たぬきはペットとして飼える？たぬきの生態や飼い方についてまとめました！

野生のたぬきは臆病で警戒心が強いのが特徴ですが、一方でとても狂暴な一面を持っています。

狂暴さは臆病の裏返しでもあるわけですが、身の危険を感じた時のたぬきは必至に抵抗し、人間にも害を加えるほど凶暴になります。

可愛らしい印象とは裏腹な性格はしっかりと把握しておいて、万が一見つけてもむやみに近づくことは避けましょう。

日本では古くから馴染みのあるたぬきはペットとして飼うこともでき、赤ちゃんの頃のたぬきは何とも言えない可愛らしさがあり、まるでぬいぐるみです。


しかしペットとしてたぬきを飼う場合にはいくつかの条件があり、その条件をクリアしていなければペットとして飼育することはできません。

これからたぬきをペットして飼う人のために、飼う時の注意点をいくつかご紹介してきましょう。

ペットにもなるたぬきですが、ペットショップでは販売されておらず、日本の鳥獣保護法で有害鳥獣に当たるたぬきは基本的にはペットして飼うことができないといのは覚えておきたいところです。

狩猟期間も限定されていて、その期間であれば捕獲や保護することは可能ですし、怪我をしているたぬきを保護したり、悪さをするたぬきを捕獲したりと一時的にペットのように飼育することはできます。

稀に中国など諸外国で繁殖されているたぬきが販売されていることもあるようですが、そのようなたぬきを購入して飼育することも、日本の法律では禁じられています。

日本の法律ではペットとして飼育することが禁止されているたぬきですが、怪我や病気をしているたぬきを一時的に保護した場合はペットとして飼育することも可能です。

ただし、そのような場合でも住んでいる市区町村に生涯飼育許可を申請する必要があり、黙って飼育すると法律に違反することになります。

飼育の許可がおりるのはごく限られた条件下のみになるので通常の健康なたぬきをペットとして飼育するのはほぼ不可能と考えて良いでしょう。

けがや病気などで保護したたぬきをペットとして飼育する時、与える餌はドッグフードが便利です。

もともとたぬきは雑食性なのでどんなものでも食べますが、ドッグフードは扱いも便利で栄養価も高く、同じイヌ科のたぬきにはぴったりです。

保護したたぬきが幼獣の場合には犬用のミルクなどを与えると良いでしょう。

他には主食とは別におやつとして果物、野菜、肉、魚などをバランスよく与えると健康な状態でペットとして飼育することができます。

たぬきをペットとして飼った場合、きちんとしたしつけをすれば人に懐くこともありますが犬とは違い警戒心が強い動物なので時間をかけて信頼関係を築くことが大切です。

もともとイヌ科の動物であるたぬきは人に懐く要素は持っています。決まった時間に餌を与えたり、しっかりと身の回りの世話をして飼育することによって信頼関係が気付けるようになります。

一気に距離を縮めて臆病なたぬきを怖がらせたりしないように注意を払って距離を縮めていくのがポイントです。

焦らずに少しずつ信頼関係を気付くようにしましょう。

たぬきの飼育で必要なのはゲージ、水容器、餌用の皿、トイレ、ベッド、餌、リードです。

ゲージは犬用のものでよく、水容器はひっくり返らないように程よい重さがあるものが良いでしょう。

飼育に関してそれほどの費用は掛かりません。本来ペットとして飼育することはできない動物ですから、専用のアイテムは販売されていません。

全て他の動物の代用品を利用することになります。100円ショップなどで便利なアイテムが販売されているので費用をかけずに飼育することも可能です。

たぬきをペットとして飼育する場合に注意しなければならないの4つの点について説明しましょう。

臆病で警戒心の強いたぬきを飼育することになった場合、もちろん性格や特徴に配慮した飼い方が重要になりますが、それ以外でも気を付けたいポイントがいくつかあります。

野生動物であるたぬきを保護してペットとして飼う場合、おそらく気にしなければならないのは鳴き声と臭い、そして病気です。

油断するとご近所問題にもなり兼ねない4つのポイントはしっかりと抑えておきたいところです。

たぬきを飼う時には鳴き声が隣近所に響き、迷惑になることがあります。

基本的には鳴き声を上げる動物ではありませんが、威嚇時はグー、ウワンといった声で鳴きます。

夜行性のため夜に鳴く場合は注意しましょう。