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ヒョウアザラシの性格は怖いの?その理由と体の特徴についって紹介

更新日:2024年04月17日

ヒョウアザラシをご存知ですか?真っ先に思い浮かべる可愛らしいアザラシとは違い、とても獰猛で怖い生き物とされています。本記事では、ヒョウアザラシの生態や怖さについて詳しく説明しています。恐れられる理由や強さの秘訣がわかり、また一歩、動物の知識が広がるでしょう。

ヒョウアザラシの性格は怖いの?その理由と体の特徴についって紹介

ヒョウアザラシの賢さとは?

ヒョウアザラシは賢いと言われています。それにはいくつかの理由があるのです。

ヒョウアザラシは、捕らえた獲物を保存する姿が確認されています。一度に全て食べ切ってしまうのではなく、海底の岩場や比較的流れの穏やかな場所に隠しておき、後から食べるのです。食料を保存する習性は、動物界でも珍しいことです。

また獲物の腹や胴部分などを食べて、頭部は捨ててしまうヒョウアザラシも確認されており、味にうるさいものがいると考えられています。

このような頭の良さも、私たち人間にとっては怖いと感じる部分です。

ヒョウアザラシの天敵

怖いヒョウアザラシですが、ヒョウアザラシにとっても怖い存在はいます。

それはシャチです。体の大きさは、オスは6メートル程で、体重は4トンもあります。北極ではシロクマを襲うほど獰猛で、狩りの方法や賢さで言えば、ヒョウアザラシよりも遥かに上です。南極の海にも分布しているので、個体数は多くないものの、ヒョウアザラシを襲う姿が目撃されています。

またシャチ以外にも、ヒョウアザラシよりも大きいサメやゾウアザラシなどに襲われるケースもあるようです。ただお互いに遭遇する機会は少ないので、常に警戒する天敵にはなっていません。

ヒョウアザラシが生息している地域では、脅威となるような生き物は少なく、生態系の頂点に君臨していると言われるのは、そのためです。

ヒョウアザラシが行う狩りのやり方



ヒョウアザラシは単独行動なので、狩りも1匹で行います。鳥など海面に浮いている獲物は、下からゆっくりと近づいて、一気に追い込むのです。

海中以外では、岩影などに隠れて獲物が近づくのを待ち、距離が詰まったところを襲います。強靭な顎で噛みつくと、獲物は身動きが取れず、逃げられません。

捕食する時、ヒョウアザラシは獲物を丸呑みにできないので、首をくねらせ獲物を振り回し、肉を引きちぎって食べます。その姿は想像するだけで恐ろしいですね。

なぜヒョウアザラシが怖いと言われるのか理由を知っておこう



ヒョウアザラシを知ると、これまでのアザラシのイメージが覆ります。

ヒョウアザラシが住んでいるのは、南極の海域です。この辺りの食物連鎖の一番上に立っているものとしては、怖いのは当たり前の事実です。

この怖いヒョウアザラシも、他の動物と同様に、居なくなってしまうと生態系が大きく崩れてしまいます。そう考えると、とても重要な動物であることがわかり、大事にしなければいけないのだと改めて感じます。

怖くても、自然界においては大切な存在であることも、一緒に覚えておいてくださいね。

初回公開日:2022年07月15日

記載されている内容は2022年07月15日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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