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フィリピンオオコウモリは日本にいる?生態や特徴・見られる場所も紹介

更新日:2024年10月07日

ネットで話題になったフィリピンオオコウモリが日本にいるのか、興味がある人はいませんか。この記事では、フィリピンオオコウモリの生態や特徴、日本で見られる場所はあるのかどうかを紹介しています。フィリピンオオコウモリについて知りたい人は、ぜひ参考にしてみて下さい。

フィリピンオオコウモリは日本にいる?生態や特徴・見られる場所も紹介
「フィリピンオオコウモリは日本にいるの?」
「フィリピンオオコウモリの生態や特徴、見られる場所を知りたい」
このように、ネットで話題になったフィリピンオオコウモリについて、疑問や興味を持っている人もいるのではないでしょうか。

本記事では、フィリピンオオコウモリの大きさに関する情報のほか、その生態や特徴、日本にいるかどうか、見られる場所について紹介しています。

この記事を読むことで、ネットで話題になっているフィリピンオオコウモリが実際にどのような生物なのか知ることが可能です。この知識をもとに、フィリピンオオコウモリをはじめとしたオオコウモリに関する正しい情報を把握できるでしょう。

フィリピンオオコウモリについて興味がある人は、ぜひこの記事をチェックしてみてください。

オオコウモリの生態と特徴

オオコウモリは翼手目オオコウモリ科に属するコウモリの仲間で、名前の通り大きいサイズの種類が多く見受けられます。中には翼を広げても20cm程度のサイズしかないオオコウモリもいますが、種類によっては2mを超えるサイズのものもいるようです。

別名フルーツコウモリとも呼ばれており、花の蜜や果実などの植物食であるところが特徴です。このため、コウモリに持たれている一般的なイメージである洞窟などの薄暗いところに生息しているわけではなく、林内の樹林にぶら下がっています。

ほかにも、一般的なコウモリが夜行性であるのに対してオオコウモリは夕方のまだ明るいうちから活動するなど、独特の生態や特徴を持っています。

オオコウモリとココウモリの違いとは?

大型のコウモリであるオオコウモリとは別の分類として挙げられているのが、ココウモリです。実は、ココウモリはオオコウモリ以外の総称として用いられており、オオコウモリに属していない種類は全てココウモリになります。

そんなオオコウモリとココウモリの違いは分類以外にもあり、例えばオオコウモリが植物食であるのに対してココウモリは肉食であったり、オオコウモリが視覚と嗅覚を頼りに餌場を探しているのに対して、ココウモリはエコロケーションという聴覚を頼りにしているのです。

このように、オオコウモリとココウモリは別の分類であるため、それぞれを比較すると大きな違いがあります。

大き過ぎると話題!フィリピンオオコウモリの特徴とは?

ペットとしても人気を集めているオオコウモリですが、その中でもSNSを中心に話題を集める存在となったのがフィリピンオオコウモリです。フィリピンオオコウモリがネットで話題になったのはその大きさで、リアルバットマンだと注目されました。

そのため、フィリピンオオコウモリがどんなコウモリなのか、日本でも見ることができるのか、実際の大きさはどの程度なのかなど、フィリピンオオコウモリに関して興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

ここからは、話題になったフィリピンオオコウモリの大きさや生息地などの基本的な情報とともに、いくつかの特徴について紹介します。

フィリピンオオコウモリの大きさ

2018年にSNSのツイートで話題となったフィリピンオオコウモリの大きさは、翼の幅がおよそ150cmから170cm程度と、翼を広げるとかなり大きく見えます。このことから世界最大級のコウモリ、人間サイズのコウモリとして話題を集めました。

ただ、ネットで出回っている画像は遠近感で大きく見えるものや、実際にはフィリピンオオコウモリではないものもあるなど、信憑性は低いです。さらに、動画ではなく静画が多く取り上げられていることから、人間サイズなのかどうかの真偽は不明とされています。

それでもネットの情報をそのまま信じて掲載しているサイトも多いので、注意が必要です。

フィリピンオオコウモリの生息地

フィリピンオオコウモリの生息地は、その名前の通りフィリピンです。フィリピンの中でも、ダバオ島のマイトウムとミンダナオの熱帯雨林に生息しています。それ以外にもアフリカ、インド、アジア、オセアニアなどの熱帯地域にも生息しているようです。

これは、オオコウモリが熱帯地域に好んで生息していることが理由とされており、熱帯雨林の中で集団生活を送っています。ちなみに、夜行性なので日中は木々に逆さにぶら下がって眠っていることが多く、夜になったら餌を求めて活発に行動しています。

ただ、実際にはフィリピンをはじめとした多くの生息地で、その姿を見かけることは難しい傾向があるようです。

フィリピンオオコウモリはフルーツが大好き

一般的なコウモリは肉食性ですが、オオコウモリはフルーツバットとも呼ばれることから基本的には植物食です。このため、オオコウモリの仲間であるフィリピンコウモリも、フルーツを好んで食べる傾向があります。

フルーツのほかにも植物の葉っぱや蜜を食べることもあり、フィリピンに生息しているフィリピンオオコウモリはグアバの実が好物だとされています。

フィリピンオオコウモリは吸血性ではないため、人間も安心して近づくことが可能です。そもそも、コウモリの中でも吸血性を持っている種類は少ないとされているので、ほとんどのコウモリは吸血をしないことがわかっています。

フィリピンオオコウモリの飛行能力

フィリピンオオコウモリの特徴として挙げられるもののひとつとして、時速や飛行距離などの飛行能力が挙げられます。

例えば、オオコウモリの中でも日本に分布している種類のひとつであるアブラコウモリの場合、飛行能力はおよそ時速7~15km/h程度です。これはわかりやすく例えると、自転車と同じくらいのスピードとされています。

それに対してフィリピンオオコウモリの飛行能力は、最高速度になると時速40km/hに達すると言われているのです。しかも、飛行距離も50kmとかなり遠くまで飛ぶことができるなど、コウモリのイメージにはない身体能力の高さが大きな特徴となっています。

フィリピンオオコウモリは意外にきれい好き

コウモリに対しては、汚くて臭いなどネガティブなイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。実際、コウモリは消化が早いことから、大量に糞をまき散らしてしまう傾向があります。

そんな汚いイメージを持たれがちなコウモリですが、フィリピンオオコウモリは自分でグルーミングをするなど清潔を保つ行為を行っています。グルーミングは、体の衛生状態や機能を保つために行われる毛づくろいのことです。

ほかにも川の水を翼ですくって体にかけるなど、一般的なコウモリが行わないような清潔を意識した行動をしています。このような点から、フィリピンオオコウモリは意外ときれい好きだというところも魅力的な特徴です。
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初回公開日:2022年09月01日

記載されている内容は2022年09月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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