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たぬきの性格と習性とは?行動特性から分かる被害対策と予防策も紹介

更新日:2024年01月27日

たぬきは昔話にもよく登場し日本人には馴染み深い動物ですが、その性格を正しくご存知でしょうか。本記事ではたぬきの性格や生態以外にあまり知られていない習性などにも焦点をあてて紹介しています。たぬきについて理解を深めたいと思っている方は是非チェックしてみてください。

たぬきの性格と習性とは?行動特性から分かる被害対策と予防策も紹介
狐に噛まれることで病気になるということを聞いたことがある方は多いでしょう。たぬきも狐と同じようにイヌ科の動物なので、同じような危険性があります。

野生動物は飼育下に置かれたペットとは違いいつどこでどんな病気に感染しているかわかりません。自然下で野ざらしで寝ていたら暖かい体温の動物に蚊やダニなどの虫が寄ってくることも想像がつくでしょう。

むやみやたらに触ったり、触ろうとして噛まれたりすることで、怪我だけでなくどのような健康被害にあうかわからないという危険があることを忘れないようにしましょう。

自宅などの資産価値を低下させることもある

外から野生の動物が無理に侵入する時点で家の外壁が壊れたり汚されたりして、家屋が痛むことは容易に想像がつくでしょう。

たぬきの場合は溜糞の習性があるため屋根裏などに住み込まれてしまうと、まず臭いが家屋に染み込んでしまう被害が発生し、その後も何の対策も講じないと糞尿などが天井の床板を腐らせて損壊する原因となります。さらに溜まった糞をそのままにしておくと、酷い時には糞の重さで天井が抜け落ちるなど家屋に甚大な被害を被ることもあるようです。

たぬき被害の予防策

被害を受けたからといって個人でたぬきを捕まえることはできません。鳥獣を保護法する法律があるため、捕獲や駆除は狩猟免許等を持った人にのみ許されています。

たぬきも元が臆病な性格で警戒心が強い動物なので、人間側が対策を打つことで無理に人間の生活域に入ってくることはありませんから、日頃から餌となる食べ物を放置しないように注意したり、ゴミを貯めておかないようにしたりするだけでも違ってきます。

ここではそれ以外に、たぬきに被害を受ける前に事前にできる予防策について紹介いたします。

網や柵を設置

農作物の被害を防ぐため侵入経路を塞ぐように柵を設置するという方法があります。たぬきは木登りもできるので、ただ高いだけの柵だとよじ登って乗り越えてしまう可能性があるため、触れると電気が流れるような柵を用意するとビックリして近づかなくなりますので良いでしょう。

設置の際は他のものに触れて漏電することのないように高さなり調整して取り付けると良いです。屋根裏などの侵入経路となりそうな穴がある場合は金網などを使って穴を塞ぎましょう。

エサとなるものを置かない

餌をすぐに手に入れることができるたぬきにとって居心地のいい場所を作ってしまうと、当然のように寄ってきます。

農作物を作っていたり家庭菜園をしていたりする方の家を狙うのではないかと思われですが、たぬきは雑食の動物なので人間が出した生ゴミなども餌としてターゲットにされてしまいます。生ゴミなどを出しっぱなしにすると、カラス同様それを狙ってやってくるようになるのでやめましょう。

定期的な見回り

日頃から見回りを行うことで、糞が落ちていたり作物が減っていたり齧られていたりなど、被害にいち早く気づくことができますし、基本的にはたぬきは臆病な性格の動物なのでたぬき方から人に近づいていくことはなく、定期的に巡回しているだけで予防策にもつながります。

見回りと一緒にたぬきが隠れられるような高い草などは刈るようにして見晴らしを良くすることによって、身を隠す場がないたぬきはより一層近寄りがたくなるでしょう。

たぬき退治法

保護の対象であるため、たぬきによる被害を受けていても勝手に捕獲したり駆除したりすることは許されません。しかし、たぬきに危害を加えず出て行くように仕向けるのなら大丈夫です。

たぬきを追い出す場合は、たぬきが嫌う臭いを散布したり煙をたいたりするほか、センサー搭載で超音波や光を向けることで嫌がって来なくなるような装置なども販売されているので、被害のある場所に合わせて使用することをお勧めします。

自治体などによっては被害が相談できる窓口を設置していたり捕獲器を貸し出してくれたりするような場所もあるようなので、まずは相談してみるのも良いでしょう。

忌避剤を使う

たぬきが嫌う忌避剤には木酢液や天敵であるオオカミの尿を利用するほか、煙を発生させ燻り出す燻煙剤のようなものもあります。

木酢液は土壌改良にも使われるものなので安心して使用出来ます。液体のもの以外にも小石状になった固形のものもあり、糞害のある場所や畑など侵入して欲しくない場所の周りに撒いたりして使います。

ただ、雨などで流れてしまうので定期的に散布しないといけません。梅雨の時期などはペットボトルに入れた木酢液を開けた口を地面から出した状態にしてそのまま埋めておいたりすると、雨に流されることもないので持続した効果が望めます。

どの忌避剤を使った後でも同じですが、たぬきを追い出した後はしっかりと侵入口を塞いでおくことが大切です。追い出せるのは一時のことで、時間が経つと戻ってきてしまう可能性が高いです。再び来ることのないように対策を忘れないようにしましょう。

超音波装置を置く

動物にしか聞こえない超音波を発生させることでたぬきを寄せ付けなくする装置も販売されており、たぬきが来ていると思わしき場所に設置することで、あとはセンサーがたぬきの動きを感知すると、嫌な音を発生し彼らを追い返してくれます。

庭などの屋外で使用する際は電池式ではなくソーラー式のものを利用すると、いつの間にか電池が切れて効果がなくなっていたなどという心配もないためお勧めです。

防獣ライトを当てる

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初回公開日:2022年08月03日

記載されている内容は2022年08月03日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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