊と比べ毛色が白いため、シロクマとも呼ばれていますが、実はそれ以外にも頭部が小さく首が長いなど、体つきも特徴的です。また、寒冷地に生息しているため皮下脂肪が多く、足の裏にも毛が生えています。
主なエサはアザラシや魚ですが、トナカイやセイウチ、打ち上げられたクジラなども食べることがわかっています。聴覚や嗅覚にすぐれており、1.5kmも先の獲物の臭いもかぎ分けることができます。
大型種
ホッキョクグマに次いで大きいのはヒグマです。ヒグマは、ユーラシア大陸やアメリカ大陸など、熊の中で最も広い地域に生息しています。大きいもので体長は2.5m~3m、体重は500kgにもなります。
ヒグマは頭部が大きくがっしりとした体つきで、手には長く鋭い爪を持っています。足幅が広いため後ろ足で上手に立ち上がることができ、前足の鋭い爪を使って相手に攻撃します。
雑食性で、草や果実などの植物の他虫や魚、小動物などなんでも食べます。川を遡上する鮭をヒグマが捕食するのは有名で、熊といえばヒグマを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
また、ヒグマには、エゾヒグマやコディアックヒグマなど数種類の亜種がいることがわかっています。
ヒグマは頭部が大きくがっしりとした体つきで、手には長く鋭い爪を持っています。足幅が広いため後ろ足で上手に立ち上がることができ、前足の鋭い爪を使って相手に攻撃します。
雑食性で、草や果実などの植物の他虫や魚、小動物などなんでも食べます。川を遡上する鮭をヒグマが捕食するのは有名で、熊といえばヒグマを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
また、ヒグマには、エゾヒグマやコディアックヒグマなど数種類の亜種がいることがわかっています。
最小種は?
熊で最も小さな種類は、マレーグマです。インドやマレーシア、中国南部などの東南アジアに生息しています。体長は100cm~150cm、体重は25kg~65kgで、ホッキョクグマやヒグマの小熊ほどしかありません。そのため英語で「Dog bear(犬熊)」と呼ばれることもあるほどです。
比較的暖かい地域に暮らしているため、体毛は短めです。艶のある黒い体毛と、首のあたりにある三日月状の斑紋が特徴です。
マレーグマは、視力が発達していない代わりに臭覚が鋭いため、食べ物は臭いを頼りに見つけます。果実や虫の他、トカゲや鳥などを食べます。夜行性ということがわかっており、昼間は眠っていたり日光浴をしたりして過ごしています。
比較的暖かい地域に暮らしているため、体毛は短めです。艶のある黒い体毛と、首のあたりにある三日月状の斑紋が特徴です。
マレーグマは、視力が発達していない代わりに臭覚が鋭いため、食べ物は臭いを頼りに見つけます。果実や虫の他、トカゲや鳥などを食べます。夜行性ということがわかっており、昼間は眠っていたり日光浴をしたりして過ごしています。
日本の地域別にみる熊の種類・強さ
日本には、2種類の熊が生息しています。ここでは、それぞれの熊についてご紹介します。
北海道・ヒグマ
北海道には、ヒグマの亜種であるエゾヒグマが生息しています。体長は200〜230cm、体重は150〜250kgほどで、陸上動物としては日本で最大です。その歴史は古く、まだ日本とアジア大陸が繋がっていた氷河期時代までさかのぼります。しかも、直接北海道に入ったのではなく、本州を通ってきたというから驚きです。
では、どうして本州にはヒグマがいないのでしょう。実は、数万年前まではヒグマも本州に生息していました。化石も発掘されています。しかし、氷河期が終わり温暖な気候に変わると本州のヒグマは絶滅してしまい、現在は北海道に生息するのみとなっています。
では、どうして本州にはヒグマがいないのでしょう。実は、数万年前まではヒグマも本州に生息していました。化石も発掘されています。しかし、氷河期が終わり温暖な気候に変わると本州のヒグマは絶滅してしまい、現在は北海道に生息するのみとなっています。
本州以南
本州や四国などに生息する熊は、ニホンツキノワグマです。日本にツキノワグマがやってきたのも氷河期とされており、陸続きだった大陸から入ってきました。その後、日本が大陸と離れたため、ツキノワグマの亜種であるニホンツキノワグマとして独自の進化を遂げました。
体の大きさは個体や季節によっても変わりますが、体長は110〜130cm、体重は50〜100kgほどです。これは、全ての熊の中で小型から中型の種類になり、大陸にいるツキノワグマと比べても小さめと言えます。
体の大きさは個体や季節によっても変わりますが、体長は110〜130cm、体重は50〜100kgほどです。これは、全ての熊の中で小型から中型の種類になり、大陸にいるツキノワグマと比べても小さめと言えます。
奥多摩など
近年、檜原村、青梅市、日の出町、あきる野市などの奥多摩地域では、ツキノワグマの目撃情報が相次いでいます。これは、森林の開発が進んだことで熊のエサが減り、食料を求めて山を下りてきているからと考えられます。
ヒグマもツキノワグマもどう猛で、人間が襲われる事案も発生しています。日本に生息している2種類の熊でいうと、体も大きく気性が荒いのはヒグマの方で、ツキノワグマに比べると肉食の傾向も大きいです。ツキノワグマが人間を襲うのは、獲物としてではなく自分の身を守るためだと言われています。
ヒグマもツキノワグマもどう猛で、人間が襲われる事案も発生しています。日本に生息している2種類の熊でいうと、体も大きく気性が荒いのはヒグマの方で、ツキノワグマに比べると肉食の傾向も大きいです。ツキノワグマが人間を襲うのは、獲物としてではなく自分の身を守るためだと言われています。
初回公開日:2017年12月08日
記載されている内容は2017年12月08日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。