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ミミナガバンディクートってどんな動物?生態や特徴を徹底解説!

更新日:2024年07月01日

オーストラリア固有種のミミナガバンディクート。日本ではゲーム「クラッシュ・バンディクー」のモデルとなった動物です。あまり知られていないミミナガバンディクートの生態と特徴を紹介します。絶滅危惧種になった経緯もまとめました。

ミミナガバンディクートってどんな動物?生態や特徴を徹底解説!

ミミナガバンディクートとは

ミミナガバンディクートという生き物を、ご存じでしょうか。

日本ではあまり馴染みのない名前の生き物ですが、のゲーム「クラッシュ・バンディクー」のモデルとなった珍しい動物です。最近では「けものフレンズ」のゲームキャラクターにもなっています。

ミミナガバンディクートとは、どんな動物なのかをご紹介します。
種名(和種名)ミミナガバンディクート
科名ミミナガバンディクート科
体長30~55㎝
体重0.8~2.4㎏
分布オーストラリア

生息地はオーストラリア

ミミナガバンディクートは、オーストラリアのクイーンズランド州西部や西オーストラリア州、ノーザンテリトリーの砂漠で暮らしており、他の国では見ることができない固有種です。別名「ビルビー」「フクロウサギ」とも呼ばれています。

固有種とは、タスマニアンデビルやウォンバットのような、その地域でしか生息・繁殖していない動物のことです。

現地では「ビルビー」と言われており、イースター祭のシンボルになったり、ビルビー注意の道路標識があったりと、国民に大切にされている動物の1つです。

カンガルーと同じ有袋類

あなたはお腹に袋がある動物をどれくらい知っていますか。

お腹に袋がある動物のことを「有袋類」と言い、有名なものでカンガルーや、コアラ、フクロモモンガなどがいます。有袋類の種類はオーストラリアだけで230種類にも上ります。

ミミナガバンディクートもカンガルーと同じくお腹に袋がある有袋類です。生まれた子どもを袋の中で育てます。

妊娠期間はおおよそ2週間ほどです。1回に2~3頭の子どもを出産します。生まれた子を袋に移動させたのち、さらに80日ほどお腹の袋で子どもを育てます。

出産は胎生

他の哺乳類と同じく胎生ですが、妊娠期間は短くお腹の中で14日ほど育て出産します。妊娠期間が短いといわれるカンガルーでさえ、妊娠期間がおよそ30日前後なので、ミミナガバンディクートはかなり妊娠期間が短い種と言えます。

有袋類の多くは胎盤がなかったり、あっても未熟なため、妊娠期間が短いですが、その代わりにお腹にある袋がその後赤ちゃんを守る子宮や胎盤の役割を果たします。

未熟な状態の赤ちゃんは育児嚢に移動後、その中で哺乳をして育ちます。

餌は雑食

ミミナガバンディクートは雑食です。昆虫や幼虫、種子や果物のほかに、小さなトカゲやキノコ、植物の根や球根などさまざまなものを食べています。

聴覚と嗅覚が鋭いため、小さな音やかすかな匂いを察知し、前足の長い爪を器用に使って土の中にいる虫を探します。

視覚はあまりよくないため、誤って土も一緒に食べてしまうことが多いです。ネズミのような体躯にウサギの耳を持ち合わせたような姿ですが、食性はネズミに近くなんでも食べます。

ミミナガバンディクートの特徴5つ

ここまではミミナガバンディクートの主な生態について触れてきました。

ですが、ミミナガバンディクートは日本では知名度が低く、知っている人は少ないです。

写真を見ると、小さいうさぎのような、大きいネズミのような見た目なのですが、他にどのような特徴があるのか、ミミナガバンディクートの5つの特徴を挙げて、より詳しく知っていきましょう。

ミミナガバンディクートの特徴1:夜行性

次のページ:ミミナガバンディクートは絶滅の危機に!

初回公開日:2019年08月27日

記載されている内容は2019年08月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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