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狆ってどんな動物?狆の特徴と飼育方法や飼育にかかる費用・価格を紹介

更新日:2024年06月19日

愛くるしい姿・表情で人間と共に過ごしてきた犬種「狆(ちん)」。この狆、実は古くから日本で人間と一緒に生活を共にしてきました。そのルーツを辿り、現在に到るまでの経緯、特徴・飼育方法・気になるお値段の相場まで丸ごとご紹介していきます!

狆ってどんな動物?狆の特徴と飼育方法や飼育にかかる費用・価格を紹介

狆の歴史

1つ1つの表情がとても豊かな犬の狆(ちん)は、事あるごとにちょっと大きい目で訴えかけてきます。

とっても繊細な犬で飼い主との距離が近いことをとても大切にします。実はこの狆、日本と古くから深い結びつきがあり、由緒正しい犬であることがわかっています。

まずはその歴史から紐解いていきます。

狆の歴史1:名前の由来

「ちいさいいぬ」が省略された説と、屋内で飼う犬と猫の中間を表した「和製漢字」の説とがあります。

一方「狆」という漢字は「猫」に似ていますが、その姿形はもちろん、高いところに登る習性も「猫」を彷彿とさせますので、そこから「猫」に似ている漢字をあてたという説もあります。

また、高い場所から見下ろすような習性が猫のようでいて、人好きで寂しがり屋という犬本来の面もある。二面性を備えており、そこが多くの人々を虜にする魅力と言えます。

狆の歴史2:戦国時代

狆は日本最古の改良犬ともいわれています。狆の祖先の犬は日本で唯一の愛玩犬種として、改良と繁殖をされていました。

15世紀末から16世紀にかけての戦国時代にペキニーズ(北京狆)がマカオから導入され、その後に狆に改良されたという説が有力で、狆は日本最古の改良犬でもあるとされています。

狆の歴史3:日本書紀に登場

720年に完成した日本書紀の中に、672年に新羅から「狗」が贈られたという記載があり、この「狗」が「狆」であれば、さらに歴史が古くなりますが、両者の漢字の関係性は不明です。

今から1,000年以上前から、その日本に存在していた可能性がある狆。その具体的な特徴をご紹介いたします。

狆の特徴

トイプードルやチワワと比べてあまり知られていないけど、とってもフレンドリーで賢い犬の狆。室内飼育の環境が増えてきており、その大きさから手頃な可愛らしさが注目されています。

狆は日本だけでなく海外でも愛された歴史があります。気品ある佇まい、大きなクリッとした目、艶やかで豊かな被毛、著名人・庶民問わず愛されてきました。

まず、狆はどんな特徴があるのか、その身体的特徴となる大きさ・重さ・毛、そして気になる性格、寿命を紹介します。

狆の特徴まとめ

  • 体高は20〜27cmと小ぶり
  • 体重は1.4kg〜6.8kg
  • 毛量は多いが抜け毛は少ない
  • 寿命は12年〜14年程度

1:大きさや重さ

体重1.4kg〜6.8kg、、体高20cm〜27cmの小型犬で、鼻ぺちゃ、垂れ耳、短足で、愛嬌があるそのルックスは浮世絵にも描かれたほど特徴的です。

江戸時代から言われた「座敷犬」、その言葉も狆がその発祥です。
体重1.4kg〜6.8kg
体高20cm〜27cm

2:毛の特徴

ロングのシングルコートが特徴の狆は、ハリがある被毛であり、抜け毛が少なく、あまり手間がかかりません。最低週2回からのブラッシングと月1回のシャンプーでOKです。
毛量比較的多い
毛色白色に黒、白地に赤
抜け毛少ない
ケア最低週2回からブラッシングをする
月1回からシャンプーをする
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初回公開日:2019年08月21日

記載されている内容は2019年08月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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